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「MHW」、装備強化やスキルのシステムが明らかに!

オトモアイルーの新情報なども公開

9月21日~24日 開催

会場:幕張メッセ

 TGS開催中、カプコンブースにて毎日開催され、実機プレイに合わせて新規情報が続々公開される「モンスターハンター:ワールド」ステージ。昨日9月21日のステージではストーリーや「ネルギガンテ」などの実機での動きが明らかになったが、本日9月22日は装備のシステムや、拠点の設備、オトモアイルーの新情報などが公開された。

「釣り」にもクエストが存在することや、スリンガーで火をおこすと小さなモンスターを追い払えることも実機プレイで紹介されていた

調査都市アステラの設備

生態研究所

 「MHW」ではストーリー上"調査"を目的としてフィールドに繰り出していく。モンスターの追跡には痕跡の調査が必要だが、これを繰り返していくごとにモンスターに対する理解が深まっていく。

 そしてモンスターについて今どれほどの情報を持っているのかがわかるのがこの生態研究所だ。ここではモンスターの情報を参照することができ、例えば研究レベルが1だと肉質や弱点がわかり、レベル2になると部位破壊の報酬などがわかるといった具合で、理解が深まるほどに得られる情報が増えていくとのことだ。

生態研究所ではモンスターの研究レベルに応じて詳しい情報が得られるようになっていく。そして所長は関西弁である

加工屋

 加工屋はプレーヤーの装備に関わる機能を一手に引き受ける工房で、従来シリーズと同じく装備の作成や強化が行なえる。武器については派生図がゲーム内で参照できるようになっており、武器の強化先が事前にわかるようになった。

 さらに特筆すべきは強化の"巻き戻し"で、なんと強化先の武器から強化前に巻き戻しが可能となり、ゼニーこそ失われてしまうものの、強化に使用した素材の返還を受けることができるという。これは「いろいろな武器を作って試してもらいたい」という意図から実装された機能だとのこと。

 これによって新しい武器を試すためにはイチから武器を作り、レアな素材を再び収集しなければならない……という正直言ってちょっとめんどくさい作業から解放され、気軽に武器作成を試すことができるようになるだろう。

 一方防具は、同一シリーズを一覧で参照することができるようになり、より分かりやすいUIとなった。また、防具を作る前に試着してスキルの発動などを事前にチェックすることもできるため、まさしくゲーム内でスキルシミュレーションができるようになった形だ。

 スキルシステムは、防具1つに対し特定のスキルが1つ発動する形になるという。そして同じスキルを持つ別部位の防具を装備することで効果がレベルアップしていくほか、同一シリーズを複数個所に装備ことで発動する「シリーズスキル」というものも存在する。

 デモプレイでは「体力が30以下の時、一定時間スタミナの消費量が減少する」というアンジャナフシリーズのシリーズスキル「蛮顎竜の力」が紹介されており、同じシリーズでそろえるか、はたまたそれぞれの装備で有用なスキルを狙うか……と、またスキルの組み合わせで悩む楽しみが生まれそうだ。

 また、護石は防具としての性能はなく、こちらも基本的にはスキルを1つ発動させる装備となっている。強化をすることでスキルの効果を上昇させることもできるので、防具のスキルなどと重ねてより強力なスキルの発動を狙ったり、既存の装備では足りないスキルを補ったりという使い方ができそうだ。

武器ツリーでは派生先が一目瞭然
護石はスキルの調整に役立ちそうだ
防具にはスキルがついており、シリーズ装備の一覧も可能
シリーズスキルは同一シリーズを特定の数装備すると発動

食事場

 食事に関してはフィールドのキャンプでも食事ができるということが先行して公開されていたが、もちろん拠点での食事も可能だ。

 こちらも従来シリーズと同じく食材の組み合わせによって食事の効果や発動スキルが変わってくるが、こちらもいわば"逆引き"が可能になっており、「定食」というシステムによって効果に合わせて食材を選んでくれる機能もある。

 アイルーが調理してくれるのは毎度のことながら、今作でも料理が非常に美味しそうである。また、コックのアイルーがせっせと料理をしたあと、料理長がそっと仕上げ、ドヤ顔を披露するシーンは非常にかわいいので必見である。

食事が美味しそう、かつ料理長のドヤ顔がステキなので拠点でご飯を食べたくなるかも

オトモアイルーとテトルー

 「MHW」では導蟲を用いてモンスターを追跡していくが、テトルーの落書きなどを発見することもできるようだ。テトルーはアイルーに近しい、新世界に住まう獣人族だ。彼らとはオトモのアイルーを介してコミュニケーションをとることができ、仲よくなっておくとオトモアイルーにスキルを教えてくれたり、狩りの手助けをしてくれるということだ。

 デモプレイ中にも痕跡を追ってテトルーに会いにいく一幕があったのだが、テトルーははじめから好意的というわけではなく、遭遇時には物凄い勢いで逃げられていた。やっとのことで追い詰める(?)とオトモのアイルーが交渉をしてくれ、そこでようやく仲間になってくれた。

 戦闘では罠を張ったりモンスターを麻痺させたりと大活躍で、テトルーの痕跡を見かけたら、もしくは探し回ってでも仲良くしておくほうがよさそうである。

「地の果てまで追いかけるニャ!」とハンターに発破をかけるたくましいオトモアイルー
テトルーと交渉してくれるオトモアイルー。2匹の猫族がウニャウニャ言いつつ交渉するシーンは可愛すぎるのでこれも必見

新規公開!毒妖鳥「プケプケ」

 また、実機デモプレイ中にはまた新たなモンスターとの遭遇があった。「プケプケ」というモンスターで、体内に毒を持つモンスターである。見た目は爬虫類やカメレオンを思わせる姿で、ゲリョスなどとはまた違った毒を扱うモンスターだ。

 プケプケはフィールドの植物を食べ、体内の毒液と混ぜて強力なブレスを吐いてくるのだが、食べた植物によって毒のブレスの効果や挙動が変わってくるのだという。実機デモプレイでははじけクルミを食べたことにより、派手に炸裂する毒ブレスなどが見られた。その他の植物ではどのような効果がみられるのか、恐ろしいながらも楽しみなモンスターだ。