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「ぷよぷよ」を超える! 熱い想いで挑むパズル「にょきにょき」クラウドファンディングがスタート!

あの「ぷよまん」再び! 「にょきまん」もリターンの1つに!

6月22日 発表

 コンパイル〇は6月22日、Nintendo Switch用対戦格闘パズルゲーム「にょきにょき」次回作についての記者会見を行なった。同作はCAMPFIREでのクラウドファンディングで制作されることが決定しており、記者会見ではそのストレッチゴールやリターンなどについて説明が行なわれた。

 記者会見には仁井谷正充氏(コンパイル〇代表)、倉持武志氏(IZENE代表)、濱野秀昭氏(セブンコード代表)らが登壇。記者会見と同時にクラウドファンディングの支援受付もスタートし、会見中にサポーターが増えていく様子なども伝えられた。

「にょきにょき」とは?

コンパイル〇代表・仁井谷正充氏

 「にょきにょき」は、「ぷよぷよ」を発売したコンパイルの社長を務めた仁井谷正充氏が立ち上げた、新会社・コンパイル〇が制作するパズルゲーム。

 落ちてくるにょきにょきを同色で並べて攻撃力を貯め、自分のタイミングで発火させることで相手のフィールドにおじゃまを降らせることができる。貯まった攻撃力を好きなときに使えるので、対戦格闘ゲームのような爽快感が得られる“第3世代落ちものパズルゲーム”となっている。

 昨年ニンテンドー3DS向けに「にょきにょき たびだち編」が発売されており、最新作はそのリメイクとなる予定。制作はCAMPFIREを使用したクラウドファンディングで行なわれる。

思わず立ち上がって熱く解説する仁井谷正充氏

「ぷよぷよ」を超える! 「にょきにょき」への想い

 記者会見は、旧コンパイルから発売された「ぷよぷよ」シリーズへの想いを、仁井谷氏が語ることから始まった。

 囲碁・将棋に並ぶ1,000年遊べるゲームを目指すため、「ぷよぷよ」を超える作品を作りたいという仁井谷氏。「ぷよぷよ」では初心者が連鎖をすぐには作れないことから、上級者との差がつきやすいという問題点があったと語る。その点を解消して、誰にでも楽しめるパズルゲームを目指したのが「にょきにょき」とのこと。

 今回はNIntendo Switch版の「にょきにょき」を制作することで、より多くの人たちに遊んでほしいという想いからクラウドファンディングに踏み切ったという。

 ここで次回作「にょきにょき 宇宙征服編」のロゴが発表され、クラウドファンディングにあたってのPVも公開された。PVは「ぷよぷよ」の危機的状況から始まり、「にょきにょき」に至るまでの過程や続編制作への意気込みが一目でわかるもの。PVの最後には、ホリエモンこと堀江貴文氏からの激励メッセージも含まれていた。

支援額が増えるほどゲーム内容が充実

公開された「にょきにょき 宇宙征服編」のロゴ

 「にょきにょき 宇宙征服編」制作にあたってのクラウドファンディング目標額は1,000万円。そこからさらに設定されたストレッチゴールを達成するたびに、オンライン機能や詳細なコンフィグ機能など、ゲームの内容が一層充実していくという。設定されたストレッチゴールは以下の通り。

【ストレッチゴール】
1.1,000万円:3DS版「にょきにょき たびだち編」をNintendo Switch版へ高解像度移植
2.2,000万円:インターネット対戦、ローカライズ対応(英字、繁体字)を追加、サウンドクリエイターチーム「INSPION」がサウンド制作に参加
3.3,000万円:パズル史上最強のコンフィグ設定、マップモードを追加
4.4,000万円:様々なキャラクター登場のストーリーモード、ひたすらモードを追加
5.5,000万円:積絵(にょきでお絵かきができる)モードを追加

2,000万円突破でサウンドチーム「INSPION」が参加

IZENE代表・倉持武志氏

 支援額2,000万円突破で実現するのが、サウンドクリエイターチーム「INSPION」の参加。大手ゲーム会社から一斉独立して話題になった、サウンドプロデューサー倉持武志氏が率いる「INSPION」が本作のサウンド制作を担当することになる。

 記者会見に登壇した倉持氏は、「僕の愛する仁井谷社長が再起を図ろうとしていると聞いて、ぜひ協力したいと思った」とその思いを語る。仁井谷氏の諦めない姿勢に感銘を受けたとのことで、ストレッチゴールが達成された際には、仁井谷氏が歌う「初老メタル」も制作したいと語り笑いを誘った。

最高支援額はなんと1億円!

 今回のクラウドファンディングでは、支援額3,000円から1億円まで多岐にわたるコースが用意されている。タイトルコールに参加、発売前の早期ダウンロード権利、伝説の「ぷよまん」の再来である「にょきまん」、そしてサブタイトル命名権を含む1億円コースなど、コンパイル○らしい遊び心に満ちたリターンとなっている。その内容は以下の通り。

【支援者リターン】
1.3,000円:オープニングのタイトルを喋る権利
2.5,000円:200人限定でNintendo Switch版発売1カ月前に早期ダウンロードキーを提供
3.5,000円:伝説的「ぷよまん」が復活! その名も「にょきまん」10個入り1箱
4.10,000円:発売日にNintendo Switchパッケージ版と限定取扱説明書をお届け
5.30,000円:10,000円リターンに加えてスタッフロールに応募者の名前が載る権利
6.1,000,000,000円:クラウドファディング史上最高額?????の権利

 この他にもリターンは用意されている。

気になる最新作の世界観は?

 最新作の舞台は「IT石器時代」。近未来的な文化を持つ旧石器時代で、携帯電話や石のタブレット、石の空飛ぶバイクなどが存在するとのこと。森の奥には、あの魔導の塔も……。

 イラストレーターには「ぷよぷよ」、「魔導物語」で知られる壱 氏、村長さわ氏も参加が決定。本作のためにキャラクター、パッケージ、ポスターを描き下ろす予定だ。

登場キャラクター・琴 明日香(悪霊)
舞台となるIT石器時代のイメージ

ストレッチゴール以外にも様々な展開を予定

 会見の最後には仁井谷氏への質問コーナーも設けられた。今後の展開に関する質問に、オリンピック正式種目を目指す「にょきにょき」はマスターズ大会を予定。行けばいつでも誰かと対面で対戦できる「にょきにょきカフェ」のような店舗展開も考えているという。

 また「スマホ版の開発予定は?」という質問には、最終的な支援額によっては視野に入れていると回答。ストレッチゴール以外にも仁井谷氏は様々な展開を企画しているようで、「にょきにょき」の今後が楽しみな記者会見となった。