ニュース
「囚われのパルマ」のVR面会を体験
スマホ版の最新シチュエーションがVRで楽しめる
2017年9月23日 19:09
カプコンは、東京ゲームショウ2017にAndroid/iOS用恋愛アドベンチャーゲーム「囚われのパルマ」の1周年を記念した新コンテンツ「VR面会」の先行体験ができるブースを出展した。また、23日にはブース内でステージショーが開催され、プロデューサーの平林良章氏が、ハルト役の声優、梅原裕一郎さんをゲストに、新面会の解説や新グッズの紹介などを行なった。
「囚われのパルマ」は、監獄に囚われたイケメン囚人とガラス越しにコミュニケーションする恋愛アドベンチャー。黒髪でシャイなハルト、金髪でちょっと俺様なアオイのどちらかを選んで、面会室で会話する。現在は各全6話が配信されている。今回、価格の大幅改定がステージで発表された。これまで360円だった本編が120円に下がり、値段がまちまちだった追加コンテンツもすべて120円に統一される。「コンテンツの性質上無料にはできないが、1番底の価格にしました」と平林氏。2016年配信分のスペシャル面会までは、このお買い得価格で購入できる。
また、8月に放送された1周年記念の生放送で発表された、1周年記念のスマホ版新規スペシャル面会については、配信次期を近日発表するということまでしかわからなかった。「VR面会」については、設置店舗名などが発表された。
新規のスペシャル面会はリアルな季節の移り変わりに合わせた形で配信される。配信ペースは2週間に1度程度と以前よりは遅くなるが、その代わりクリスマスやハロウィンなどの時期に合わせて、季節感たっぷりのストーリーを楽しむことができる。
「VR面会」は、埼玉にあるカプコンカフェに常設され、新エピソード配信と同時に、そのエピソードをVRで遊べるようになる。また今後、北海道、盛岡、愛知のゲームランド、京都、大分のプラサカプコンを順次回る巡業も予定されている。稼働の時期とプレイ料金は未定。
「VR面会」でハルト&アオイと急接近!!!
今回はTGSのカプコンブースで一足先に「VR面会」を体験することができた。使用するVR機はHTC Vive。ルームスケールVRとして自由に空間内を動くことができるのが特徴の器機だが、「VR面会」では基本的にはずっと椅子に座ったままのプレイになる。
面会室風に作られたセットは映像内の面会室と台の高さなどのスケールを合わせてあるので、触感としてのリアルさも感じることができる。それに何しろモバイル版とは没入感が違う。ガラス越しにではあるが、色々な角度からハルトやアオイを見ることもできる。
自分の背面にも当然風景があるので、きょろきょろしていると、それがキャラクターにも伝わるので、何をきょろきょろしてるんだと聞いてくる。ちなみにハルトはシャイな性格のため、自分もきょろきょろと視線を泳がせ気味だが、ガラスに触れると視線をこちらに向けてくれる。ハルトもアオイも、面会の途中で、急にこちらに近づいてくるシーンがあるが、突然の急接近は、思わず体を引いてしまうくらいの存在感がある。
ハルトと手を重ねるというシチュエーションは、モバイルでは手のひらを載せるが、VRではコントローラーで触れることになる。アオイは、誕生日プレゼントとして、頬にキスをしてほしいと顔を近づけてくる。こちらは本当にガラス越しにキスするくらいの気持ちで、顔をぐっと前に近づける必要がある。
このあたりのコミュニケーションは実際の動きを伴うと、かなり照れくさい。ただ、人前でプレイする恥ずかしさはスマホ以上なのだが、ゴーグルをかぶって自分と彼だけの世界に没入している間は、横で見ているであろうスタッフのことは忘れていた。
新コンテンツでは、看守の刈谷が、面接の終盤にキャラクターたちの近況を聞くカードゲームを提案してくる。5枚の中から1枚を選んで、出た数字ごとにお題が決まっており、違った反応を見ることができる。なお、「VR面会」では、これまではテキストのみだった看守に、声優の小西克之さんが声を当てており、いきなり後ろから聞こえるイケボに驚かされた。
座ったまま目の前の相手と会話をするというシチュエーションなので、VR酔いの心配は少なそうだ。VRが未経験の人もぜひこの機会に体験してみて欲しい。「VR面会」はカプコンブースのほか、9ホールにあるHTC Viveのブースでもプレイすることができる。どちらの整理券もすぐになくなる可能性が高いので、どうしてもプレイしたいという人は早めの会場入りをお勧めする。
©CAPCOM CO., LTD. 2016 ALL RIGHTS RESERVED.