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「真・三國無双8」、鈴木PがChinaJoyで新たに洛陽や虎牢関を披露
荒野を騎馬で疾走! 董卓、貂蝉戦や、川や堀を泳ぐシーンも
2017年7月29日 17:23
コーエーテクモゲームスは7月28日、ChinaJoyのソニー・インタラクティブエンタテインメント上海(SIE上海)ブースにおいて、「真・三國無双8」のライブストリーミングイベントを実施した。ゲストには、プロデューサーの鈴木亮浩氏に加え、コンソールゲームが大好きだという女性ストリーマーも参加し、見事なプレイを見せつけた。
デモの内容は、27日のSIE上海のプレスカンファレンスで初披露されたものと同じ内容で、洛陽にいる董卓の撃破を最終目的とした董卓軍対袁紹軍の戦いの真っ最中であり、その前哨戦である汜水関(しすいかん)の陣にいるところだ。プレーヤーキャラクターは前回同様関羽で、鈴木氏がプレイした内容をなぞるように、見事な腕前で汜水関にいる敵をなぎ倒していた。
前回と違ったのは、ここで終わらなかったところで、汜水関に侵入後、攻略もそこそこに再び馬に飛び乗り、虎牢関を目指して駆け出した。今回はファストトラベルは使わず、全体マップで目標を設定した上での移動で、ジャンルは西部劇とまったく違うものの「RED DEAD REDEMPTION」を彷彿とさせる無限に続く荒野を疾走する姿が印象的だった。まだ開発中のビルドということで、道中には特にイベントや敵などは出現しなかったが、この戦いと戦いの間をどう充実させるかが、ゲームを魅力的なものにする上で重要になりそうだ。
しばらく馬を走らせると虎牢関に着いたが、汜水関と比較すると驚くほど巨大で、ストリーマーの女性は、正門から右側にある修復中の壁から鍵縄を使って侵入し、奥へ奥へと進んでいった。ここでの最終目標は呂布の撃破。途中で貂蝉が現われ、戦闘となったが、まだAIがほとんど入ってないのか、反撃らしい反撃もなく、途中で潰走状態となった。
時間がないためか、虎牢関の奥にいる呂布には向かわず、そのまま方角を改めて、一気に洛陽を目指した。途中には大きな川があり、女性ストリーマーはそのまま川に突入すると関羽はそのまま泳ぎだした。泳いで渡っていると時間が掛かりすぎるためか、すぐ引き返し、再び馬を呼び寄せて洛陽まで一気に街道を駆けた。
洛陽は全体マップで見ても桁違いに巨大なことがわかる、その一帯では最大規模の都市で、正門を鍵縄で突破して内部に入ってからも、幾重にも門や柵、堀などで守りが固められている。女性ストリーマーは、新アクションのひとつである2段ジャンプを駆使して、障害をどんどん突破していった。途中、誤って堀に落ちて、あわやスタックかと思われたが、ここも2段ジャンプで切り抜け、障害をものともせずに最深部に突入していく。まだ開発中のビルドのためバトルらしいバトルはなく、パルクールアクションを見ているかのようだ。おそらくこのあたりは実際のゲームとはだいぶ異なりそうだ。
洛陽の最深部には董卓がいて、その取り巻きと共にバトルとなった。やはりここでもAIが機能しておらず、まともな戦いにはならなかったが、デモプレイを通じて、「真・三國無双8」のゲームデザインがかなり理解できた。
この虎牢関の戦いでは、「洛陽の董卓撃破」というメインターゲットのほか、「呂布の撃破」、「華雄の撃破」などのサブターゲットも提示され、それぞれの拠点で戦闘が発生している。プレーヤーが参戦することで、戦局が大きく動くが、プレーヤーが参戦するまでは時間の流れは止まったままとなっている。プレーヤーが死亡すればゲームオーバー、最終目標を達成すればストーリーが進み、時代が流れてまた新たな出来事が発生していく、という流れになるようだ。
今回のライブストリーミングイベントは、会場がうるさすぎて、鈴木氏のコメントが一切聞き取れなかったのが残念だったが、中国のファンに向けてサービスしまくりの内容で、中華圏重視の姿勢を感じることができた。なお、鈴木氏に対しては、単独インタビューを行なうことができたので、後ほどお届けしたい。