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「FFXIV: 漆黒のヴィランズ」新エリアレポート

プレーヤー拠点「クリスタリウム」、その周辺の町「レイクランド」、妖精の国「イル・メグ」をたっぷり紹介

6月28日 アーリーアクセス開始

7月2日 正式サービス開始

 スクウェア・エニックスは、6月28日からアーリーアクセスがスタートする「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ」のメディアツアーを開催した。

 このレポートでは今回解放されたプレーヤー拠点「クリスタリウム」と、その周辺の町「レイクランド」と、妖精の国「イル・メグ」の風景をたくさんのスクリーンショットでお届けしたい。なお、このバージョンは4月30日のもので、最終調整前であり、リリース時には大きく変更される可能性があることをご了承願いたい。

 試遊ではクエストはすべてマスクされていたが、いくつかのF.A.T.E.と、Aモブ、Bモブは時折フィールド上に発生していた。

上下に広がる多重構造の街「クリスタリウム」

 クリスタリウムは、ノルヴラントの中央部にある「レイクランド」に築かれた光の氾濫に抗する抵抗都市。「クリスタルタワー」と呼ばれる不可思議な水晶の塔の下に、多種多様な種族の人々が身を寄せ合って暮らしている。人類の脅威「罪喰い」との戦いを続ける最後の砦でもある。

エーテライトがある「円蓋の座」付近。この拠点を象徴する美しい場所だ

 「紅蓮のリベレーター」の拠点都市「クガネ」が平面的だったことで、今回は立体構造にしたという吉田氏の言葉通り、クリスタリウムは様々な施設が積み重なるように存在する立体的な都市だ。

複雑な多層構造になった都市。早めに都市内エーテライトを開放したほうがよさそうだ

 最前線らしい緊張感と、生活の場としての農場や牧場と住居、知識人たちが集うアカデミックなスペースと、多彩な顔を持っている。住居エリアには中に入れる部屋も複数作られている。

三学科の座にあるホルトリウム園芸館
巨大な図書館になっている博物陳列館

 立体構造の街ではあるが、リムサ・ロミンサのように2つのマップに分かれているわけではなく、施設が上下に重なっているわけではないので、マップの切り替わりはない。上から下の階層に直接飛び降りることができる場所もある。クガネのように山登りができる場所があるかどうかは、今回の試遊では判別することができなかったので、ぜひアーリーアクセスが始まったあと探してみて欲しい。

アマルジャに似た蛮族アマロが動物の世話をしているテメノスルカリー牧場
東京ファンフェスでも紹介されたカテナリー居住館

迫りくる光の氾濫に抵抗する最後の地域「レイクランド」

 「レイクランド」はクリスタリムの周辺に広がる地域。エリアのどの場所からも、そびえるクリスタルタワーを望むことができる。光の氾濫にさらされたせいか、植物や土地は白っぽく変容している。その姿は美しさもあるが、わずかに残る緑が侵蝕されている様子に危機感も感じる。このエリアには破壊された街やアンデッドが徘徊する城があり、かつての激戦がしのばれる。現在も砦が作られ、迫りくる脅威に抗している。

クリスタリウムの周辺に広がる地域。間際まで光の氾濫の影響が及んでいる

 「漆黒のヴィランズ」ではF.A.T.E.のコンプリート報酬として、様々なアイテムと交換できる専用トークン「バイカラージェム」が登場する。今回の試遊でもエーテライトが設置されているジョップ砦には交換用のNPCが立っていた。

このエリアの施設が集まるジョップ砦
ジョップ砦にあるバイカラージェム交換ショップ

 よく探すと温泉があったりと、大変な世界ではあるが、この世界にもそこなりの楽しみはあるようだ。このエリアでは「紫葉団との戦い:アジト設営」と「紫葉団との戦い:アジト構築」のような連続F.A.T.E.も発生する。見つけたらぜひ遊んで、世界観を楽しみつつトークンを溜めて欲しい。

断崖の上にあるラクサン城。城の庭にはアンデッドが徘徊している
城の入り口付近から中をのぞいたところ。首吊り塔などという物騒な名前の塔もある
温泉施設。数人がくつろいでいた

美しく、メルヘンとファンタジー溢れる妖精郷「イル・メグ」

 イル・メグは、光の氾濫を全く感じさせない緑あふれるエリアだ。ピクシー族が住む妖精郷だけあって、空中には花が浮かび、色彩豊かでファンタジックな風景が広がっている。

平和な風景のイル・メグ

 山岳部に広がる高原地帯であり、以前はフッブートと呼ばれる王国が栄えていた。しかし「光の氾濫」を境に、人々が他地域に去ったことで、今ではピクシー族に代表される妖精たちの郷となっている。

かつての国の残滓なのか、湖には建物が沈んでいる
妖精の住居らしき建物

 エリアの中央には無数のステンドグラスで彩られた城がそびえる。その周辺は湖になっており、湖の中に街や城の一部が沈んでいるのが見える。

中央にそびえる妖精の城
城への道にはパイッサの新種も?

 湖畔にはピクシー族のものらしい不思議な形の集落や建物も点在している。また、何かの姿をかたどったトピアリーのようなものがそこかしこに立っている。これがピクシーたちの崇める神様なのか、それともどこかに登場してくるのかは謎だ。湖の近くには、今回公開されたダンジョン「ドォーヌ・メグ」への入り口もある。

キノコの家がある場所も。何が住んでいるのだろう?
水底にも何かの秘密が隠れていそうだ

【「FFXIV: 漆黒のヴィランズ」メディアツアーレポート目次】

【特集トップページ】
「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ」メディアツアーが開催

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