日本一ソフトウェア、「魔界戦記ディスガイア2 PORTABLE」明日発売
追加シナリオ「アクターレ編」や設定を紹介
株式会社日本一ソフトウェアは、PSP用の史上最凶やりすぎシミュレーションRPG「魔界戦記ディスガイア2 PORTABLE」を3月26日に発売する。価格は、初回限定版が7,329円、通常版が5,229円。CEROレーティングはA(全年齢対象)。
今作ではシリーズ名脇役のアクターレが主役の新シナリオ「アクターレ編」の追加によりゲームのボリュームがアップし、仲間になるキャラクター、使用可能な技、システムなども追加され、さらなるやり込みプレイを刺激する内容となっている。発売が間近に迫った今、そうした追加要素を中心に一挙紹介する。
■ メインキャラクター
新汎用キャラクターとして、侍(女)とデスサーベルに続いて新たに新汎用キャラクターが判明。人型キャラクターの中でも人気の高い「天使兵」と、魔物型キャラクター「エンテイ」の2種類。
シリーズ第1作に登場して人気を集めた天使兵が参戦。可憐さはもちろん、魔法攻撃や回復でそつなく活躍できる優等生キャラクター | ||
大型の魔物型キャラクター、エンテイ。押し出しの効いた見た目を裏切らない実力を持ち、打たれ強く物理攻撃に優れたアタッカー |
この他の新加入キャラクターとして、ゼタ、魔王プリエ、中ボスの3キャラクターに続き、イベント戦闘に勝利すると仲間になるエクストラキャラクターがいることも判明。あわせて6キャラクターの追加となった。
■ 追加シナリオ アクターレ編
追加シナリオのアクターレ編は、本編での名脇役・アクターレが主人公のシナリオで、固有のキャラクターが登場する。時代は、アデルのママが魔王ゼノン召喚の準備を進めているころで、本編の少し前となる。
売れないダークヒーローのアクターレは、以前はテレビにCMにと引っ張りだこだったが、とある出来事をきっかけに人気ががた落ちし落ち目になってしまった。しかし大家族の長男の彼は、苦しい状況を家族には見せられない。チャンスをつかんで返り咲くべく、持ち前の超前向き(かつ勘違い気味)な姿勢で仕事に飛びついた。今日の仕事は、「お子様に人気のヒーローショー」か「辺境魔界・ヴェルダイムを特集する旅番組」の2択だったが……。
アクターレ編の拠点は、彼の実家。なぜか部分的に超ゴージャスな彼の家の庭先に、各機能の担当者が集まっている
仕事に出撃! というわけで、エリアマップへの移動はディレクターに話しかけて行なう | 拠点には、あちこちにアクターレの家族の姿が。話しかけることで、意外なアクターレの一面が…… | 本編の拠点と同じく、ところどころに宝箱が。これを探すのもひとつの楽しみのひとつ |
ゲーム中で、各システムなどの説明を確認できる戦闘知識。アクターレ編では、ここでもアクターレが説明役を買って出ている。「ディスガイア2」を遊び慣れているプレーヤーにとっては見逃しやすいところだが、アクターレファンには一見の価値あるかもしれない。
■ アクターレ編 追加システム
アクターレ編では、従来のシステムにプラスして、ふたつの追加システムが使える。また、1度アクターレ編をクリアしたデータを引きついでプレイすると、本編シナリオのプレイ時にも、これらのシステムが使えるようになる。
【魔チェンジ】:シリーズの続編にあたるPS3「魔界戦記ディスガイア3」で好評を呼んだシステム。味方の魔物型キャラクターが武器にチェンジし、それを人型キャラクターが装備すると2キャラクターの能力をあわせて戦えるようになる。本作では、さらに魔チェンジがパワーアップすることが判明している。
【投げレシーブ】:こちらも「魔界戦記ディスガイア3」で好評だったシステム。投げの目標地点に味方の魔物型キャラを配置すると、投げられたキャラクターが魔物型キャラによってレシーブされ、その魔物型キャラが向いている方向に飛ぶ。足場に使ってバウンドさせれば、飛距離を大幅に伸ばせる。
■ 追加要素
【音楽屋】:ゲーム中に流れる各楽曲は、プレイ中に聴くと音楽屋のラインナップに登録される。音楽屋で各曲を購入すれば、【アイテム界】のBGMに設定できる。なかには、特定のイベントでしか聞けない曲や、アクターレ編のみで聴ける曲などもある。
【記録屋】:アイテムの収集率から、総プレイ時間、最大ダメージ値などのプレイ内容を閲覧できる。手に入れたアイテム一覧や、パーセンテージなど具体的なデータが表示され、やり込み度が一目でわかる。
【色替え屋】:今までの汎用キャラクターは職業のランクで色が決まっていたが、色替え屋で好みのパターンに変更できるようになった。例えば、魔法使い(女)の最上級ランクは「銀河魔法使い」だが、赤魔法使いと同じくピンク色の髪にも変えられる。
【レベルスフィア】:アイテム界のフロアに稀にレベルスフィアというオブジェクトが登場。レベルスフィアを味方キャラが持ち上げている状態でマップをクリア(スキップも可)すると、レベルスフィアを入手でき、レベルスフィアに設定された数値分だけアイテムのレベルアップ回数が加算される。アイテム界での強化は限界があったが、レベルスフィアでさらに上乗せして強化ができるようになる。
【新議題の追加】:「やり込みは楽しみたいけれど、戦闘には適度な刺激が欲しい」というプレーヤーにこたえるために、PS2版では「敵をもっと強くしてほしい」という議題が用意された。本作では、この議題のグレードアップ版が追加され、1度可決すると、従来の議題よりも大幅に敵が強化される。ただし上限値は同じ。
■ 要チェック情報 セーブデータの連動特典
各汎用キャラクターには、作成の条件が設定されている。本作で新たに追加される侍(女)の作成条件は、「シリーズ前作であるPSP『魔界戦記ディスガイア PORTABLE』か、PSP『魔界戦記ディスガイア PORTABLE 通信対戦はじめました。』のセーブデータを持っている」というもの。これはファンサービスとして侍(女)をプレゼントということになる。
また、新特殊技として銃の新技【コキュートス】、剣の新技【超魔王十字斬】、星の最上級魔法 【ペタスター】などが追加された。ペタスターの演出では、イラストレーター・漫画家の江草天仁氏の描き下ろしイラストが挿入されている。
■ 「ディスガイア2」の基本
ここでは、シリーズの基本をおさらいしておく。
【暗黒議会】:「お店にもっと良い商品が欲しい!、「攻撃された際の反撃回数を増やしたい!」、「戦闘中の移動距離を伸ばしたい!」など、さまざまな願いを提案し、賛成多数で可決されれば実現できる。魔界化した議会では、ワイロを使った根回しが歓迎されている。賛成票が集まらず否決された場合は、戦闘で反対議員を打ち倒せば力ずくで可決できる。
【キャラメイク】:ストーリーが進展することで仲間になって行く固有キャラクターとは別に、「キャラメイク」を行なうことで汎用キャラクターを仲間にすることができる。汎用キャラクター達は、それぞれが独自の能力に特化しており、戦闘を進めて行く上で重要な役割を担っている。
【連携】:敵に隣接して通常攻撃を行なう際に、そのキャラに味方が隣接している場合、味方が攻撃に参加してくれることがある。コマンドを実行したキャラクターの行動を消費するだけで、1人で攻撃したときの数倍のダメージを与えられる。
【持ち上げる】、【投げる】:高低差が大きく通常の徒歩移動だけでは攻略が難しいときは、複数キャラで持ち上げを行ない、投げ上げれば目的地にもスムーズに到達できる。
【ジオエフェクト】:戦闘マップには特殊な効果を持つジオシンボルと、その効果を発揮するジオパネルが登場する。ジオシンボルの持つ効果は、シンボルの乗っているパネルと同じ色のパネルに適応され、キャラクター達に影響を及ぼす。この効果をまとめて「ジオエフェクト」と呼ぶ。ポジティブな効果も複数存在する。シンボルは【持ち上げる】、【投げる】で移動させたり、攻撃で破壊できる。
【アイテム界】:アイテムの内部には、それぞれの「アイテム界」が広がっている。ランダムダンジョンになっているアイテム界に潜り、各フロアを攻略すれば、そのアイテムの能力を引き出せる。ここでしか登場しない特殊な敵「界賊」が乱入してくるといった刺激がある。
【裁判システム】:ゲーム中で条件を満たすと、「罪状」というアイテムが手に入る。このアイテム界には裁判所があり、専用のゲートから入ると裁判を受けられる。めでたく有罪になるとゲートをくぐったキャラクターに前科が付き、前科の数にあわせてメリットが付加される。
【裏時空エリア】:普通の戦闘に飽きたプレーヤー向けのエリア。条件を満たすと、エリアマップとは段違いの難易度を誇る裏時空エリアに挑戦できる。敵のレベルや配置、ジオエフェクトが凶悪なのはもちろん、ここにのみに登場する【ダーク太陽】が波乱を巻き起こす。
■ 初回限定版情報 関連タイトル情報
初回限定版の特典内容として、『復刻版サウンドトラックCD2枚』と『新シナリオ用の新規のBGMとボーカル曲を収録したマキシシングルCD』の豪華CD3枚組みを予定している。
(c)2006-2009 NIPPON ICHI SOFTWARE INC.
□日本一ソフトウェアのページのホームページ
http://nippon1.jp/
□「魔界戦記ディスガイア2 PORTABLE」のページ
http://disgaea.jp/psp2/
(2009年 3月 25日)