ソニー、2008年度連結業績を発表
PS3タイトルの売上が大幅に伸びるもPS2は大幅減
5月14日 発表
ソフトの売上本数でPS2を逆転し、PSPの2倍以上を記録したPS3 |
ソニー株式会社は、ソニーグループの2009年3月期(2008年4月1日から2009年3月31日まで)の連結業績を発表した。
ソニーグループ全体の売上高および営業収入は7兆7,300億円(前年度比12.9%減)、営業損益は2,278億円の損失、純損益は989億円の損失と、減収、損失を計上。分野別に見ると、円高と世界的な景気後退などにより、エレクトロニクスと金融が損失に転じたことが大きく影響しているようだ。
ゲーム分野は、プレイステーション 3用ソフトウェアの売上本数の増加があったものの、プレイステーション 2の本体およびソフトウェアの売上数量が減少したため、全体で減収となった。売上高は1兆531億円(前年度比18%減)、営業損失は585億円で前年度よりも661億円改善された。
ゲーム分野の来期の見通しについては、円高の影響およびPS2ビジネスの売上の減少などにより、減収となる見込み。営業損益は、ハードウェアのコスト改善、ソフトウェアタイトルの充実などによるPS3ビジネスの損益改善を見込んでいるものの、為替の悪影響とPS2ビジネスの減少により、引き続き損失を計上すると見込んでいる。
ハードウェアの売り上げ台数は、PS2が791万台(前年度比42%減)、PSPは1,411万台(同2%増)、PS3は1,006万台(同10%増)。ソフトウェアは、PS2が8,350万本(同46%減)、PSPは5,030万本(同9%減)、PS3は1億370万本(同79%増)。
来期のプレイステーションシリーズの見通しは、PS2本体が500万台、PSP本体は1,500万台、PS3本体は1,300万台、パッケージソフト(PS2/PSP/PS3)は2億4,000万本、そしてネットワーク売上は前年比3倍の500億円を見込んでいる。
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(2009年 5月 14日)