ニュース

発売に先がけて、「ガンダムバーサスまつりin秋葉原」開催!

ファンが育て、15周年を迎えたシリーズ最新作

6月25日開催



場所:ベルサール秋葉原

 バンダイナムコエンターテイメントは6月25日、ベルサール秋葉原にて、「ガンダムバーサスまつりin秋葉原」を開催した。「GUNDAM VERSUS」は、「機動戦士ガンダム VS.」シリーズ最新作で、PS4版が7月6日に発売される。今回はゲームの発売に先がけてのイベントとなった。

迫力の戦いが繰り広げられたトーナメント予選
緻密さに驚かされる黒板アート
これまでのシリーズのプロデューサーを務めた馬場龍一郎氏
「GUNDAM VERSUS」プロデューサーの安田直矢氏

 会場は朝10時半からのオープンだったが、ゲームの人気に加えて、声優のステージも開催されるということで、あいにくの天気にもかかわらず大盛況となった。会場では発売に先がけて「GUNDAM VERSUS」が体験できるだけでなく、“世界最速”のトーナメントも開催された。このトーナメントは16時まで行なわれる予選で、何度も参加することで勝ち星を多く稼いだプレーヤーが決勝トーナメントに進むことができる。

 こちらに参加しているのはいわゆる“ガチ勢”であり、使用する機体はクローズドテスト、その後のオープンテストで公開されている機体を使用、ネットでの情報交換や過去シリーズの経験を活かした連続技を積極的に使い、参加も仲間と一緒にするなどかなり熱がこもっていた。勝利をするとガッツポーズでアピール、勝ち星を稼ぐにはプレイ待ちの長蛇の列に並び直さなくてはならないが、高いテンションで勝負を楽しんでいた。

 「GUNDAM VERSUS」は、やはり熱い駆け引きと軽快なMSの挙動、派手な演出が楽しい。そしてうまいプレーヤーが操る機体の挙動は驚異的であり、劇中のニュータイプの戦いを思わせる迫力がある。アーケードゲームを中心に人気を誇るシリーズ最新作だからこそのプレーヤー達の熱意を強く感じた。一方で「GUNDAM VERSUS」は協力プレイモードも盛り込まれており、対戦だけでは内楽しさも提示している。発売後のユーザーの盛り上がりにも大いに期待したい。

 会場では最新作だけでなく初代の「連邦vs.ジオン」や、「連合vs.Z.A.F.T.」など歴代シリーズの試遊台も出展されており、こちらも人気を集めていた。加えて「1/1ガンダムヘッド」、「1/1ガンダムコクピット」も展示されており、写真を撮る来場者が多かった。

 中でもシリーズ15周年を記念されてソニー・インタラクティブエンタテインメンより送られた「黒板アート」はかなり見応えがあった。この黒板アートは画家のれなれなさんによるもので、チョークのみで描かれており、後で制作過程が紹介されたが「15周年おめでとう」のメッセージが隠されていた。

 ステージイベントではこれまでのプロデューサーを務めていた馬場龍一郎氏と、「GUNDAM VERSUS」プロデューサーの安田直矢氏が登壇、プロデューサーを受け次いだときの話や、シリーズの思い出話などが語られた。

 馬場氏はシリーズのプロデューサーをやりながら以前から安田氏を“後継者”にすべく注目していたという。そして数年前、行きつけのバーに安田氏を呼び出してガチ切れしながら「VS.シリーズ」の意味、思い入れを語り、安田氏を泣かせるほどに熱弁をふるったという。他にも馬場氏がぐでんぐでんに酔っ払った後、安田氏の膝の上でもどしてしまった話など破天荒なエピソードが開陳された。

 その中で馬場氏が何度も語ったのは、「VS.シリーズ」は、数々の先人達や、取引先、そしてファン達の手で育ったタイトルであり、プロデューサーは“それらの代表”となることだという。安田氏は馬場氏のその想いを受けつつ、新しいものを生み出すべく、「GUNDAM VERSUS」に取り組んでいる。

 15周年を迎え、「GUNDAM VERSUS」はスタッフも世代交代し、新時代の面白さを提示すべく生み出された。そして本作はアジア地域でも同時発売となり、これまでのシリーズより大きな規模で展開していくと安田氏は語った。本作がどのような“動き”をもたらしていくか、注目していきたい。

【ガンダムバーサスまつりin秋葉原】
「1/1ガンダムヘッド」、「1/1ガンダムコクピット」も展示
試遊台、トーナメント、どちらも非常に人気だった
歴代タイトルの展示も
れなれなさんの作業風景と、隠されたメッセージ
ガンダムゲームの歩みと、様々なパッケージ
馬場氏、安田氏のイベントでは、これまでの作品を振り返りファンに育ててもらったゲームと語り、これからへの意気込みが語られた