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「ドラゴンズドグマ オンライン」、シーズン3「亡国の炎」実装日を発表!
新大陸、新モンスター、新コンテンツを発表会で公開
2017年5月25日 13:00
カプコンは、プレイステーション 4/3/Windows用オンラインアクションゲーム「ドラゴンズドグマ オンライン」において、大型アップデートとなるシーズン3「亡国の炎」を8月17日に実装する。
これに先立って、メディア向けに発表会を開催。発表会では、プロデューサーの松川美苗氏、ディレクターの木下研人氏の両名により、シーズン3.0の世界観や登場人物などについて説明された。
両氏は、まずはシーズン3.0のメインビジュアルとキャッチコピーを公開。そこには「王家再興。絶望の大地を奪還せよ。」とあり、物語の中心人物らしいキャラクターや武装した敵味方などが描かれており、これから始まる新たな戦いを想起させるものとなっていた。
つづいて発表されたのがアップデートの3つのキーワードとなる「新大陸 アッカーシェラン」、「戦甲を纏いし敵」、「王家再興」というもの。シーズン3.0では、このキーワードが中心となりコンテンツが展開するとのことで、各内容については以下で個別に紹介していく。
キーワードその1:新大陸 アッカーシェラン
「アッカーシェラン大陸」は、遠景に険しい火山を望む新たな冒険の舞台だ。かつては火竜を祀り、アッカー家の当主を王と仰ぐ人々が暮らす大陸だったが、現在では「悪しき竜」とオークが跳梁跋扈する世界へと変貌し、人口は激減している。また、「悪しき竜」を討伐すべく解放軍を名乗る者たちが活動をしているが、その勢力は小さい。
今回の物語は、レスタニアに突如として現われた「悪しき竜の眼」により、主人公たちがそのアッカーシェラン大陸へと連れ去られてしまうことをきっかけに始まっていく。たどり着いた先のアッカーシェラン大陸はすでに混乱のさなかにあったが、そこで主人公たちは悪しき竜に与するオークたちが占拠する砦を奪い返しながら、国の正統なる火竜の継承者「ネド王子」を探す旅へと赴くことになる。
キーワードその2:戦甲を纏いし敵
アッカーシェラン大陸に棲むドワーフオークは優れた鍛冶の技術を持つ種族。その技術を用いて、他種族の魔物を武装させて戦わせることを余興とする残虐さも合わせ持つ。そんなドワーフオークが悪しき竜の加護を得た鉱石で作った装甲「戦甲」には、多少のヒビや傷は自己修復してしまう能力、そして装着者たる魔物の自我を薄れさせ、使役しやすくする能力が備わっている。
この戦甲は、「状況に合わせた技の使い分けで敵を気持ちよく倒せる」というシーズン3.0のコンセプトに大きく関連している。その入り口となるのがドワーフオークで、この敵は正面からの攻撃に対しては鎧で受け止めるために耐久力があるものの、装甲の薄い背後からの攻撃には弱い、という特徴がある。
1対1で戦うようなケースではそういった弱点を突きつつ戦い、集団戦になったときは敵を一掃するスキルを使うなど、戦術やスキルの使い分けが自然と行なわれるようになり、それがプレーヤーの楽しさや気持ちよさへとつながっていく、というものになるようだ。
また、ドワーフオークたちを束ねる存在として「魔軍(オーク)四将軍」という存在も登場する。それぞれ「戦の将」、「獣の将」、「骸の将」、「闇の将」と呼ばれ、質の異なる強さを持っているようだ。レスタニアのオークとはまたちがった「軍団をまとめる将」としての戦いを見せてくれるとのことで、こちらも非常に楽しみだ。
キーワードその3:王家再興
支配された大陸を再興するため、覚者たちはアッカーシェランの民と協力して多種多様な試練へと挑むことになる。大型モンスターの討伐、護衛任務、ダンジョンの開拓、領地奪還などの試練をクリアして、アッカーシェランに己の強さを証明するのである。
シーズン3.0の核となるコンテンツが、この「王家再興」だ。これまで以上にコンテンツを遊ぶことが中心となるゲームサイクルを念頭に制作されており、それらはアクション性が強いものだけではなく、楽しさの種類を広げるものを意識しているという。各コンテンツの概要は以下の通り。
エリアミッション/NPCとの共闘
「エリアミッション」は、好みのNPCと共闘しながらモンスターを討伐する、エクストリームミッション(EXM)のような攻略メインのコンテンツとなる。このコンテンツではバージョンごとに「プレーヤーの期待を裏切らない」新たなモンスターが登場するとのこと。従来のEXMよりもポーンを連れて行って気軽に挑戦することが可能だ。
また、シーズン3.0からは「パーティー募集掲示板」が実装されるため、「仲間と挑みたい」というプレーヤーはそちらを利用して挑めるようにもなっている。
サブストーリー/長期ミッション
「サブストーリー」は、王家再興の過程で出会うNPCとの信頼を築くのが目的。メインクエストには登場しないNPCと合流し、彼らが持つ独自の使命を遂げることになる。こちらもバージョンごとにユニークなキャラクターとその使命が用意されていき、これらのNPCと関わることによって、今までとはまた変わったゲームの楽しみ方ができるように設計されている。
なお、こういったサブストーリーをクリアしているプレーヤーとそうでないプレーヤーでは、世界のあり方にわずかながら変化が生じ、その部分も楽しめるように作られているとのことだ。
エピタフロード/新スキル解放
「エピタフロード」は、王家の英霊が眠るアッカーシェランの地で、新たなスキルを得るために墓碑銘を通じて英霊の試練を受け、それをクリアしながら進めていく踏破型のコンテンツ。
シーズン3.0のオーブツリーと連動しており、各ジョブにつき2系統のスキルを習得していくことができる。攻略時は、パーティーとポーンを自由に選んで進めていくことが可能となっている。
ウォーミッション/大型戦争イベント
「ウォーミッション」は、大陸全体で開催される、「オークに奪われた砦の奪還」を目的とした8人制のコンテンツ。基本的には8人となっているが、8人制コンテンツに参加するのに慣れていないプレーヤーの声に応える形で、4人制の内容も同時に用意される。
エリアミッションを松川氏が実際にプレイ!
発表会では、松川氏によって実機上でエリアミッションのプレイも行なわれた。同行するNPCにはメイロワ将軍が選択され、ポーン3人を引き連れて敵陣へと向かう。まずはそこにある大砲を破壊するというミッションが表示されると、そこへ鎧をまとったドワーフオークが多数登場。
ドワーフオークに対しては正面からだと効果的に攻撃ができないため、他のキャラクターと連携を取って敵の背後に回って攻撃を行なうことで着実にダメージを与えていく。一方で、敵のなかには大砲を撃ってくるオークなどもおり、まさしく乱戦といった状況で戦っていた。「こういった戦況を把握して、自分が何をしたいのか、どう動くのかというところを考えながら立ち回るところに楽しさがある」と木下氏。
また戦甲を装備するモンスターに対しては、敵の攻撃にカウンターを合わせて効果的にダメージを与えるなど、状況に応じて様々な戦略が用意されているようだ。戦甲の破壊後は、他のモンスターと同じようにダメージを与えていける。
戦甲の破壊を狙う場合は、敵の攻撃にカウンターを合わせて効果的にダメージを与えるなど、状況に応じて様々な戦略が用意されているようだ。なお戦甲を装備している大型の敵は、スタミナ減少ではなく戦甲の破壊でダウンする特徴がある。
そして、エリアミッションの最後には「魔軍戦車カトブレパス」という巨大なモンスターが登場。このモンスターは全身を戦甲に覆われているほか、背中には大きな火器のついたやぐらを搭載しており、そこから砲撃を中心とした攻撃を行なってくる。また、やぐらを破壊するために接近しても中にはオークが乗っており、火薬入りのタルを落としてくる。見るからに手強そうなモンスターではあったが、そのぶん攻略のしがいがありそうだ。
なお、今回のプレイで見られたこの戦車状態のカトブレパスは第一フェーズであり、やぐらを破壊したあとの第二フェーズになってから、その真価を発揮し始めるのだという。
「エリア印記章」シーズン3.0におけるゲームシステムの変更
これまでメリットはあるものの、毎週のノルマ的な要素にもなっていた「エリア印記章」のシステムが変更される。シーズン3.0以降ではゲーム内で「王家紋章のメダル」が集められるようになり、これを武具や家具などのさまざまなアイテムと自由なタイミングで交換が可能となる。
なお、従来の「エリア印記章装備」とは異なり、シーズン3.0では、メダルを集めて交換したり、強敵を倒して素材から生産するなど、プレイスタイルに合わせた手段で作れるようになっている。
シーズン3.0の新規要素&リファイン
シーズン3.0では、よりゲームを楽しめるようにするべく、新たな育成要素やリファインも実装されている。各要素について、以下で個別に解説していく。
新規要素
・カスタムスキル EX<技・剛>
各ジョブの2系統、技と剛が新規に実装される。技は、従来のスキルとは使い方がやや異なるタイプ、剛は従来性能の強化を中心としたタイプのスキルとなっている。それぞれ、エピタフロードを攻略することで解放・習得に繋がる。
・武具育成の新システム<リミット解除/極限合成>
これまでは☆4強化が上限だったが、さらなる強化システムが登場する。「リミット解除」は強化レベル☆4の装備を強化にすることで、火力アップとは異なる恩恵を受けられるようになるというもの。「極限合成」は、過去のシーズンの最強武器を、今のシーズンの最強武器と融合させるもの。前のバージョンで製作した武具が無駄にならないような要素となっている。
・ジョブエンブレム<プレイポイント育成要素>
プレイポイントを使ったジョブステータスの育成要素。プレイポイントを使った要素として本来想定されていた内容がやっと新要素としてリリースできるとのこと。
具体的には、各ジョブで所持できる「エンブレムストーン」というアイテムを育てることで、好きなステータスを伸ばしたり、ストーンにアビリティを封入したりすることができる。これまでジュエリーを装備していた装備枠に、エンブレムストーンを育成することで複数封入できるという内容になる。
・ポーンの戦術育成<思考カスタムエディット>
戦術についてポーンと実際に語らい、「どの敵から狙ってほしい」、「この状況ではこの技を使ってほしい」という感じで、ポーンの戦術思考を自分好みにカスタマイズできるようになる。また、これまで使用していたポーンへの命令についても、ポーンたちへの全体号令として、今まで通り使えるようになっている。
・マンドラゴラ育成<自室ガーデニング>
シーズン3.0より、自室の庭に出ることができるようになり、専用クエストで捕まえてきたマンドラゴラを鉢植え育成することが可能となる。マンドラゴラは育てることでさまざまなアイテムを持って生まれてくるが、ときおりボーナスアイテムを持って生まれてくることもあるようだ。また、マンドラゴラにはさまざまな外見があり、育てたマンドラゴラは図鑑に登録される。1度登録された外見は、現在育成中のマンドラゴラの外見に反映させることも可能だ。
リファイン要素
・保管ボックスの拡張
保管ボックスのページ数が増加する。
・ポーン隊派遣の調整
これまで大人数クランはホットスポットによる発掘武器を早いサイクルで入手できていたが、少人数のクランの場合はそうもいかないという現状があった。この点を見直し、少人数クランでも発掘武器が入手しやすくなるように調整が行なわれる。
・パーティー募集掲示板実装
これまでも、エントリーボードという8人パーティー用掲示板はあったが、シーズン3.0からはいつでも使える4人用の掲示板を実装することになった。募集する側はどういう形でプレイするかを項目から選択できるほか、コメントを書くこともできるようになっている。
・ジョブバランスの変更、カメラワークの調整など
その他、ジョブバランスの変更や、カメラワークについてはフォトモードの角度制限の解除や新要素も取り入れるなどを予定しているとのこと。
各プラットフォーム向けにパッケージ版を発売
シーズン3.0アップデートの実装に合わせ、8月17日に「『ドラゴンズドグマ オンライン』シーズン3 リミテッドエディション」が発売される。予約開始は5月25日からとなっており、価格は7,800円(税別)。対応プラットフォームはPS4/3/Windowsとなっている。
今回も特典としてさまざまなものが用意されているが、なかでも目玉となっているのは「LV.80成長&礎とエリアランク解放セット」だ。詳細な効果は下表の通りだが、本作を初めてプレイする新規プレーヤーはもちろんのこと、新シーズンを機に復帰を考えているプレーヤーなどには最適の内容と言える。
このアイテムについては開発内部でも検討を重ねたとのことで、とくに新規・復帰組に対する敷居を下げていきたい、という強い思いがあったようだ。なおこちらは1キャラクターにつき1回のみ使用可能。
そのほかにも、今回のパッケージにはシーズン2のサウンドトラック、総額1万円相当になる7種類のオプションアイテムなど、お得なアイテムが付属している。
コンパニオンアプリのリリースが決定
「ドラゴンズドグマ オンライン」をサポートするスマートフォン用のコンパニオンアプリがリリースされることが決定した。スマートフォンがあれば、いつでも自分のキャラクターやゲーム内イベントのチェックができるだけでなく、クランカレンダーを利用して集まる日を決めたり、メッセージをやり取りするといったクランメンバーとのコミュニケーションも可能となっている。こちらは、現在鋭意開発中とのこと。
「ドラゴンズドグマ ダークアリズン」のPS4/Xbox One/PC版が発売
すでにPS3では発売されているオープンワールドアクション「ドラゴンズドグマ ダークアリズン」の、PS4/Xbox One/PC版が発売されることが決定した。発売は2017年秋を予定。
なお、発表会の終わりには新たなジョブについては鋭意製作中という。新ジョブについての詳細はまた後日とのことだったので、こちらは続報に期待したい。
最後は「本シリーズも5年目だが毎タイトル作るのが大変で、発表会の場に立つたびに感慨深く思っている。ユーザーの皆さんの声を反映しながらシーズン3も開発していくので、引きつづき本シリーズをよろしくお願いします(松川氏)」、「本作のなかで遊ぶ、暮らすことがプレイの軸になるように、中長期を見据えて、そう感じてもらえるものを提供できるようにゲームを作っていきたい。夏まで少し時間はありますが、まずはシーズン3.0を遊んでいただきたいと思っています(木下氏)」と両名がコメントし、発表会を締めくくった。
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