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NVIDIAの特別番組「GeForce ONAIR #2」を開催
「鉄拳7」「FFXIV」でアツいバトルを展開。最後には「PUBG」も
2017年7月29日 20:04
「鉄拳7」でプロゲーマーに挑戦
7月28日に都内の会場でNVIDIAの特別番組「GeForce ONAIR #2」が開催された。会場にはe-Sportsファンが多数来場。プロゲーマーに挑戦するなど、交流を行なっていた。
まずは会場から8名の参加者を募り、「鉄拳7」のプロゲーマーであるノビさん、ユウさん、タケさんと、DetonatioN Gamingの立川さんにそれぞれ挑むコーナーが開催された。
本作について「グラフィックスのきれいなところに注目してほしい」とユウさん。ノビさんは「『鉄拳』はコンボゲーと呼ばれているがその通りのゲーム。コンボが決まるのを見て気持ちよさそうだというのを体験してもらえれば」と語る。タケさんは「『鉄拳』はリアリティと爽快感があるのでストレス解消にいい」、立川さんは「『ストリートファイター』と違うのはわかりやすいこと。1発当たったらダメージが大きかったり、コンボが決まったりと爽快感のあるゲーム」と評する。
さてこの4人に挑戦である。見事勝ちを奪った人にはアーケードコントローラーがプレゼントされる。先に3セット取った方が勝ちというルールだ。なお、今回のイベントにはユニットコムのゲーミングPCブランド「LEVEL∞」の推奨パソコンが使われている。CPUは第7世代Core i7-7700K、ビデオカードはGeForce GTX 1080Ti、メモリはDDR4-2400DIM 16GB、OSにはWindow 10 Home 64ビットが使われている。
試合はいずれも白熱したものだったが、全体的に挑戦者は1本は取るものの、残りの3本はプロゲーマーに奪われるという感じ。立川さんは普段は「ストリートファイター」のプロゲーマーであるため、最初はやりにくそうにしていたものの、そこはさすがプロ。一通り慣れたところで挑戦者をたたきのめしていた。それぞれ使っていたキャラだが、ユウさんはエリザ、ノビさんはセルゲイ・ドラグノフ、タケさんは三島一美、立川さんはラッキークロエだった。
ほとんどの挑戦者が3-1で退けられていたが、中に1人だけ強者が登場。エリザを使うユウさんに対して、挑戦者が選んだキャラはポール・フェニックス。ステージは「Forgotten Realm」だ。このステージの特徴は床が壊れること。これが勝敗に影響しなければいいのだが。
まずは先に危なげなくユウさんが勝利。そして第2ラウンドではギリギリの攻防となるが挑戦者が勝利。そして第3ラウンドは圧倒的な力で挑戦者の勝ちに。これで挑戦者はリーチだ。若干焦りの見えるユウさん。そして第4ラウンド。削りあいが続く。ユウさんが有利に見えたが、間際で挑戦者が逆転! そのままにらみ合いが続き、挑戦者有利でタイムアップ。見事に勝利した。
挑戦者は何と、ノビさんの配信していたエリザの解説を見ていたのだとか。そのあたりの研究成果もあって勝利できたのだろう。ユウさんも「カウンターをとれるかと思ったが強かった」と舌を巻く。そして彼は今回の挑戦で唯一勝利をもぎ取ったのだった。このコーナーの最後にエキシビションマッチとして再戦も行なわれた。今度はユウさんがフェン・ウェイ、挑戦者が選んだのはデビル仁だったが、ここではユウさんが圧倒的な力を見せて勝利を収めていた。
このほか、プロゲーマー4人による対戦も開催。タケさんとユウさん、ノビさんと立川さんで勝負をしたが、最後はノビさんとタケさんとの試合になり、最終的にはタケさんが勝利を収めた。
「ファイナルファンタジーXIV」のPvPコンテンツ「アドレナリンラッシュTV」も出張
次のコーナーでは、「ファイナルファンタジーXIV」のPvPコンテンツである「アドレナリンラッシュTV」が出張版として登場。「ファイナルファンタジーXIV」プロジェクトマネージャーである森口翔太氏、同プランナーである井谷仁彦氏が登場した。
今回紹介されたのは、同作のPvPコンテンツである「ザ・フィースト」。これはお互いが所持しているメダルを奪い合い、最終的にチーム全体が持っているメダルの数で勝敗を決めるというPvPコンテンツ。自身の実力を現すレーティングや階級、ランキングが用意されており、一定期間のシーズン中にプレイヤー間で競い合い、上位入賞を目指すのが目的となる。
今回行なわれた4人制のザ・フィーストでは、「TANK」、「Melee DPS」、「Ranged DPS」、「HEALER」の各ロールから1人ずつ、4人のパーティーでチームを組むことになる。それぞれTANKはナイト/戦士/暗黒騎士、Melee DPSはモンク/竜騎士/忍者/侍、Ranged DPSは吟遊詩人/機工士/黒魔道士/召喚士/赤魔道士、HEALERは白魔道士/学者/占星術師の職業が担当できる。
ザ・フィーストでは1人100枚のメダルを持っており、敵チームのメンバーを倒すと、そのメンバーの持っているメダルの半分がドロップされ、それを拾うことで自分の所持メダル数が増えるという仕組みだ。最終的に時間内で所持していたメダル数が多いチームか、600枚のメダルを獲得することで勝利となる。
なお特殊ルールがあり、メダルをたくさん持っていると、被ダメージが上昇するデバフが付くほか、一定時間誰も戦闘不能にならないと「デンジャータイム」となり、全プレイヤーに被ダメージ上昇のデバフが付くようになる。
また途中にサプライボックスが登場するので、これを壊すと種類に応じたバフ効果を得られるのも特徴だ。
さていよいよ試合である。参加者はワールドにいた人の中から希望者を募って戦うことに。井谷氏はチーム・クロウのリーダーでTANKを選択。森口氏はチーム・ファングのリーダーでHEALERを選択した。
バトル開始と同時に試合を仕掛けるチーム・クロウ。しかし相手のチーム・ファングも負けていない。一進一退の攻防が続くが、メダル数はチーム・ファングがいったん上に。しかしチーム・クロウが1人を倒してイーブンに戻す。そしてその勢いに乗ったまま、メダル数を525枚まで伸ばす。このまま行くかと思われた残り2分でデンジャータイムに。勢いのあったチーム・クロウはヒーラーを倒されたりと苦戦してどんどんと倒されていく。気づけばチーム・ファングが487枚、チーム・クロウが313枚と逆転。そのままタイムアップとなり、チーム・ファングの大逆転で幕を閉じた。
悔しい様子の井谷氏。今度は同じメンバーでステージを変えて再挑戦。先ほどと同様に先手を取るチーム・クロウだったが、同じように後半になってチーム・ファングが大逆転。こちらでも負けてしまうことになった。そして最後の3戦目となるが、同じような展開となり、こちらもチーム・ファングの勝利となってしまった。「なんか見たことあるぞ、この展開!」と叫ぶ井谷氏。
約1時間のでもプレイであったが、かなりスピード感も緊張感もあり、見ているだけで楽しめるPvP戦だった印象。「レベル30から楽しめるので、皆さんも遊んでほしい」と井谷氏は語った。
最後はYamatoNさんと「PUBG」でプレイ
そして最後のコンテンツとなったのが、Team NVIDIA JPのYamatoNさんの特別イベント。今回は「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」(PUBG)をチーム戦でプレイしようというものだ、YamatoNさんをリーダーとして会場から3人を募集してチームを組み、戦いに挑む。1人は歴戦の勇士、1人はちょっと触った人、最後の1人はまったく触れたことのない超初心者の組み合わせとなった。
参加者は定員の100名きっかり。「ドン勝(優勝すること)狙いますよ!」とYamatoNさん。気合いは十分である。まずはPochinkiを目指すことに。1人Pochinkiに落下するYamatoNさんだが、ほかのメンバーはちょっと離れたところに降りてしまう。仕方ないので建物の中に隠れて、装備を確保しながらメンバーを待つ。「このゲームって(施設から)出たら負けなんですよ。戦場に飛び立っていくやつから負ける」とYamatoNさん。そしてなんとかチームが合流して武器を受け渡したりと装備を充実させる。
みんなが集合したところで、移動手段を確保するために車を探しに行くことに。4人でダッシュして街道を行くが、全然車が見当たらない。焦るYamatoNさん。敵が迫っているようなので、建物の中に隠れることに。しかし物資が全くない!
そのうちに制限範囲が狭まってくる。1回目はなんとか円の中に入ったものの、2回目は外れてしまい、移動するしかなくなってしまう。ここで気づいたら残り33名の中に入っていた。生き残る希望が! だが出るしかない。思い切って建物の外に……。
しかし、やはりこれが裏目に。とうとう1人目が倒されてしまった。ただしここで残っているのは25人に。ずいぶんと減ってきた。森を抜けていく途中でYamatoNさんの銃が炸裂! 敵を倒していく。しかしまた味方の2人目が倒されてしまった! 残りはあと2人。そしてついにYamatoNさんが倒れてしまい、味方はあと1人に。ただしここで残っているのは5人。つまり、ほかのチームが1つ残っているだけの模様。そのうち1人を倒したものの多勢に無勢。3on1の戦いとなり、味方は全滅してしまった。しかしチームランクとしては2位といういい結果を残すことができたと言えよう。
こちらもあっという間に50分が過ぎたという感じだ。YamatoNさんは悔しそうでもう1度やりたかったようだがタイムアップ。ただしこちらも「PUBG」の楽しさを十分に知らせてくれたデモプレイだったと言えるだろう。
そして終了後にはキーボードやヘッドセットなどをかけたじゃんけん大会も開催されイベントは幕を閉じた。