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【TAMASHII NATIONS "OSAKA"】デジモンの超進化を“完全再現”!
高級感あふれる「超合金カーズ」、291万円の「1/1 宮本ひかり」も注目
2017年5月27日 03:50
バンダイコレクターズ事業部が5月27日、28日にかけて開催する最新フィギュアの展示イベント「TAMASHII NATIONS 10th WORLD TOUR "OSAKA"」。こちらはパート1に続くパート2として、引き続き前日に開催されたメディア向け内覧会での新商品を紹介していこう。
今回の目玉が「超進化魂」。バンダイは「デジモン」をモチーフに、大きなセールスポイントである“超進化”を変形ギミックで再現した「超進化シリーズ」を展開していたのだが、今回、このギミックをさらに練り込み、進化前の「かわいらしさ」と、進化後の「かっこよさ」をさらに追求、最新技術と、ダイキャストやメッキなど表現を多彩にしてよりクオリティの高い商品を作り上げた。
「超進化魂 01 ウォーグレイモン」ではディフォルメされた肉食恐竜型の「アグモン」が強力な爪を武器とする竜人型デジモン「ウォーグレイモン」に“完全変形”する。別固体とも言える存在へ進化していく楽しさはデジモンならではだが、商品ではこの進化をギミックで再現してしまおうというのである。
しかもウォーグレイモンの姿では銀色の部分にメッキパーツを使用するなど質感にこだわり、関節には金属パーツを使用している。以前のシリーズはどちらかと言えば低年齢層向けだったが、「超進化魂」はかつての「デジモン」ファンに向けた、ハイエンドトイとなっている。日本はもちろん、海外のユーザーへも向けた商品となるという。
会場では第2弾として「メタルガルルモン」が発表されていた。こちらは「ガブモン」から進化する。会場ではさらに数体の「超進化魂」が展示されていたが26日の時点では秘密とされていた。27日のイベントで明らかになるのか、楽しみなところだ。
もう1つユニークな挑戦としては「超合金 Cars LIGHTNING McQUEEN」がある。動画も公開されたが、目と口の差し替えで多彩な表情を再現し、エンジンルームの表現、そしてダイキャストボディとこだわりの仕様となっている。これまでの「カーズ」の商品は低年齢層向けのものが多かったが、あえて逆を行くというユニークなアプローチだ。
さらに「ROBOT魂TRI(トライ)」という新ブランドで、2017年夏の新アニメ「ナイツ&マジック」のロボットを立体化していく。共有の内部構造を使うことで構造をシンプルに氏、様々なキャラクターを再現していくことに注力しているという。
昨今の「ROBOT魂」は関節の複雑化や、ギミックの盛り込みにより商品価格が上がりがちだった。新ブランド「ROBOT魂TRI」では、共有の構造を多くし、外装で差別化しつつ、遊びやすさ、動かしやすさを追求していくとのこと。今後は子の関節を使った他のキャラクターへの展開も視野に置いているとのことだ。
そしてもう1つ、やはり特別な存在感を放っているのが現在受注受付中という「Human size サマーレッスン:宮本ひかり」だ。限定5体、価格2,916,000円(税込・配送料別)という価格のフィギュアを会場で見ることができる。その存在感は、思わず圧倒されてしまう。スカートの柄や、靴の造形などもとてもリアルで、「1/1なのだから、本当の服を着せた方が早いのでは?」という質問を吹き飛ばす、本物の服装以上の“リアル感”があるところも面白いところだ。
すぐ近くには1/12の「フィギュアーツZERO サマーレッスン:宮本ひかり」も見ることができるのだが、こちらと塗装表現などが全く違っていて興味深い。大きさを考えた表現テクニックなど、フィギュア表現というものにかんして改めて考えさせられるのが楽しい。「TAMASHII NATIONS 10th WORLD TOUR "OSAKA"」はかなりの混雑が予想されるが、様々なアイテムをじっくり見て、フィギュアや、超合金の最先端技術をたっぷり味わって欲しい。
※展示品は試作品です