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【A 5th Of BitSummit】「プロデューサーとはディレクターのために存在する」プラチナゲームズ・稲葉敦志氏が講演
2017年5月20日 22:36
「A 5th Of BitSummit」のステージのトップバッターを飾ったのは、プラチナゲームズの稲葉敦志氏だ。講演内容は「『Seeds』・新企画の立ち上げへの考え方」だが、稲葉氏は冒頭、「プロデューサーとは?」と切り出した。
稲葉氏は「プロデューサーとはディレクターのために存在する」のだという。ディレクターと共に作品を世に出していく上で、共に育てていく存在だという。プラチナゲームズにも神谷英樹氏をはじめ、ディレクターが存在するが、同社としてより多くのディレクターを作ろうとさらなる努力を行なっているという。
稲葉氏は「プラチナゲームズはインディだが、幸運にもAAAタイトルを作らせてもらっている。だが、1年でディレクターの席の数は限られている。席の奪い合い」と過酷な状況を説明。なぜディレクターに注目するのか? 稲葉氏は「どんな人が作っているのか? これによってゲームの完成形がイメージできる」という。こうしてディレクターとゲームの種を育てていく。それこそがプロデューサーの仕事だという。ディレクターと雑多な話をしている時間が1番楽しいと言い、そこからゲームを磨いていくことがプロジェクトにとって大切」と言い切る。
そして翻ってインディシーンにおいて、ディレクターをサポートしてくれるプロデューサーがどれくらいいるのかという点に稲葉氏は危惧しているという。そして稲葉氏は「自分が力になれるのであれば、なりたいので、今後も力を入れていきたい」とインディシーンにおけるサポートを今後も力を入れたいとコメントした。「企画を見て欲しいと言われることがあるが、もっともっと言って欲しい」と稲葉氏は語る。
稲葉氏はインディシーンについて、「すごく楽しいし、楽しんでいる人がたくさんいる。その楽しい広がりを、もっともっと広げていきたい」と語りその気持ちを今回の講演で伝えたかったのだという。
そして、プラチナゲームズに関して言えば、「いつも10本程度は企画があり、準備を進めている」という。「プラチナゲームズの中でいつもしのぎを削り、次の準備が行なわれていることが大切」と語る。「10年間で12本~13本の作品をリリースできたことは驚異的だと思う」と続け、今後も「新しい企画を生み出す流れを止めないでおきたい」と語り締めくくった。































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