NHN Japan、WIN「R2 -Reign of Revolution」
攻城戦・スポット戦の内容と3クラスの立ち回りを公開

3月18日~31日 クローズドβテスト実施予定



 NHN Japan株式会社は、Windows用MMORPG「R2 -Reign of Revolution」(以下、「R2」)のクローズドβテスト「R2先発隊」を、3月18日から31日にかけて実施する。「R2」は、GvG(ギルド間戦争)を主軸とした作品で、ギルドメンバーの団結力を極めて重視するデザインが特徴となっている。

 今回は、本作のメインコンテンツである「攻城戦」と、3つのクラスの概要を紹介する。なお、クローズドβテスターの募集はすでに終了している。





■ 装備品は戦利品やクエストで整え、「スキルブック」を購入する

装備品は高価なので、序盤はクエストで入手するといいだろう

 攻城戦の前に、まずはキャラクターの装備品を整えたいところ。本作の武器防具屋で販売されている装備品は、値段が高めに設定されている。その代わり、モンスターを倒したり、クエストをこなすことで、ある程度の装備品が整う仕組みになっている。クエストは、頭上に「Q」のマークが表示されたNPCに話しかけると受注できる。NPCのアドバイス通りにクエストをクリアすれば、そのNPCが着用している装備を入手できる可能性もあるという。

 「R2」のスキルや魔法は“覚える”という概念がなく、「スキルブック」を所持しているだけで使用できる。「スキルブック」は、アシュバン村のNPC「ケン」が販売している。「スキルブック」は消費アイテムではないので、スキルを使ってもなくなったりはしないが、一部の「スキルブック」は使用回数が決まっている。またエルフに限り、使用期間が制限された「お試し版スキルブック」も販売される。これは、アシュバン村のどこかで購入できるという。


【スクリーンショット】
NPCの頭上にある「Q」マークが、クエストを頼みたがっている証アシュバン村で「スキルブック」を販売しているNPC「ケン」
「スキルブック」を所持していればスキルや魔法が使用できる。派手なエフェクトも印象的だ



■ 攻城戦ではギルドマスターの動きが重要

攻城戦の舞台となる城
たとえギルドメンバー数が多くても、10名以上がログインしていなければ城は占領できない

 攻城戦とスポット戦は個人では参加できず、ギルド単位で参加することになる。ただし攻城戦の実施時に、ギルドマスターを含むギルドメンバーが10人以上ログインしていることが参加条件となる。10人に満たない場合、占領のキーとなるオブジェクトにダメージを与えられないため、占領の権利が得られない。

またギルドメンバーのログイン人数は、攻城戦中も常時カウントされている。攻城戦開始時は10名でも、誰か1人がログアウトすると占領できなくなる。逆に攻城戦開始時に9名でも、誰かがログインして10人になればオブジェクトに攻撃できるようになる。

 攻城戦ではまず、場内に入るため「城門」の破壊から始まる。続いて城内にある「守護塔」の破壊を目指し、他のギルドと交戦しながら突き進んでいく。

 「守護塔」を破壊するには2つの条件がある。1つは、「守護塔」にダメージを与えられるのは近接攻撃のみ。もう1つは、最後の1撃はギルドマスターでなければいけないということ。遠距離攻撃や魔法に特化したキャラクターは「守護塔」周辺で防衛にあたり、近接攻撃系のギルドメンバーは「守護塔」を攻撃しながらマスターを守る、という形になりそうだ。

 ギルドマスターが「守護塔」を破壊すると、「守護塔の加護」を受けて光り輝き、防御力が大幅に上昇する。この状態で、城門付近にある「封印石」を破壊すれば「刻印」が完了し、攻城成功となる。ただし「封印石」を破壊する前に倒されてしまうと、もう1度「守護塔」を破壊しなければいけなくなる。「守護塔の加護」は防御力が上がるとはいえ、輝きで非常に目立つため、ギルドメンバーのガードは非常に重要になる。

 1度「刻印」を成功させても、攻城戦の時間内であれば戦いは続く。攻城戦で「封印石」が破壊された場合は、破壊したギルド以外のキャラクターは、自動的に付近の村に転送される。そして今度は「刻印」を成功させたギルドが城の防衛側に周り、攻め込んでくる他のギルドを迎撃しなければならない。最終的に、攻城戦終了時に「刻印」の状態を維持していたギルドが城を占領できる。


【スクリーンショット】
「城門」「封印石」「守護塔」
攻城戦の流れは、「城門」の破壊、次に「守護塔」の破壊、そして「封印石」の破壊、そして「刻印」状態を維持することとなる



■ スポット戦は刻印していた時間で勝敗が競われる

スポットにある「守護石」の破壊が目的だ
「スポット占領」は、「刻印」を維持していた時間に応じたポイントで勝敗が決まる

 攻城戦中には、大陸内スポット(フィールド)の占領を目的としたギルド間戦争「スポット占領」も行なわれる。スポット占領の流れはシンプルで、スポット内にある「守護石」を破壊して「刻印」を施し、あとは維持するだけでいい。攻城戦との違いは、「守護塔」などがなく、いきなり「守護石」を破壊(刻印)できるところ。刻印したギルドが頻繁に入れ替わることもありえるだろう。

 ただしこちらは「刻印」の維持時間から算出されるポイントによって、占領ギルドが決定する。ポイントは、「『刻印』を維持していた時間(分単位)」の半分が基本取得ポイントとなる。ただし例外として、攻城戦終了時に「刻印」を維持していた時間だけは、半分にならずそのまま取得ポイントとして加算される。これらのポイントの合算が最も多いギルドが、そのスポットを占領することになる。最後に「刻印」したギルドがポイントで優位に立てるので、逆転の可能性も高くなる。

 スポット戦でも攻城戦と同様、「守護石」が破壊されると、破壊したギルド以外のキャラクターは付近の村に転送される。なお、攻城戦開始時に占領ギルド以外のキャラクターが「城」や「スポット」などの攻城戦地域にいた場合は、自動的に付近の村に転送される。




■ 3クラスの立ち回り

 最後に、各クラスの攻城戦での立ち回りを紹介する。クラスは、「ナイト」、「レンジャー」、「エルフ」の3種類がある。

 「ナイト」は、キャラクターがギルドマスターかどうかで立ち回り方が異なる。ギルドマスターの場合は、相手を倒すことよりも、自分が倒されないことを念頭におく必要がある。メンバーの動きを統率し、攻撃を受けにくい位置取りを心がけるといいだろう。ギルドマスターでない場合は、攻撃力と防御力の高さを活かし、「レンジャー」や「エルフ」を守る壁になり、敵の「ナイト」の流入を防ぐことになる。前線を押し上げながら、味方を守る頼もしいクラスとなっている。

 「レンジャー」は、銃や弓による遠距離攻撃がメインのクラスだ。味方の「ナイト」が構築した前線の後ろで、敵に攻撃が届くギリギリのポジションから遠距離攻撃を仕掛ける。同一ターゲットへの一斉射撃が、前線を押し上げる鍵となりそうだ。銃や弓を使用するには、弾や矢が必要になるため、弾切れにも注意が必要。短剣による攻撃も可能で、動きも身軽なため、“おとり”となって敵を陽動したり、偵察としても動ける。

 「エルフ」は、他の職業に比べてHPが低く、打たれ弱いというマイナス面があるものの、攻城戦には欠かせない魔法が使えるクラスだ。「スキルブック」を所持していないと魔法が使用できないため、複数の「スキルブック」を用意しておくことは必須だろう。攻撃魔法をメインとするか、支援魔法をするかの選択も重要となる。HPが少ないことから戦争中は狙われやすいが、堅固な装備も用意されており、油断して近寄ってきた相手に手痛い反撃を仕掛けることも可能。相手の能力やHPが見えない「R2」ならではの戦略といえる。


【ナイト】【レンジャー】【エルフ】
攻撃力と防御力の高さを活かし、前衛として活躍する。また、ギルドマスターはナイトしかなれないため、ギルドを作りたければナイトを選ぶ必要がある銃や弓などの遠距離攻撃がメインで、俊敏さを活かしたトリッキーな動きもできそうだ打たれ弱い反面、強力な魔法が使える。攻撃魔法か支援魔法か、「スキルブック」の選択も重要だ

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(2009年 3月 16日)

[Reported by 日高文典 ]