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「東京ゲームショウ2017」開催概要を決定! e-SportsとVR/AR/MRを強化

挨拶を行なう岡村秀樹CESA会長
9月21日~24日 開催予定

会場:幕張メッセ(1~11ホール)、イベントホール、国際会議場

入場料:
【一般】
1,200円(当日)
1,000円(前売り)
【小学生以下】
無料
「東京ゲームショウ2017」の開催概要が発表された

 一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は、日経BP社と共催で「東京ゲームショウ2017」を9月21日から9月24日まで幕張メッセで開催する。入場料は一般の前売りが1,000円、当日は1,200円。小学生以下は無料。

 2016年は、来場者数271,224人を記録。ドワンゴのニコ生での動画配信の来場者数も848,537とかなりの規模を記録した。27万人規模の来場者数を捌ける会場は「幕張メッセ」くらいしかなく、今回も幕張メッセで開催されると同時に、動画配信を強化することで、より多くのゲームファンにアピールしたいとしている。今年も幕張メッセ(1~11ホール)、イベントホール、国際会議場と幕張メッセのすべてを使用して開催される。

 今回のテーマは、「さあ、現実を越えた体験へ。」。これはVRなどが浸透しつつある中、「東京ゲームショウ」も新たなる体験を提供できる場となれればという思いから付けられた。

 今回の強化点は、「ネット動画配信の強化」、「e-Sportsの本格的な普及への対応」、「VR/AR/MR分野の強化」、「より一層のグローバル化」の4点。

 「ネット動画配信の強化」では、昨年も行なわれたとおり事前配信の「東京ゲームショウ」関連番組を強化する。番組での先出し情報をより一層盛り込んだり、コーナーごとの特集企画番組の作成、e-Sports予選大会の中継、などを行なう。また、視聴者数の多い土日の配信も計画している。さらに会期中は、日本ゲーム大賞受賞者インタビューやe-Sportsの番組配信を強化。閉場後の21時以降も番組の配信を行なうなどボリュームアップが図られる。

 2016年はドワンゴのニコ生のほか、ワールドワイドを対象としたTwitchでも配信が行なわれ、ニコ生同様大きく配信数を増やしているという。しかし、Twitchでは中国から見ることができない。このため2,017年はDOUYUなど中国向けの動画配信も予定されている。

 e-Sportsに関しては、誰もが見て楽しめ、「スポーツとして楽しめるもの」を目指すという。このことから、家庭用ゲーム、スマートフォン用ゲームの大型タイトルを招聘したいとしている。予選大会からネット動画配信を行ない盛り上げていく。詳しくは追って発表される。

 「VR/AR/MR分野の強化」は、昨年VRが好評だったことから「AR(拡張現実)」、「MR(複合現実)」などを取り込み、さらなる強化が図られる。

 ここ数年、海外に向けたアピールが続けられているが、その活動が功を奏し海外メーカーの誘致が進んでいる。今年も既にインドのゲームショウでプレゼンテーションを行なうなど精力的に活動しているという。

 この他では、公式アプリのバージョンアップが行なわれる。プッシュ通知機能の強化やSNS連動、マップをより見やすいものにするといった改良が行なわれる。また、低年齢層や中学生を対象とした「ファミリーゲームパーク」は、中学生以下と小学生以下のエリアを一体化し、ゲームプログラミング/スクールエリアを新設。参加型ワークショップも開催される。

「東京ゲームショウ2017」のテーマ
強化案が発表された
ネット動画配信を強化する。会期前から盛り上げ、会期中も様々な企画番組を配信する
中国向け動画配信も行なう
Twitchによる世界に対してもネット動画配信を引き続き行なう
e-Sportsに関しても様々な企画が予定されているようだが、詳しくは後日発表となる
VR/AR/MR分野も、昨年に引き続き強化対象となっている
公式アプリをバージョンアップ
「ファミリーゲームパーク」ではゲームプログラミング/スクールエリアを新設。体験型のコーナーを強化する
昨年の様々なデータも公開された