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「ブレイドアンドソウル」、「ジャパンチャンピオンシップ決勝大会」にて日本最強が決定
上位2チームが「ワールドチャンピオンシップ」に駒を進める
2017年8月22日 20:32
エヌ・シー・ジャパンは8月20日、Windows用MMORPG「ブレイドアンドソウル」において「ジャパンチャンピオンシップ決勝大会」を開催した。
「ジャパンチャンピオンシップ」は、「ブレイドアンドソウル」におけるPvP、「比武」の最強を決める大会で、決勝大会はオンラインによる予選を勝ち抜いた4チームによるシングルイルミネーショントーナメント方式で行なわれた。
優勝チームは名実ともに日本一の栄光を手にするとともに、優勝、準優勝の2チームは9月29日に韓国で開催される「ワールドチャンピオンシップ」に駒を進めることになる。4チームのうち上位2チーム、つまり1発勝負のトーナメント形式からして初戦に勝利すれば晴れて世界大会の切符を手にするということで、初戦から気の抜けない今大会。いずれも熱い戦いが繰り広げられた。
大会は「MIX&MATCH」というルールで行なわれており、これは3名で1チームを組み、個人戦となる1vs1の「個人比武」と、3vs3の団体戦となる「武闘乱舞」を組み合わせた試合形式である。試合に勝利すると「個人比武」は1ポイント、「武闘乱舞」は2ポイントを得ることができ、決勝までの第1試合から第3試合では3ポイント先取、決勝では6ポイント先取が勝利条件となっていた。
白熱の決勝戦!
決勝戦は初戦を勝ち抜いた「NoonsangFanClub」対「Basilisktime」で争われた。決勝戦進出時点で「ワールドチャンピオンシップ」の出場権を得るため、これら2チームはいずれも世界大会に進むことになるが、ここでは日本最強の座を賭けて戦うことになる。
初戦は「リン剣術士」のAyn選手対「邪術士」の雪灯籠選手。「リン剣術士」は敵の状態異常を防ぐスキルを多く持っているため、状態異常から一気にダメージを出したい「邪術士」は相性的には不利なように思われた。
しかし、先手を取ったのは雪灯籠選手。Ayn選手の回避スキルの合間を縫って的確に状態異常を決め、一気にHPを削りとる。その後さらに攻勢を続け、Ayn選手のHPは10%を切る。相性の悪さを覆してこのまま決着かと思いきや、Ayn選手は少ないHPでもひるまず果敢に距離を詰め、「雷光閃」を絡めたコンボで大ダメージを与え、お互いのHPは2%対2%に。あと一撃を加えたほうが勝つという局面で、Ayn選手は驚異的な粘りを見せたものの、雪灯籠選手はレンジを生かして最後の1発を決め、勝利を収めた。
これで「Basilisktime」は1勝をあげるが、2セットは「滅砕士」のガチムチお兄さん選手と、同じく「滅砕士」の「ヴィジュアル系」選手。同職業対決ということで純粋なスキルマッチアップとなったが、何度も日本一に輝いた経験のあるガチムチお兄さん選手が圧倒的な強さを見せつけて勝利し、スコアは1:1へ。
3セット目は「武闘乱舞」の団体戦だ。「武闘乱舞」においても基本的に場に出るのは1名ずつだが、個人戦と決定的に異なるのは、場に出ている選手と控えとなった選手がそれぞれ「交替」と「乱入」が可能となっている点にある。
キャラクターの職業には有利不利の相性があるため、「交替」をして有利をつけることもできるし、倒されてしまうのを防ぐために味方に交代することもできる。控え選手が場に5秒だけ参加することのできる「乱入」も、味方を救うため、あるいは状態異常にかかった敵を倒しきるためなど、様々な使い方ができる。つまり、個々人のスキルに限らず、これらの要素の使い方に、チームとしての強さが現れるのである。
さて、試合の先鋒は「NoonsangFanClub」のガチムチお兄さん選手と、「Basilisktime」の雪灯籠選手だ。「邪術士」は遠距離攻撃が可能な上、相手の突進スキルの使用を妨害するスキルを持っている。そのため、うまく立ち回ることができれば「滅砕士」を抑え込むことのできるマッチアップとなった。
しかし、いざ試合が始まってみると、ガチムチお兄さん選手はなかなか隙を見せない。互いに慎重な削り合いが続き、交代、乱入の応酬が続く激しい試合となった。「NoonsangFanClub」が丁寧な立ち回りを見せ、徐々に「Basilisktime」が押されていく中、試合が動いたのは「NoonsangFanClub」の「召喚士」、ぺるにゃん選手が雪灯籠選手を倒しきったシーンだ。ジリジリとHPが削られていた雪灯籠選手は交代を使い果たしており、逃げ切ることが叶わなかった。その後はガチムチお兄さん選手が再び交代で場に降り立ち、Ayn選手の乱入の協力を得てヴィジュアル系選手、「魔道士」のおれたんっ選手を次々と落とし、「NoonsangFanClub」がこのセットを制し2Pを重ねた。
続く4セット目はぺるにゃん選手と「滅砕士」の俺のターン選手の試合となった。俺のターン選手は先ほど「魔導士」のおれたんっ選手(キャラクター)として出場していたが、ここでは大会を通して初めてキャラクター交代が見られた。
「召喚士」に強い「滅砕士」を、まるでマッチアップを読んでいたかのように繰り出してきた俺のターン選手。序盤に「憤怒」→「激怒」のコンボを決め、残りHP4%まで削るもののここで倒しきることができず、逆にぺるにゃん選手の「押さえ込み」につかまってしまい、そのままコンボで倒しきられてしまうという結果になった。ぺるにゃん選手は不利なマッチアップの上、序盤にHPを一桁まで減らされつつも粘りを見せての逆転となり、勝負強さをまざまざと見せつけた。
5セット目はAyn選手対雪灯籠選手。1セットめと全く同じマッチアップとなっており、そのままの結果を再び出したい雪灯籠選手と、初戦の敗北という悪いイメージを振り払って勝ちをもぎとりたいAyn選手の思惑がぶつかり合う戦いとなった。
結果、勝利を収めたのはAyn選手。初戦の結果を引きずることなく、回避スキルを落とした雪灯籠選手を的確に捕まえて短時間で決着をつけた。
この結果を受けてスコアは「NoonsangFanClub」が5Pに対し「Basilisktime」は1P。6ポイント先取ということでもう後がない「Basilisktime」は、続く6セット目の「武闘乱舞」でなんとか勝ちたいところだ。
先鋒はこれまた3セット目と同じくガチムチお兄さん対雪灯籠選手。雪灯籠選手がその職相性を生かし、ガチムチお兄さんのHPを削って交代に追い込むと、続いて登場したぺるにゃん選手は登場するなり雪灯籠選手のHPを半分近く削り取り、ヴィジュアル系選手と交代を強いる。一進一退の攻防が展開され、全力の殴り合いの様相を呈していた。
「Basilisktime」はおれたんっ選手を除いて先に交代を使い切ってしまっており、リソースからみて若干の不利を抱えているように見えた。しかし、おれたんっ選手はヴィジュアル系選手の乱入による支援を受けてAyn選手を倒す。Ayn選手は交代と乱入を1ずつ残したまま退場しており、ここで一気にイーブン、人数は3:2と有利な状況だ。
Ayn選手と入れ替わりで登場したのはガチムチお兄さん選手。これを見た「Basilisktime」は雪灯籠選手に交代する。雪灯籠選手のHPは残り少なく、交代も尽きてはいるものの、ガチムチお兄さんの最後の交代を使わせることに成功。
続いて出てくるぺるにゃん選手にも善戦し、一時はHP1%まで削られるもの粘りを見せ、結局は倒されてしまうものの、ぺるにゃん選手のHPを6割ほどにまで減らして最後の仕事を果たした。
1人ずつ落としてお互い2:2の状況、試合は進みガチムチお兄さんとヴィジュアル系選手の対決となる。これまた2セット目の因縁のマッチアップであるが、ここでもガチムチお兄さん選手は完璧ともいえる立ち回りを見せ、フルにHPを残したままヴィジュアル系選手を下す。残ったおれたんっ選手のHPは残り少なく、交代したぺるにゃん選手とガチムチお兄さん選手の前になすすべなく倒され、「NoonsangFanClub」の勝利、そして優勝が決定した。
「ブレイドアンドソウル」アップデート内容が公開!
試合後には「カンファレンス」と銘打って、新規情報が公開された。
初めにワールドチャンピオンシップについて紹介された。ワールドチャンピオンシップは9月20日から9月24日にかけて決勝戦出場選手を決定し、」9月の29日に決勝戦が開催される。日本、韓国、中国、台湾、北米、ヨーロッパ、ロシア、タイ、ベトナムの9地域の代表が、世界最強の座を賭けて競う大会だ。
次に、アップデート情報として、9月実装予定のインスタンスダンジョン「深淵洞窟」と、10月実装予定の新戦場「星屑遺跡」について言及された。「深淵洞窟」はその名の通り海底をモチーフにしたIDで、魚人の巣窟となっている。「星屑遺跡」は中に正座が描かれた幻想的なマップのなっており、6vs6の「戦場」コンテンツの新たな舞台となる。
最後には新職業「銃撃士」が9月13日に実装されることが明らかになった。「銃撃士」は見た目の通り短銃2丁を装備しており、ワイヤーアクションの要素も含まれた職業で、今までになかった3次元の動きが楽しめるという。
あわせて先行登録キャンペーンが大会と同日の8月20日に開始しており、公式ホームページから登録すると「銃撃士」の衣装や、アイテムが手に入る。また、キャンペーンに合わせてスマートフォン用のミニゲーム「弾丸乱舞」も公開されており、ハイスコアに応じて報酬が変化するとのことだ。
銃撃士のアップデートを記念して特典アイテムやインストールディスク、未公開画像や音楽が収められたパッケージも発売されるほか、「ブレイドアンドソウル」とMSIのコラボノートPCが販売されることが発表された。
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