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「CEDEC+KYUSHU 2017」、基調講演にて「イナズマイレブン」のタッグが登壇決定

Cygamesやアトラスなどの企業セッションも一部紹介

10月28日 開催予定

場所:九州産業大学 1号館(福岡市)

 CEDEC+KYUSHU 2017実行委員会と一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会は、10月28日に開催を予定している開発者向けカンファレンス「CEDEC+KYUSHU 2017」の基調講演やセッションの内容を公開した。

 今回は、プロキオン・スタジオの光田康典氏とレベルファイブの日野晃博氏による基調講演のほか、Cygamesの平岡徹也氏によるスポンサーセッション、「ペルソナ」シリーズを題材にしたアトラスの須藤正喜氏と和田和久氏による招待セッションなど、一部セッションの内容を紹介する。

基調講演

 基調講演には、「イナズマイレブン」シリーズでお馴染みの、プロキオン・スタジオの光田康典氏とレベルファイブの日野晃博氏が登場。「イナズマイレブン」などを例に、人々の胸に残る音楽の作り方やゲーム、アニメ、映画など、様々なメディアにおける楽曲の演出方法についてセッションを行なう。詳細は後日公開予定。

光田康典氏
日野晃博氏

スポンサーセッション

・デバッグで「最高のクオリティ」をつくりだす~品質管理が会社の未来を変える~デバッグとはなにか? 基本の知識からデバッガーが100%のを発揮できる環境と組織とは~

登壇者:Cygames 平岡徹也氏/芦原栄登士氏。

【講演内容】

 ゲーム開発におけるデバッグは、コンテンツの品質を左右する重要な役割ですが、その定義・役割は様々です。Cygamesのデバックチームでは、優れたデバッグやテストを行なうことが、最高のコンテンツを作るための重要な役割と捉え、日々改善に取り組んでいます。本講演では、デバッグの基本的な業務内容から、コンテンツ開発者と一緒に改善案やアイデアを考えていく取り組みなど、Cygamesでのデバッグの役割と取り組みについて紹介します。

 また、8月に設立したCygames佐賀デバッグセンターでは、未経験でゲーム業界で活躍する方が多くみえますので、その詳細についても共有いたします。

平岡徹也氏
芦原栄登士氏

・「ペルソナ」シリーズにおけるUIクリエイティブの手法~「ペルソナ5」のUI事例~

登壇者:アトラス:須藤正喜氏/和田和久氏

【講演内容】

 ゲームにおけるUIの重要性とその役割についての考え方。ユーザビリティを犠牲にせず、カッコいいを追求できるUIデザイン構築の考え方。UI制作における制限と、その制限を活かしたUIデザイン手法。情報の意味/優先度、色や質量、空間もデザインの一部としてユーザーに伝えるレイアウト構築。

須藤正喜氏
和田和久氏

九州企業セッション

・レベルファイブにおけるクロスメディアタイトルの最新制作術

登壇者:レベルファイブ 日野晃博氏/タカラトミー 髙原文彦氏

【講演内容】

 レベルファイブ最新作「スナックワールド」のクロスメディア展開で強力タッグを組んだ、レベルファイブ日野氏とタカラトミー髙原氏より、クロスメディア戦略の最前線および、クロスメディアタイトルならではのゲーム・玩具・アニメ・映画などの連携について、実例を交えながらセッションする。

日野晃博氏
髙原文彦氏

・老若男女を魅了する 世界観別アートワーク描き分け技法

登壇者:レベルファイブ 梁井信之氏/荒川政子氏

【講演内容】

 「レイトン」、「イナズマイレブン」、「二ノ国」、「妖怪ウォッチ」、「スナックワールド」シリーズなど、数々のレベルファイブタイトルのアートディレクターを務めた梁井氏と荒川氏より、作品ごとに異なる世界観を正しく描き分ける技法を紹介。

梁井信之氏
荒川政子氏

・「15年続くIPはいかにして生まれたか」-メディアを跨いで仕掛けるコンテンツ戦略実例

登壇者:サイバーコネクトツー 松山 洋氏/バンダイナムコエンターテインメント 内山 大輔氏

【講演内容】

 本講演では混同されがちな「クロスメディア」と「マルチメディア」の違いやそれぞれのメリット・デメリット、そして未来の「IP戦略」はどうなっていくべきかを、「.hack」シリーズをはじめ、「アイドルマスター」や「ソードアート・オンライン」などの長寿IPにおいてメディア展開の一角を担うバンダイナムコエンターテインメントとともに紐解いていく。

松山 洋氏
内山大輔氏

 上記以外のセッションについての情報はセッション情報のページを見ていただきたい。なお、セッションは予告なく変更される場合もある。

早期購入割引チケットについて

 チケットの早期購入割引期間は、9月30日23時59分までとなっている。詳しくは、受講受付詳細を確認してほしい。参加対象は、コンピュータエンターテインメント開発に関わる技術者やクリエイタ―、学生など。技術セッションを中心に全37セッションが予定されている。

 団体料金は、10名以上申込みより適用される。10月1日以降は通常料金となる。最終申込み締め切りは10月27日23時59分まで。受講料は以下の通り。

【受講チケット料金】
対象通常早期割引団体割引早期団体割引
一般3,000円(税込)2,500円(税込)2,500円(税込)2,000円(税込)
学生1,500円(税込)1,000円(税込)800円(税込)なし