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【スマホアプリ今日の1本】注目のMMORPG「リネージュ2 レボリューション」プレイレポート
スマートフォンでも快適操作。ラクラク遊べるオートプレイで気軽にMMORPGを楽しめる!
2017年8月31日 12:00
「リネージュ2 レボリューション」の3大ポイント
・サクサク進むオートプレイ
・スマホでも十分に楽しめる「MMORPG」感
・放置プレイで育成も可能!
ネットマーブルジャパンより8月23日にリリースされたスマートフォン用MMORPG「リネージュ2 レボリューション(以下、リネ2R)」。すでに200万ダウンロードを突破し、50にのぼるサーバーはどこも多くのプレーヤーで賑わいを見せているほどの注目タイトルだ。かくいう筆者も、先週末を使ってこの「リネ2R」をじっくりとプレイしており、今も楽しんでいる真っ最中。今回は、そんな本作のプレイレポートをお届けしていこう。
本題に入る前に、本作そのものについて少し触れておきたい。読者の皆様のなかには、エヌ・シー・ジャパン運営によるPC版のMMORPG「リネージュ2」をご存知の方も多いことと思う。そして、本作がその「リネージュ2」をスマートフォンで遊べるようにしたもの、と考えているかもしれない。しかし、実際にはそうではない。本作は世界観こそ「リネージュ2」と同じものだが、その内容はスマートフォンに特化したゲーム性を持つ新作として、ネットマーブルジャパンが運営しているまったく別のタイトルとなっているのである。
ゲームの進行はオートにおまかせ!? 便利すぎるオートプレイに感動
そんな「リネ2R」だが、まず注目したいのがゲームそのもののテンポのよさだ。MMORPGといえば、最初はお使いタイプのクエストを片っ端からこなしていき、その合間合間に行なわれる戦闘を通じて操作を覚えつつ、キャラクターを育てながらゲームの世界観に馴染んでいく、というパターンが多いが、本作もその形を踏襲している。
ただし、本作ではそのほとんどをオート操作にて実行できるのが特徴だ。やり方も簡単で、画面上に出ているクエストをタップするだけでOK。あとはキャラクターが目的地まで移動し、目的の敵を倒し(あるいはアイテム回収などを行ない)、キーとなるキャラクターと会話までしてくれる。
会話シーンなどは文字をタッチで送る必要があるが、スキップすることも可能なので、かなりサクサクとゲームが進行していく。しかもメインクエストでも獲得できる経験値は意外に多く、これだけやっていてもそれなりにキャラクターが成長していくことだろう。
戦闘に関しては、これもまたオートでスキルを使ってくれるモードをワンタッチで設定できるほか、自分で定めた数値以下の体力になるとポーションを使用してくれるモードなどもあり、下手にプレーヤーが操作するよりも効率よく敵を倒してくれる。
もちろん、バーチャルスティックとスキルボタンを使って手動でキャラクターを操作しつつプレイすることも可能。とは言え、プレーヤーの位置取りが重要となるボスモンスターとの戦い以外で使うことはあまりないかもしれない。
そんなオートプレイだが、何かの片手間に起動しておき、たまにクエストボタンをタップするだけでゲームが進行していくのは、どことなく時間の節約感があって得した気分になれていい感じ。デスクワークをしているときには放置プレイをしておき、自宅に帰ったあとは育てておいたキャラクターでほかのコンテンツに挑む……という感じで、とくに忙しい社会人にはピッタリな遊び方ができそうだ。
どこまでも歩ける広大なフィールド&メニュー上から入場できるダンジョン
快適なオートプレイが魅力の「リネ2R」だが、もちろんそれだけではない。ダンジョンに潜ってレアなアイテムを集めてみたり、強大なボスモンスターに挑むといった、MMORPGにおける王道的なコンテンツも「リネ2R」でしっかりと楽しむことができる。
ゲームの世界は広大なフィールドが連なっており、プレーヤーはかなり自由に移動することが可能だ。移動したいポータルやNPCの名前、果ては出現するモンスター名をタップすれば、ほぼどこからでもテレポートスクロールを使ってその場所へと瞬時に移動できるほか、歩いて行くこともできるようになっている。
そんなフィールド上には至るところにモンスターがおり、場所によってはレアモンスターなども登場。誰もが同じフィールド上におり、さらにはオートを利用している人も多いためか戦っていると横殴りが多発するのだが、戦闘に参加さえしていればアイテムは獲得できるようなので、トラブルに発展するようなことはほぼなさそうに思えた。
ダンジョンも用意されているが、こちらは「ダンジョン」メニューから直接入ることができるようになっている。フィールド同様、あらゆるプレーヤーに開放されているダンジョンのほか、パーティだけが入れるインスタンスダンジョン的なものもあり、それらはダンジョンごとに決められている。
また、各ダンジョンにはランクが設定されており、自分のキャラクターのレベルが高いほど、高難度のダンジョンに挑めるようになる。ただし、レベルを上げていざ高難度ダンジョンに入っても、プレーヤーキャラクターが十分に育っていないとザコモンスターにすら苦戦するのでそれなりに注意が必要だ。これらのフィールドやダンジョンではパーティを組んで狩りをすることもできるので、パーティメンバーと一緒に強敵を倒すといったMMORPG的な楽しさを十分に味わうことができるはずだ。
ちなみに、気になるPK(プレーヤーがプレーヤーを殺害する行為)についてだが、これはPK可能エリア内であれば、本作でもPKができるようになっている。……と聞くと思わず身構える人もいるかもしれないが、PKをされてしまった側のキャラクターは、特に装備をドロップしてしまったり、経験値をロストしたりということはなく、基本的にその場からスポット(復活地点)まで戻されるぐらいの被害しかなさそうなので、とりあえずは一安心、というところか。
なお、通常の狩りにおいても、オートプレイボタンをタップすれば周囲のモンスターを勝手に狩ってくれるため、無限湧きのモンスターがいる場所ならプレーヤー不在の経験値稼ぎもできる。オートポーション設定をして、HPポーションを切らさないように買い置きしておけば、敵が強すぎない場所ならかなり稼いでくれることだろう。
レア装備を整えてキャラクターを強化! 気になる入手経路は……?
MMORPGの魅力といえば、強大なボスモンスターを撃破して入手するレアな装備の入手もその1つ。もちろん、「リネ2R」にもその要素は備わっており、キャラクターを強化していく楽しみを存分に味わうことができる。
また、本作においてはスマホアプリではおなじみの「ガチャ」方式によって、レアな装備を手に入れることも可能だ。装備の等級は下からN、HN、R、HR、SR、URの6段階に分かれている。もちろん上位の等級のものほど性能がいいのだが、それだけレアなアイテムになっており、序盤での入手は非常に困難だ。しかし、ガチャを使えばHRやSR、あるいはその上のUR装備が手に入る可能性があるのは、スタートしたてのプレーヤーには心強い。
これらの装備には成長要素があり、特定のアイテムや、ほかの武器・防具を材料にすることでレベルを上げ、強くすることができる。レア度の高いものを材料にすれば強化したい装備も早く成長していくので、そういう意味でもボスモンスターから強力な装備を入手することはとても意味があると言える。
ほかにも、装備のランクアップ(特定のアイテムとの合成)や合成(同レア度装備の合成)でレア度を上げたり、装備そのものの強化(+を付加する)、装備についたオプション(追加効果)の変更など、さまざまなカスタマイズが可能となっており、たとえ強力な装備を手に入れても、まだその先にやるべきことはたくさんある。
筆者は今回の記事を執筆するにあたり、まずは無課金で進めてみたが、最初に配布されたダイヤ(ゲーム内通貨)を使い、SR装備1つがおまけにつく10連ガチャを回すことができた。さすがにUR装備こそ入手できなかったが、確定でもらえたSR武器を使い、レベル40に近い今でも充実したゲーム内生活が送れている。
ゲーム内での頂点を目指す! など、高い目標を持っている場合はガチャ連発もやむなしというところかもしれないが、普通にゲームを楽しもうと思っているのであれば、これぐらいのゆるめなプレイでもまあまあ楽しめそうだ。
その他のコンテンツにも楽しめる要素が盛りだくさん
多様なコンテンツが用意されているのも、本作の魅力と言えるだろう。冒頭で少し触れたダンジョンだけを見ても、毎日ことなる報酬が用意された「曜日ダンジョン」、上に登って行くに従って敵が強くなっていく「傲慢の塔」など、挑戦心をかき立てる内容のものが用意されている。
そのほかにも、他のプレーヤーキャラクターのデータと戦うことができる「決闘場」、血盟(クラン)のメンバーのみが利用できる「血盟ダンジョン」、大量の経験値獲得が期待できる「クエストスクロール」といった感じで、遊べる要素が満載だ。
さらに、「モンスターを○○体倒す」、「装備強化を○○回行なう」といったお題を達成すれば、大量の経験値を中心とした報酬が獲得できるデイリー/ウィークリークエストなども用意されている。それらを1つ1つクリアしていくだけでもかなりレベリングの助けとなるのがうれしい。
ベッタリとゲームに張り付くプレイスタイルだとこれらをこなすのに数時間もかからないが、普通に遊ぶのであれば時間ができたときにこれらをプレイしていれば、それなりにモチベーションを保ちつつ遊べるのではないだろうか。
ちなみに、アプリを終了させているときには「休憩報酬」がアプリを起動していない時間とともに増加していき(上限あり)、つぎにログインするときに受け取れるなど心憎い仕様もある。先には「放置プレイもオススメ」的な話をしたが、スマホ本体を適度に休ませる意味でもときおりその電源をしばらく切っておくのは悪くないかもしれない。
というわけで、今回の記事では、いくつか気になったトピックに分けて紹介してみたが、プレイしてみて総合的に感じたのは「『リネ2R』が思いのほかMMORPGしていた」ことだ。8月6日に実施された発表会「PRE-RELEASE PARTY」では、とくに大規模バトルの「要塞戦」がクローズアップされていたため、MMORPG要素はもう少しおまけ的なものかと感じていたが、さにあらず。ライトなMMORPGとして楽しめつつも、大規模バトルの醍醐味も併せ持ったマルチなRPGとして遊んでいくことができそうに感じられた。
また、29日に実施されたアップデートにおいてはデイリー/ウィークリークエストにて獲得できる経験値が増え、レベリングもさらにラクになっている。200万ダウンロードを突破したキャンペーンなども開催されており、まさしく「今が旬」といったところか。筆者もひっそりと血盟を作ってみたので、今後の大規模バトルにも期待を持ちつつ、プレイをつづけていきたいと思う。
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