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“手の平スーファミ”「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」開封レポート

開封から各部ディテールまでチェック! ホームメニューや設定なども触ってみた

10月5日 発売

価格:7,980円(税別)

 任天堂のミニサイズハードシリーズ第2弾、「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン(以下、『ミニスーファミ』)」がついに発売となった。発売日の朝から家電量販店等にたくさんの行列ができ大盛況の様子だが、筆者も1台購入できたので、開封からセッティング、そして少し触ってみての感想などをお伝えしていこう。

 まずはパッケージの開封だが、昨年に発売された「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」同様に当時のスーパーファミコンのパッケージが再現されている。スーパーファミコンを買ったことのある人ならそのパッケージに思わず「懐かしい!」という声が出ること間違いなしだ。

1990年に発売されたスーパーファミコンのパッケージイラストをそのままに再現されている。このパッケージで当時のワクワクした思い出が蘇るミドルエイジな人も多いのでは?
背面には収録されているゲームソフトの紹介などがある

 パッケージから中身を取り出すと、これまた昨年に発売された「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」同様、まず本体の小ささに「小さい!」と声が出る。

 今回はコントローラーのサイズはプレイのしやすさを考慮してミニではなく元のサイズになっているのだが、そのコントローラーと並んでいることで、より本体のミニサイズ感が際立っているところもある。

まさに手の平サイズなミニスーファミの本体
パッケージから取り出したときはこのように収納されている。コントローラーが元の大きさのままなので、それと一緒に収まっているぶん本体のミニサイズ感がより強く感じられる

 同梱されているのは、本体1台にコントローラーが2個、ハイスピードHDMIケーブル1本、電源級共用USBケーブル1本、取扱説明書に保証書となる。

 「ミニスーファミ」では収録されている各ゲームからホームメニューへ戻るときにリセットボタンを押すため本体を“手に届く距離&テレビより適度に離れている”という位置に置けるのが望ましい。付属しているHDMIケーブルとUSBケーブルのケーブル長はどちらも約1.4m。コントローラーのケーブル長も同じく約1.4mあるので、ほとんどのご家庭では問題なさそうだ。

 それでも、かなり大画面のテレビでプレイするのでもっとテレビと本体の距離を離したいという人は、HDMIケーブルとUSBケーブルを別で用意した方がいいだろう。

パッケージには、本体1台、コントローラー2個、ハイスピードHDMIケーブル1本、電源供給用USBケーブル1本、取扱説明書、保証書が同梱されている

 本体を見てみると、手の平サイズながらディテールの細かさや再現度の高さに、思わずニヤリとさせられるものがある。本体の電源をオン/オフする「電源スイッチ」と、ホームメニューへと戻るための「リセットボタン」は実際に動くパーツになっているが、カートリッジスロットやイジェクトボタンは形だけの作りになっている。

 本体の手前側には元のスーパーファミコンと同じコントローラーの差込み口があるが、これは形状を再現してあるフタになっていて、フタを開くと本当の差込み口が現われる。

底面の端子などがないのは少し寂しいものの、普段目に触れる部分は細かなディテールもしっかり再現されている。電源スイッチとリセットボタンは実際に使う可動パーツになっている

 このコントローラーの接続端子は、以前から想像されていたがWiiリモコンの外部拡張コネクタと同じ端子になっていた。機能面も同じかは定かではないが、ミニスーファミ付属のコントローラーをWiiリモコンに繋ぐこともできた。おそらくミニスーファミのコントローラーは、以前にあった任天堂のサービス「クラブニンテンドー」にてプレゼントされた「Wiiスーパーファミコンクラシックコントローラ」を元にしているのだろう。

 コントローラーの方はというと、元のスーパーファミコンのものと比べてもみたのだが、大きさもボタンの質感や表面の梨地加工の手触りなど、いずれの点でも非常に高く再現されている。前述のとおり「Wiiスーパーファミコンクラシックコントローラ」も非常によく再現されていたので、それを踏襲したものだろう。

 なお、「Wiiスーパーファミコンクラシックコントローラ」と比べるとミニスーファミのケーブルはだいぶ長くなっている(約60cm)ので、そのあたりはプレイ環境を配慮して変更したところなのだろう。

ミニスーファミ付属のコントローラー。大きさが元のサイズということもあって、スーパーファミコンのコントローラーそのものという印象だ。接続端子はWiiの拡張端子コネクタが使われている

 スーパーファミコン用ソフト「ファイナルファンタジーVI」のパッケージやカートリッジなどと、このミニスーファミとを並べてみた。

ミニスーファミ本体以外はソフトのカートリッジもパッケージもコントローラーも全て元のサイズ。当然ながらカートリッジは刺さらないわけだが、そもそも「FFVI」はミニスーファミ収録ソフトのひとつなのでそのまま楽しめるのだ! またひとつ「FFVI」が増えた! よかった!
ミニスーファミの本体にスーパーファミコンのカートリッジを重ねてみると、結構大きさは近い。iPhone 7とも並べてみたが、縦幅だけならスマホサイズだ

設定周りはミニファミコン同様にシンプルな作り。スピーディーに起動して即座にプレイ開始できるのが嬉しい

 接続を終え、少しの時間ではあるがメニュー画面や設定などもチェックしてプレイしてみた。

 電源を入れると即座にホームメニューの画面が現われる。スピーディーにプレイ開始できるのが嬉しいところだ。

 ホームメニューはスーパーファミコンの本体をモチーフにしたようなデザインになっていて、中央に横にスクロールしていく形で収録タイトルのパッケージアイコンが並んでいる。

 なお、画面出力は720pと480p、音声出力はHDMIからのリニアPCM 2Ch出力ということで、映像くっきり音声しゃっきりの環境でスーパーファミコンタイトルを楽しめる。

 画面設定を見てみると、スキャンライン混じりで当時の雰囲気を再現する「アナログテレビ」、スーパーファミコンのスタンダードな表示と言える「4:3」、よりくっきりと画面を表示したい人向けな「ピクセルパーフェクト」の3種類から選べる。また、余白部分のフレームは無地を含めて12種類から選択可能だ。

 設定画面では、自分のプレイ映像をデモとして再生する「マイプレイデモ」、収録されているプレイデモを再生する「オートプレイデモ」、「画面焼け軽減」の3つの項目があり、そのオン/オフが切り替えられる。シンプルな設定項目だ。

設定項目はシンプル。画面表示の設定のほか、デモ再生のオン/オフを切り替えられる
収録タイトルのなかでも注目の未発売タイトル「スターフォックス2」は、「スターフォックス」のステージ1をクリアすると開放される仕組みになっていた

 というわけで、「ミニスーファミ」の開封からディテールのチェック、メニュー画面などを触ってみてお伝えした。写真からでも充分にこのミニモデルならではの見た目の面白さ、再現度の高さなどが伝わったのではないだろうか?

 しばらくは入手が難しくなってしまいそうな気配もするのだが、欲しくなった人は入荷の情報などを細かにチェック頂ければ幸いだ。

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