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出演陣も一新! 「龍が如く2」をドラゴンエンジンで描く「龍が如く 極2」
真島吾朗の真実が描かれる多数のプレイアブルシナリオを収録
2017年8月27日 00:00
セガゲームスは8月26日、龍が如くスタジオの新作タイトルを発表した。
「龍が如く2」をプレイステーション 4用のグラフィックスエンジン「ドラゴンエンジン」を使い新たに制作が進められているPS4用アクションアドベンチャー「龍が如く 極2」が12月7日に発売される。価格は通常版が7,590円(税別)で、サウンドトラックなどが同梱された「限定版の極み」が11,590円(税別)。
ドラゴンエンジンは、PS4の圧倒的なパワーでグラフィックスが進化しているのはもちろんのこと、ドラマシーンやアドベンチャー、バトルがシームレスにつながり、より物語に没入することができる。神室町はもちろんのことPS4向けにはじめから作り直された大阪の蒼天堀も(使い古された言葉だが)実写と見まがうばかりの仕上がりとなっている。
さらなる注目点としては真島吾朗の新規プレイアブルシナリオが多数収録されている点が挙げられる。東城会との決別、隠された真島の仁義、東城建設の設立秘話などこれまで語られなかった数多くの物語が盛り込まれる。名越稔洋「龍が如く」シリーズ総合監督は、「このシナリオをプレイすることで、真島のことを一層“大好き”になってもらえると思う」と力が入る。
また、「龍が如く 極2」ではキャスト陣を一新。新規キャストとして、白竜さん、木下ほうかさん、木村祐一さん、寺島進さんらが出演。発表会に出席した白竜さんは、「前作でビートたけしさんが出演していてすごいリアルだなぁって見てたんです。(後輩の)小沢仁志と話していたら『先輩出てないんですか? そろそろですね』って言われた」と明かした。
すでに「龍が如く」シリーズは一種のブランドとして俳優さんの界隈でも浸透しており、木下ほうかさんも「同業者がどんどん出演していて腹が立ってた。ねたんでたけど、今となっては光栄です」とコメントしている。
撮影については、木村祐一さんが「スタジオに入ったら35台ものニコンの良いカメラにグルッと囲まれて、一斉に撮影されてびっくりした」とコメント。
一方声の収録は難しかったようで、長さに合わせる一種のアフレコに戸惑った俳優さんが多かったようだ。最初は他の俳優さんとの掛け合いなども考慮して収録されていたが、不自然になってしまい、途中からは「好きに演じてください」と方針変更。しかしこの方針変更によってよりよい演技になったのだという。
声の演技について寺島進さんは11年ほど前に「龍が如く」シリーズに出演済みだ。このときは今よりも過酷で「横山さんがすごく厳しくて! あとおばちゃんに『イントネーションがおかしい! それではニュアンスが違う』とすごく怒られた」と振り返り、思わず名越氏が「若いスタッフにノウハウが引き継がれてきたので、以前は失礼があったかもしれませんが、熱心に取り組んでいるので……」と助け船を出し会場の笑いを誘う一場面もあった。
今作の楽曲提供はSiMでテーマ曲のタイトルは「A(エース)」。名越氏はテーマ曲について、「桐生一馬と“関西の龍”と呼ばれる最強の極道・郷田龍司の関係性をリリックに乗せているようだ」と語っていた。
「龍が如く 極2」は、通常版のほか、桐生一馬や真島吾朗の名言を収めたCDや特製名刺セット、各種DLC が入手できるシリアルコードなどが同梱された限定版も発売される。さらには「PS4 龍が如く 極2 エディション」も発売される。
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