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「TERA」、新クラス「ムーングレイバー」実装キャンペーン情報を公開

廣田氏が新日本運営Pに就任! 新ダンジョン情報も明らかに

4月12日 実装予定

 ゲームオンは4月8日、Windows用MMORPG「TERA :The Exiled Realm of Arborea」(TERA)の新クラス「ムーングレイバー」先行体験会をe-sports SQUARE AKIHABARAにて開催した。

 本イベントにはゲームオンの日本運営プロデューサーの野田真央氏とGMの廣田瞬一氏が登壇。さらにMCとしてコットン太郎さん、コスプレーヤーの伊織もえさんも加わり会場を盛り上げた。またイベントは第1部、第2部の2階に分けて行なわれ、「ムーングレイバー」に関するスキル紹介や最新情報が発表された。

 なお弊誌では「ムーングレイバー」を実際にプレイしたレポート記事を掲載している。こちらもあわせて参考にしていただきたい。

ムーングレイバーは攻撃範囲の広さ、爽快感が魅力の新クラス

左から廣田瞬一氏、野田真央氏、コットン太郎さん、伊織もえさん。伊織さんはムーングレイバーのコスチュームを身にまとって登場

 まずは4月12日に実装を予定しているムーングレイバーの特徴と魅力に関する説明が野田氏から行なわれた。2011年のサービス開始から約6年が経過する「TERA」において、ムーングレイバーは「くノ一」以来約1年ぶりの新クラスとなる。キャスタニック一族「月の家門」最後の1人という設定を持つムーングレイバーは、野田氏いわく「辛い過去を持った、陰のある美人」だという。

 また実際に使用してみると「和テイストな部分も感じられると思う」と野田氏は語った。なお、ムーングレイバーのエクストラボイスは、アニメ「機動戦士ガンダムUC」マリーダ・クルス役などで活躍する甲斐田裕子さんが担当する。

 バトルにおける特徴は、リーチの長さに伴う攻撃範囲の広さが挙げられる。通常モンスターをまとめて攻撃できる爽快感があるほか、ただ単に攻撃するだけでなく、攻撃した相手に「月光痕」という傷痕もつけることができる。

 「月光痕」は合計で7つ付けることが可能で、付与数に応じて特定スキルの攻撃力アップ、派生攻撃発生などさまざまな強化につながる。さらにこの「月光痕」は敵だけでなく、自分自身にストックさせておくこともできる。自分に付いているか相手に付いているかで、性能が変わるスキルも存在する。

 もうひとつの新システムは「ルナティックゲージ」。こちらは画面下のHPやMPゲージに追加される新たなゲージを指し、敵を攻撃するごとに少しずつ増えていく。このゲージが1,000になると一定時間攻撃力や攻撃速度が上がるスキル「朱月」を使用できる。

 ここからは、ムーングレイバーが習得するスキルの数々を立て続けに紹介。まずはレベル1から習得できる連撃とエヴァシブロール。連撃は前進しながら武器を振り回して攻撃するシンプルなアクション。スキルボタンを推し続けることで、最大4打撃連続で攻撃できる。エヴァシブロールは前方に回転するスキルで、敵の攻撃を回避する際に使用する。敵の攻撃に合わせて回避すると「完全回避」が発動し、10秒間クリティカル率が100%になる。

 敵に刻んだ月光痕を爆発させる「月鳴り」というスキルもレベル1から使用できる。月光痕が刻まれた対象の周辺に敵を集めることで複数の敵にダメージを与えることも可能。そのほか「エクステンドスラッシュ」は飛び上がりながら敵を空中に突き上げて地面に叩きつける攻撃スキル。ムーングレイバーの主力として活躍するであろう攻撃方法だ。

 以上がレベル1から使用できるスキルだが、もちろんレベルを上げていくことで、さらに多くのスキルを習得できる。レベル2から使用できる「スピニングリッパー」は身体を横回転させながら2回攻撃するスキル。また「オーバースラッシュ」は「エクステンドスラッシュ」の後、武器を打ち下ろして攻撃するスキルとなる。

 レベル10になると「ディスターブジャンプ」が使用可能に。このスキルは対象に向かって素早く飛びかかり、武器を振り下ろす攻撃方法である。さらにレベル12で「月光陣」というスキルも習得する。月光痕が刻まれた対象の元に敵を引き寄せ、3秒間気絶させる効果がある。野田氏は「月光陣を使いこなすとムーングレイバーが楽しくなる」と語るが、その一方で使い方が難しい面もあるとのこと。

 さらに高レベルになってくると、「エクステンドスラッシュ」後に連携して使用可能な「グレイブバースト」というスキルも。これは野田氏も「カッコいいのでおすすめです」と自信を見せるスキルで、地面に叩きつけた敵に対して武器を投げつけ、ビジュアルでも楽しめるという。また敵に付いた月光痕を自身に1つ映す「月光招」というスキルも登場。これを上手く利用すれば、どの敵に対して月光痕を使用するかをコントロールすることも可能だ。

 そして最大3回目でダメージを減少させる「守護光玉」をレベル52で、前述した「ルナティックゲージ」最大時に使用できる「朱月」はレベル58で習得する。最後に紹介されたのは、レベル65で使用可能になる「満月」。これは地面に武器を突き刺して広範囲にダメージを与えるスキルで、展開中は自身と味方の攻撃力を毎秒増加させるバフ効果まであるという。

4月26日には新たなダンジョンも実装

 イベントの後半ではムーングレイバーと同じく、4月12日に実装されるコンテンツの数々も紹介された。まずはキャラクタースロットの最大数が現在の16から17へと拡張。さらにクラスバランスも調整され、ランサーやソーサラー、プリーストといったクラスの後方跳躍が方向キーで可能になる。

 ドラゴン型の飛行乗り物として人気の「飛竜」は、これまでダンジョン内で手に入る卵からランダムで生まれるシステムだったが、今後は100%獲得できる手段が追加される。また成長区間は難易度を高くする代わりに、経験値が多く入手できるよう調整が加えられる。

 アップデートに合わせたキャンペーンも予定されており、デルの34インチ曲面ウルトラワイドモニター、WebMoney1,000円分といった抽選プレゼント企画が行なわれる。これとは別に、ゲームにログインすると手に入るムーン玉を貯めることで、現在最高クラスのムーングレイバー用の武器「妖羅凱帝武器+10」が全員にプレゼントされる。

 ここで野田氏は、自身が日本運営プロデューサーを退き、廣田氏が新日本運営プロデューサーへ就任することを発表した。広田氏は1月に行なった書初め企画で「昇進」と書いていたが、それがわずか3カ月で実現することになった。

 この発表を受けて、廣田氏は「ずっと『TERA』に関わってきて、日本で1番詳しいと思っています。運営プロデューサーとして、その知識を活かしていきたいと思います」と決意を語った。また野田氏は「『TERA』から離れるわけではなく、他タイトルを含めた統括する立場として見守っていきます」と今後も「TERA」に関わっていくことを明かした。

 最後は廣田氏から、ムーングレイバー実装後のアップデート情報が次々と発表された。まずは、最初の大都市として馴染み深いヴェリカが舞台の新ダンジョンが登場する。ここには「ストーリ上重要な神様も出てくるかも」と廣田氏。新ダンジョンに合わせて、ヴェルデグ装備、新凱帝装備などさらに強力な新装備も追加される。

 またプレーヤーの行動を支援してくれるヴァルキオン偵察隊指令は、UIの改善を予定。次になにをすればいいかがわかりやすくなるという。その一方でベルゴスや一部ダンジョンが一時入場不可になるそうで、廣田氏は「今のうちに行ってみてほしい」と促していた。これらのアップデートはムーングレイバー実装から2週間後の、4月26日を予定している。