ニュース
【UBIDAY 2017】「アサシン クリード オリジンズ」、ボス格を瞬殺!華麗なバエクのデモプレイを披露
美しい4Kグラフィックスも試遊台で体感!
2017年10月9日 21:16
ユービーアイソフトは10月9日、渋谷ヒカリエホールにて自社単独イベントとなる「UBIDAY 2017」を開催した。
会場では「レインボーシックス シージ」のe-Sportsイベントをはじめ、ファン垂涎の各タイトルオリジナルグッズが並ぶ物販、注目タイトルや発売前のタイトルが遊べる試遊台などが展開されたたほか、コスプレイヤー大歓迎で開催されており、ファンが詰めかけ熱気あふれるイベントとなっていた。
そんな中、ステージイベントの一環として、10月27日発売予定のプレイステーション 4/Xbox One/PC用「アサシン クリード オリジンズ(以下、オリジンズ)」のデモプレイが行なわれた。ステージに登壇したのはMCの豊田萌絵さん、エレキコミック今立進さんと、SHARE LOCK HOMESのYUMAさん、ユービーアイソフトPRマネージャーの福井蘭子氏。デモプレイはMC陣から"アサシン教習所"と表現された、時に厳しい指示が飛ぶ福井氏の解説と指導を受けつつ、YUMAさんが実演するという形で行なわれていた。
会場では「オリジンズ」の試遊台も展開されており、筆者もこちらを体験することができたのだが、デモプレイで披露されたのは福井氏曰く試遊台よりも「ちょっと進んだ」ビルドだということで、試遊台よりも少し先のクエストが紹介された。
デモプレイの前には、福井氏より改めて「オリジンズ」の物語と時代背景について紹介が行なわれた。「オリジンズ」はそのタイトルが表す通り、「アサシン クリード」シリーズの"起源"を示すものだという。今作の主人公の「バエク」は古代エジプトの警備隊のような役割を担う「メジャイ」の最後の1人であり、物語の開始時点ではまだ「アサシン」ではない。「オリジンズ」では、クレオパトラやプトレマイオス13世のいる時代、プトレマイオス朝の末期に、「メジャイ」であるバエクがいかにして「アサシン」となり、アサシン教団を作り上げたのかという"起源"が語られるのである。
いわばすべての「アサシン クリード」始まりの物語のため、長く続いた「アサシン クリード」シリーズを未プレイであっても、下知識なしで違和感なくプレイを始めることができるし、既プレイであれば未来の「アサシン クリード」に繋がる起源を目の当たりにすることができ、世界観をより深く理解することができるだろう。
単身敵地に乗り込み、あっさり"ボス格"を暗殺するバエクの姿が!
デモプレイで紹介されたクエストは、バエクの妻、「アヤ」と懇意にしている神官の双子が、牛の餌に有毒な桃の種を仕込んだことが発覚するところから始まる。
バエクとアヤが2人を問い詰めると、双子の元には盗賊によって誘拐された兄の切断された指が送り付けられており、指示に従わなければ兄は「ワニの餌にしてやる!」と脅されていたことがわかる。双子は兄の身を案じる余り、神官という身分でありながら「God」と表される神聖な牛に毒を盛ったのである。
放ってはおけないとさっそく調査に乗り出すバエク。アヤの指示を受け、目的地に向かう途中では高低差のある場所に張られたロープを伝って移動するアクションや、相棒の鷹である「セヌゥ」による偵察、パルクールというにはあまりにワイルドな素手による登攀などが見られた。
特殊な能力を持つメジャイであるバエクは非常に頑強で身体性能に優れている。そそり立つ岩壁をものともせずにスイスイと登っていく様は、アクションを見ているだけでも「おお……!」と、思わず感嘆の声が漏れるほどであるし、敵地に潜入する際には敵の視界から逃れて死角を突くのに役立ちそうだ。
実際、デモプレイでも高低差による死角を利用して敵の上に飛び降り、暗殺に成功する場面も見られた。「オリジンズ」では相手の攻撃を待って反撃することで、ローリスクで敵を倒すことができた「カウンター」が廃されているため、同時に複数の敵を相手にするのは難しいバランスになっているとのことで、なるべく見つからずに1人ずつ暗殺していくのがセオリーとなるそうだ。
そのエリアでは強敵とされるボス格の相手も、視界の外からの急襲により労せずして暗殺することにも成功しており、あまりにアッサリと難関を超えてしまったため、ここではステージからも会場からも笑いが漏れた。
今回はこうした展開になったが、「双子の兄を救出する」のがクエストの目的のため、目的達成のためには難易度こそ高くなりそうなものの、敵に正面から肉弾戦を挑んで全滅させてもいいし、近くで火事を起こして敵をそちらに集め、その隙に兄を救出することもできるという。目的を達成する手段は様々であることが紹介され、肉弾戦か暗殺か、はたまた別の手段を用いるのかと色々と考える楽しみがありそうだ。
その後、バヤクは弱った双子の兄をワイルドに担ぎ上げ、馬に載せて無事に家まで連れ帰ったところでデモプレイは終了となった。この後には盗賊の復讐があるのだろうか、指を失った兄は意気消沈してはいないだろうか、双子の神官の処遇はどうなったのだろうかなど、今後どのようなストーリーが展開されるのか、楽しみだ。
4Kでの試遊では美しい古代エジプト世界が広がる
会場ではデモプレイの鑑賞のほか、試遊台も短い時間ではあるが実際にプレイすることができた。E3や東京ゲームショウのモンスターエナジーブースで展開されていたものと同じビルドだということだが、やはり目を惹くのはそのグラフィックスの美しさだ。
Xbox Oneと4Kモニターによって表現された古代エジプトは、荒涼とした砂漠、人々の息づく街並み、そしてと広がる海がリアルに再現されていた。ユービーアイソフトは「オリジンズ」において古代エジプト世界を再現する試みに全力で取り組んだとのことで、かつての古代エジプトはきっとこんな感じだったのだろうなぁというある種の説得力を持った世界が広がっている。
そこで展開されるストーリーは宗教上重要な意味を持つ黄金像を盗んだ疑いをかけられ、神官にこっぴどく糾弾されている少年を救うというものだ。実は黄金像は海に沈んでいるため、バエクが海に潜る、船に乗る、あるいは巨大の船の船首をよじ登り、文字通り"乗り込む"アクションなども体感することができた。
ちなみに黄金像を横領した敵と戦うシーンなどもあったのだが、敵は手下を連れているため、正面切って戦うと囲まれてあっというまに倒されてしまった。弓や死角を用いて敵の数を減らすことの重要さを思い知らされた形で、短い時間ながら色々と試す試行錯誤を楽しむことができた。……今回、結果として敵を倒すことができず、少年を救うことは叶わなかったのだが。
ともあれ、発売が間近に迫った「オリジンズ」。世界同時発売ということで、時差の関係で日本では世界最速クラス(概ね3番目ほど)で楽しむことが可能だ。10月27日の発売日を楽しみに待ちたい。
© Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Ubisoft, Ubi.com and the Ubisoft logo are trademarks of Ubisoft Entertainment in the U.S. and/or other countries.