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【静岡ホビーショー】“全巻”揃えたくなる「ドラゴンボールメカコレクション」
マニアックな鳥山メカがコレクションサイズで揃う新シリーズ5月よりスタート
2017年5月14日 17:07
バンダイが現在プラモデルとして展開している「ドラゴンボール」の製品には「フィギュアライズスタンダード」や「フィギュアライズメカニクス」のシリーズがあるが、この5月20日より新たに「ドラゴンボールメカコレクション」が発売となる。
同社が古くから展開している手のひらサイズのプラモデル「メカコレクション」(メカコレ)シリーズとして発売されるこのシリーズは、「ドラゴンボール」の作中や原作の扉絵などに登場した乗り物をプラモデル化して発売するものだ。この静岡ホビーショーでは、第7“巻”まで発売されるシリーズ全ての試作品が展示された。
原作者の鳥山明氏のセンスが色濃く表われた「ドラゴンボール」に登場するメカニックは同作の魅力の1つであり、かつてバンダイは偶然にも同じシリーズ名で、トレーディングフィギュアを発売したことがあった。
また「フィギュアライズメカニクス」も展開中ながら、あちらは主要キャラクターと絡む比較的メジャーなメカが中心であり、このメカコレはかなりマニアックな方向性で選ばれている印象を受ける。もちろんこのメカコレにも、関連キャラクターのフィギュアが付属していて、未塗装の仕様ながら、それぞれの登場シーンに合わせたポージングで設計されているのが嬉しいところだ。
パッケージは「宇宙戦艦ヤマト2199」や「ウルトラマン」などの現行シリーズとは異なる大きなサイズで、メカの登場シーンを原作コミックス風に起こしたイラストを採用している。パッケージ向かって右横には、コミックスの背表紙をイメージした装丁を施し、立てて並べることで原作同様に一つのイラストが完成するという非常に凝ったもので、シリーズの通し番号を「巻」としているのもここからの由来だそうだ。
シリーズは7巻までが予定されていて、4巻までは月に2種ずつの、以降は1種ずつの発売となる。アニメのエンディングで知られるパイロット姿のブルマとともに登場する戦闘機の「ロマティックパーツ」が同梱され、全7巻を揃えると「ブルマのロマンティック戦闘機」が完成するという、コレクションすると嬉しい特典の存在もこのホビーショーにて明らかにされた。
これまでフィギュア然としたシリーズとして展開されてきた「ドラゴンボール」のプラモデルだったが、このメカコレはかなりマニアックな着眼点で、新たなファン層の獲得も期待できる。価格は702円(税込)と、これまでのメカコレより若干高めの設定ながら、買いやすい価格なのは間違いなく、コレクションしたくなるパッケージも魅力的なので、気になるほどではないだろう。現状ではこの7巻までの展開で、次の展開は評判次第ということだが、個人的にもぜひ続いてほしいシリーズだと思っている。
もちろんこのメカコレ以外のプラモデルも引き続き展開予定で、ホビーショーに展示された新製品についても紹介していこう。