ニュース

PS5、2021年度グッドデザイン賞「グッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)」を受賞

【PS5:グッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)】

10月20日 受賞

 ソニー・インタラクティブエンタテインメントは10月20日、家庭用ゲーム機「プレイステーション 5」が、「2021年度グッドデザイン賞」において「グッドデザイン・ベスト100」に選出され、「グッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)」を受賞したことを明らかにした。

 グッドデザイン賞は、1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザインの推奨制度。デザインを通じて産業や生活文化を高める運動として、国内外の多くの企業やデザイナーが参加している。その中でも「グッドデザイン・ベスト100」は、2021年度グッドデザイン賞受賞対象の中で、これからの生活・産業・社会を導き、明日を拓き得る優れたデザインとして100件を選出。さらに、2021年度に選ばれたすべてのグッドデザイン賞受賞対象の中で、特に優れたデザインとして審査委員会より選出された対象に「グッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)」が与えられる。

審査委員の評価

 プレーヤーのみならずとも、本機の登場を待ち望み、どのようなプロダクトになるかを期待を持って見守っていた人が多くいたであろう本製品。その期待に違わず、これまでと一線を画す三次曲面で構成され、シンボリックでまさにエモーショナルな佇まいと共に出現した。パネルを貫通したマークは、裏面も露出するこの稀有な造形ゆえ実現できたアイデアである。また、左右2枚のパネルで挟む構造は、取り外し可能で内部のクリーニングを行ないやすい。側面形状から横置き不可と感じたが、同梱の縦置きと横置き対応のスタンドにより可能となっていることも嬉しい。付属のDualSenseワイヤレスコントローラーも本体同様のデザインテーマにより仕上げられており、ホールド感も良い。無塗装、樹脂打ちっ放しの筐体は、高級感のある仕上がりとは言えないものの生産工程の簡略化とリサイクルへの配慮と考えられる。これまでいかなるプロダクトでもお目にかかれなかった新しい形は、世界のプレーヤーが十分満足出来るプロダクトに仕上がっている。

(担当審査委員:渡辺弘明氏、小林 茂氏、手槌りか氏、林 信行氏、Miles Pennington氏、山﨑宣由氏)

□プレイステーション 5「グッドデザイン・ベスト100」受賞の詳細はこちら