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提督必見の「瑞雲ハイランド」爆誕!

原寸大瑞雲の展示、アトラクションの「艦板娘」などが展開

6月17日~7月30日 開催

「ZUI-Q GUIDE 瑞雲ハイランド ガイドマップ」。まぁ、そうなるな。
マップが艦これ仕様に!イベント他、スタンプラリーの場所も記載されている

 富士急行とKADOKAWAは6月17日、「『艦これ』鎮守府 瑞雲祭り in 富士急ハイランド泊地」を開催した。

 「『艦これ』鎮守府 瑞雲祭り in 富士急ハイランド泊地」は既報の通り、「艦これ」と、「富士急ハイランド」のコラボレーションイベントだ。「艦これ」に登場する水上偵察機「瑞雲」をテーマとしたもので、目玉となる原寸大の瑞雲の展示や、スタンプラリー、艦娘声優による特別ステージなど「艦これ」を前面に押し出したイベントとなる。

 今回は「富士急ハイランド」改め「瑞雲ハイランド」を訪れ、瑞雲の初お披露目となる除幕式など一部のイベントに参加することができた。「艦これ」づくしで大変に楽しんできたので、その模様を撮りまくった大量の写真とともにお届けしたい。

富士急行線の富士急ハイランド駅。艦娘たちのお出迎えに、否応なしに期待が高まる
コラボラッピングの電車も運行中!スケジュールが合えば是非乗りたい

遂にその姿を現す!瑞雲除幕式が開催

提督にご協力頂いて撮影した限定のハッピ。着用率が非常に高かった

 6月17日は開催初日であり、原寸大瑞雲は今回が初のお披露目となる。FUJIYAMA前に設置された瑞雲広場で白いシートに包まれながらも、遠目からでもひと目でそれとわかる瑞雲は静かにその時を待っていた。4月1日に1/1瑞雲の建設計画が発表されてから、日付も日付であるだけに半信半疑であった提督たちも多かったことと思うが、瑞雲はまさにそこに現れたのである。

 周囲は大変な賑わいで、全国から集ったであろう「提督」達は除幕式を今か今かと待ち受けつつ、写真を取ったり、「艦これ」トークに花を咲かせていた。今回のコラボイベントで販売されている、襟に「瑞雲魂」という文字、そして背中には艦娘「日向」“師匠”と瑞雲のシルエットが入った、緑のハッピを着ている提督が非常に多かったのが印象的で、このハッピは1日を通してよく見られた。

 時間になると、艦娘の衣装を纏った演奏者による和太鼓の演奏が行なわれた。その後登壇したのはブリドカットセーラ恵美さん、タニベユミさん、内田秀さん、そして開口一番、「1/1スケールの瑞雲か……まぁ、そうなるな」と場を沸かせた大坪由佳さん。「瑞雲は好きかーー!!」の掛け声に力強く応える提督たちの声で、除幕式はスタートした。

 はじめに、KADOKAWAの井上伸一郎氏と富士急ハイランドの岩田大昌氏による開幕の挨拶が行われた。井上氏は原寸大瑞雲が作られるのは世界で初めてであること、原寸大瑞雲を1年かけて準備してきたことを明かした。岩田氏は「艦これ」、富士急ハイランド、そして日本一の山である富士山とのコラボレーションを楽しんでほしいと述べたうえ、提督たちには是非FUJIYAMAにも乗って、勇気のあるところを見せていただきたいと語り会場の笑いを誘った。

 そして除幕が行われた。和太鼓の演奏をバックに、姿をあらわす原寸大瑞雲。会場は拍手と歓声に包まれ、会場のテンションが一気に上がったのが感じられた。細部までこだわって作られたという瑞雲は、汚れ加工なども施されて精悍な顔つきをしており、今にも飛び立ちそうな迫力を滲ませていた。

【遂に原寸大瑞雲がその姿を表す】
全長10.8m、全幅12.8m、全高は5.0mとド迫力のサイズ

スタンプラリー、コラボ仕様アトラクションなど瑞雲ハイランドを堪能!

 さて、その後は少々時間があったので、園内をぐるりと歩きまわってみた。するとまず艦娘のパネルと人だかりが目に入る。これはイベントの一環として行なわれているスタンプラリーのスタンプがあるという表示であり、アトラクション付近に設置された「艦板娘」だ。

 園内には全部で15名の艦娘が点在しており、全てのスタンプを集めると特製のICカードステッカーが貰える。パネルには艦娘のイラストとセリフが入っており、若干遊園地仕様のセリフになっている艦娘もいてニヤっとさせられる。

 15箇所全て回ってみたところ、概ねメイン通路沿いやアトラクション目の前などわかりやすい所にあるのだが、一部に少しわかりにくいところもあってウロウロしてしまった。加賀さんは「高飛車」の手前、最上は通路を抜けた「ええじゃないか」入り口手前にいるので見落とさないようにしたい。

【艦娘パネルの一部】
加賀さんは「高飛車」付近にいるのがちょっと意味深だ。ここだけブースではなくテーブルなので見落とさないようにしたい
最上も「ええじゃないか」乗り場手前にいるので、かなり奥のほうにいるということに注意
提督に見せてもらったスタンプの一部
園内各所にはこんなパネルも

 また、アトラクションの「テンテコマイ」と「ウォーターエース」もコラボ仕様になっている。「テンテコマイ」は「回転系絶叫アトラクション」で、アームに取り付けられた機体で地上約32Mを最速で時速40kmで飛行するもの。翼を操作すると機体が左右に揺れ、さながら風車のように回転することもできる恐ろしいアトラクションだ。普段の機体は白地に赤と青のラインの入ったデザインなのだが、コラボ期間中は瑞雲カラーの緑にペイントされている。

 「ウォーターエース」は、ボートに乗って池を回ることができるアトラクション。もともと乗り物正面のガラスにはセリフが入っており、後方の左右にはイラストが入っているのだが、ここも「艦これ」仕様となっている。デザインの全体数は確認ができなかったが、見た限りでは結構なバリエーションがあるものと思われる。ベースとなるデザインのものと「艦これ」デザインのものが混在しているので、「艦これ」デザインのものを探す楽しみがあった。

限定グッズ多数!しかし売り切れ続出の特設「富士山酒保」

「富士山酒保」の商品リスト。売り切れの札が並ぶ……。

 特設の物販コーナー「富士山酒保」では限定の「艦これ」オリジナルグッズの販売がされていた……のだが、13時時点でほとんどの商品が当日分売り切れとなっていた。翌日6月18日には同数が入荷するとのことだが、初日は8時30分の開場後、30分で売り切れた商品が続出したという。提督達の熱意は並々ならぬものがあり、お目当てのグッズを手に入れるためには少々早起きをする必要があるかもしれない。

熱気溢れる濃厚な「艦娘音頭」

絶叫戦隊ハイランダーも参加

 「艦娘音頭」は「鎮守府秋刀魚祭り2016」で仕様された楽曲で、ボス戦BGMとは思えないユルさと謎の中毒性で話題となった。今回は瑞雲広場、瑞雲を囲んで「艦娘音頭」を声優さんと共に踊るイベントが催された。

 なお、参加者には記念カードとともに紅白まんじゅうが全員にプレゼントされると除幕式で発表されていたのだが、参加人数が想定を大幅にオーバーしたとのことで紅白まんじゅうは全員にはいきわたらなかったとか。提督達の熱は想定以上だったということだ。

 それもそのはず、開場前から瑞雲前は除幕式を凌ぐ勢いで提督達が集っていた。開始後は声優さんたちとともに軽く練習をしたあと、BGMと声優さん達による生歌(!!)に併せて皆で「艦娘音頭」を踊り始める。「瑞雲!瑞雲!」のコールアンドレスポンスが飛び交うなど、大盛り上がりで一曲目を終えるが、興奮冷めやらぬ提督達はアンコールを要求。なんとそのアンコールは聞き届けられ、さらに盛り上がってある意味カオスな様相を呈しつつ、本日最後のイベントである「艦娘音頭」はフィナーレを迎えた。

 「『艦これ』鎮守府 瑞雲祭り in 富士急ハイランド泊地」は7月30日まで開催される。イベントも順次開催されるほか、瑞雲は常設展示となっている。限定グッズや限定メニュー、コラボアトラクションなど、提督ならば楽しめること請け合いなので、是非期間中に富士急ハイランドを訪れて瑞雲、そして「瑞雲ハイランド」を堪能していただきたいと思う。