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「ドラゴンズドグマ オンライン」、シーズン3の新コンテンツを先行体験!
戦甲破壊で爽快感抜群の新バトルシステムは絶ッッ対、楽しい!
2017年8月10日 13:00
いよいよ8月17日に大型アップデートを迎える、プレイステーション 4/3/Windows用オンラインオープンワールドアクション「ドラゴンズドグマ オンライン」。これまでにも本誌にてさまざまな先行情報をお届けしてきたが、今回は実際に新コンテンツをいくつか体験プレイすることができた。今回は、早速そのプレイフィールをお届けしていこう。
強制ヘイトが恐ろしい!? 「獣の将とのバトル」に挑戦!
まずは、前回「戦甲を纏いし敵」にて紹介した「魔軍(オーク)四将軍(以下、四将軍)」より、「獣の将」を相手にしたバトルを体験。事前情報では四将軍のコンセプトの1つとして「軍団をまとめる将としての戦いを見せる」というものがあったが、この戦いではまさしくそれを味わうことができた。
ここでの獣の将との戦いでは、戦闘が開始されると獣の将が魔物を呼び寄せる。同時に獣の将も戦いに参加し、すぐに乱戦となるため、獣の将を狙うのか、周囲の魔物を倒すのかなどといった選択を迫られることになる。
獣の将は背中に大きな盾を背負っているため、背面からの攻撃では効果的なダメージは与えられない。そうなると必然的に攻撃は側面、ないしは大きなダメージが与えられる正面からになるのだが、特に怒り状態の獣の将は強烈な連続攻撃を繰り出していたので、調子に乗って攻撃することは控えたほうが良さそうだった。基本的には、相手の攻撃のスキなど、反撃を受けないタイミングをうまく見ながら攻撃を重ねるのがポイントとなりそうだ。
一方、獣の将が呼び寄せる魔物たちについては、通常、フィールドで出会うような敵が出てくるのだが、とにかくその数が多めということもあり、ダメージを受けながらの戦いになる。こういった乱戦では、一般的にはシールドセージのようないわゆるタンク職がヘイトを集めて他のプレーヤーの助けとなる、というのが基本的な戦略ではあるが、実はこの獣の将との戦いでは、それが通用しない。というのも、獣の将は呼び寄せた魔物に対して、攻撃対象となるプレーヤーを指示する場合があるのだ。
こうなると、攻撃対象を指定されたプレーヤーは、ヘイトに関係なく周囲の魔物すべてから攻撃を受けることとなる。打たれ強いキャラクターならそれでも多少は何とかなるかもしれないが、そうではないキャラクターにとっては大ピンチにほかならない。無理に正面から受け止めず、場合によっては逃げ続ける、といった選択も必要になりそうだ。このあたりの要素が、四将軍の「軍団としての戦い」を表している顕著な部分の1つと言える。
なお、呼び寄せた魔物を全滅させても、しばらくすると別の魔物の集団が呼び寄せられる。「ザコを撃破してからじっくりボス戦」とはいかず、ときには大型の魔物が登場することもあって最後まで乱戦を強いられることになりそうだ。
今までの戦いでは「タンク職によるヘイト集め」によって、遠距離系の攻撃や魔法を使うジョブは比較的安全に攻撃できていた。しかし、このコンテンツはそういったものをまるで無視する、いわば「掟破り」の戦い。なかなか新鮮な戦闘を体験できるのではないだろうか。
見た目がちょっと怖い(?)けれど動きはカワイイ! 「マンドラゴラ・ガーデニング」で息抜き
覚者の自室に、マンドラゴラを育てられる鉢が用意された。端的に述べるとペット的な存在となるマンドラゴラを育成可能、という息抜き的な要素なのだが、それに加えて「アイテム作成」という実用的な部分も押さえた、うれしいコンテンツにもなっている。
マンドラゴラの育成は、特定の作りたいアイテムを選ぶところからスタートする。そのアイテムには、経験値やブラッドオーブを稼げるダンジョンに行ける「ボーナスダンジョンチケット」や、「良質攻錬石」、「上質護錬石」といったアイテムなども用意されている。
作るアイテムを選んだら、次はそのアイテム作成のための肥料を選択する。これは、武器や防具、各種素材など、ほぼ何でも肥料にすることができる。なお、このときに選択した肥料の傾向により、育つマンドラゴラの外見が変化していくため、色々なアイテムを肥料にしてみると、さまざまなマンドラゴラの姿を楽しめるかもしれない。
肥料を選択したあとはマンドラゴラがそのアイテムを作成するため、一定時間待つことになる(黄金石を消費すれば待ち時間はナシ)。時間経過後は、マンドラゴラからアイテムを受け取れるという仕組みだ。このとき、新種のマンドラゴラを育てられたならその旨が、画面上に表示され、新しい姿を図鑑にも登録できる。
なお、育てたマンドラゴラは常に室内をウロウロしているが、育てる以外にも持ち上げたりなでたりすることができる。見た目はやや恐ろしげな雰囲気もあるが、動作は愛らしいのでぜひともコミュニケーションを楽しんでほしい。
ポーンの動きがより細やかに! 「ポーンの戦術育成」で快適な戦闘を実現
覚者の自室に、新たに「語らいのベル」という家具が設置された。これは、自分のポーンを呼び出し、対話形式で自分好みの戦術をポーンに設定できる、というものだ。
ちなみに、このポーンの方向性を決める「語らい」の設定項目については、最初からすべての項目がオープンになっているわけではなく、徐々に追加されていくとのこと。また、設定できる回数にも制限があるが、こちらはそのポーンと一緒に冒険をすることで最大10回まで回復するようだ。今回のアップデートでは、新たな要素「戦甲」を備えた敵も数多く出現する。たくさん対話を重ね、たくさん一緒に冒険することで、より自分に合ったポーンを作り上げていきたい。
例えば「優先して狙う敵」の項目では、狙う敵の傾向(飛行する敵、地上にいる敵など攻撃対象の種類)、対象とする敵の大きさ(小、中、大)、使う技(使用する技の選択)の順に選択できる。ポーンがソーサラーの場合であれば、「小型敵に対してブラックヘイズを積極的に使う」といった、かなり具体的な指示を与えることも可能だ。
攻撃行動よりも回復行動をアップさせたり、その逆も可能など、ポーンのジョブに応じて適切な行動を取らせることができるようになるわけだが、その逆に、攻撃的なジョブを支援中心に回してみたりするといった個性を持たせてみるのも面白そうだ。
ちなみに、このポーンの方向性を決める「語らい」については回数制限が設定されているが、これはそのポーンと一緒に冒険をすることで最大10回まで回復するようだ。今回のアップデートでは、新たな要素「戦甲」を備えた敵も数多く出現する。たくさん対話を重ね、たくさん一緒に冒険することで、より自分に合ったポーンを作り上げていきたい。
戦甲を破壊するのが快感! 「戦甲種とのバトル」も体験!
最後は、本アップデートでもとくに注目の要素である「戦甲種とのバトル」を体験してみた。そもそもこの「戦甲」とは、敵の身を守る防具であり、かつ、これを装備している敵にはスタミナが存在しない。そのため、従来のようにスタミナを消耗させて戦うようなタイプの敵に対するセオリーが通用しなくなるのだが、かわりに戦甲を破壊して敵のスキを作り出していけるようになる。
この戦甲だが、ただの防具というわけではなく、いくつかの特殊なシステムが用意されている。まず、この戦甲を装備している部位に攻撃を当てても、HPにダメージは与えられない。その代わりに、戦甲に対して専用のダメージが入るようになっていて、これが一定量に達すると戦甲が破壊できる。
また、戦甲には耐久力が数値として表示されているわけではないが、一定量のダメージを与えると赤く、そしてさらにダメージを与えると白くなり、最終的に破壊……といった形で、視覚的にダメージ量を確認可能。ただし、戦甲は自動修復されるようになっていて、時間経過とともに耐久力が回復してしまう。これはヒール系のスキルを戦甲に当てることで止められるが、この状態は、戦甲が緑に光ることで判別できる。そのため、ヒール系スキルがあるなら、それを併用して戦うのが効果的と言えそうだ。
最終的にすべての戦甲を破壊すると、その時点で敵がダウン状態になる。このチャンスを生かして一気にダメージを与えていく、というのが、戦甲種との戦いでの大きなポイントとなるだろう。
実際に大小織り交ぜて何種類か戦ってみたのだが、この戦甲を破壊するのはなかなか爽快だ。今回はファイターを使ったのだが、まず、攻撃を当てたときの音や手応えが気持ちいい。敵のいくつかの部位に装備されている戦甲を1つ1つ集中攻撃して破壊し、むき出しになった部位を狙って大ダメージを与える、というプロセスは、従来の戦闘では味わえない快感を生み出していた。
さすがにボス級の敵と戦った際には1人では厳しい展開を強いられたが、仲間がいれば強固な戦甲も集中攻撃で破壊できたり、あるいはヒール系スキルで戦甲の回復を妨害するなどといったパーティプレイが楽しめそうだ。各部位の戦甲を協力しながら着実に破壊していき、すべての戦甲を破壊すればダウンも奪えるので、短期決着も可能となるかもしれない。
今回の先行体験では4つのコンテンツを楽しんだが、個人的にもっとも面白かったのは戦甲種とのバトルだった。普段はソロが多くハンターしか使っていなかった筆者なのだが、今回、ファイターでプレイしたことで近接攻撃による戦甲破壊の楽しさに目覚め、アップデート後はファイターも使ってみようかと思えたぐらいだ。逆に、ハンターでは試していないので、そちらもどのような戦い方になるのかが気になるところ。ともあれ今は、期待に胸をふくらませつつ大型アップデートの日を待つこととしたい。
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