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レノボ、ゲーミングPCの新ブランド「Legion」をスタート!

e-Sportsにコミットした4モデルを発売

2月24日 発売予定

価格:
ゲーミングノート
130,500円(税別)(Y520)
295,000円(税別)(Y910)
デスクトップ
103,500円(税別)(Y700)
116,500円(税別)(Y720)
ゲーミングPCの新ブランドとして「Lenovo Legion」を設立。ちなみに“Legion”は“軍隊”と言った意味がある

 レノボはゲーミングPCの新ブランドとして「Lenovo Legion」を設立し、デスクトップPCを2モデル、ノートPCを2モデルを2月24日に発売する。

 レノボはこれまでゲーミングPCとして「Yシリーズ」を開発販売してきた。しかし「Yシリーズ」というネーミングでは“ゲーム”を連想しにくいと、世界各国の担当者から声が上がっていたという。そこで、レノボの“ゲーミングPC”部門としてメッセージを打ち出すために策定したのが新ブランド「Lenovo Legion」となる。

 ブランドとしてベースとなるのは「ゲーマーに最高の製品を届ける」という点にあるが、それに加えてこれまでの同社ゲーミングPCとの違いは、単にゲーミングPCの製品群の総称に留まらず、“ゲーミングに関する取り組み”全体を指すこととなる。この取り組みの中にはe-Sportsへのスポンサードなども含まれており、すでにプロチーム(東京ヴェルディ)へのスポンサード、ゲーム大会への積極的な関与なども進行している。

コンシューマ製品事業部のプロダクトマネージャーを務める藤井宏明氏が「Lenovo Legion」を説明
すでに東京ヴェルディをスポンサードしている

 発表会には東京ヴェルディのe-Sports部門の選手も登場。レノボのゲーミングPCについても、「『日本eスポーツリーグ』では、『Overwatch』で結果を残せることができました。レノボのゲーミングPCについては、スリムでコンパクトながら安定しているので、安心して練習に取り組めます。それが結果に繋がったと思います」とコメント。時期リーグについては、「『Overwatch』では2連覇を目指し、総合優勝も目指します」と意気込みを語った。

東京ヴェルディのe-Sports部門。プロスポーツチーム初のe-Sportsチームとなる。先日開催された「日本eスポーツリーグ」では準優勝だったが、「Overwatch」部門ではシーズン中1度も相手にポイントを奪われない完全勝利を果たしている
「日本eスポーツリーグ」の筧誠一郎代表がリーグの現状を説明

オールインワンながらパワフル。「ideacenter AIO Y910」

 先日発表されたばかりの「ideacenter AIO Y910」の紹介が行なわれた。同モデルはフルスペックのゲーミングPCでありながら、オールインワンのAIO筐体というところがポイントになっている。2,560×1,440ドットの27型ワイドQHD TN液晶ディスプレイ筐体に、スペースを工夫することで、CPUにCore i7-6700、GPUにGeForce GTX 1080など最新スペックの性能を有する。

 たとえば電源はかなりスペースを必要とするが、同時に堅牢に作られているため、これをディスプレイの支柱部分に使用。熱を発するビデオカードはディスプレイ向かって左に縦型で配置し、右側にハードディスクやSSD、I/Oポートなどを配している。

 このほかにも、収納式1080pカメラを搭載。ステレオスピーカーを5W×2搭載しているのでパワフルな音を楽しめる。また、ちょっとしたことだが、ディスプレイ左側面にはヘッドセットを掛けることができるクレードルが用意されている。

 これまでキーボードとマウスはコストダウンのためセットに含まれなかったが、今回は「オールインワン」ということで、日本語メカニカルキーボードとマウスを搭載している。

 このほかにも、Killer Ethernet E2400 & Wireless-AC 1535を採用し、ネットワークパフォーマンスを高めている。

【ideacenter AIO Y910】
【レノボのデスクトップ ゲーミングPC】
タワー筐体の「Y700」
キューブ型のコンパクトな新型機種「Y720」」
フラグシップモデルの「Y900 Razer Edition」

ゲーミングノートPCに、初の「Lenovo Legion」製品を投入

ノートブック製品担当の三島達夫氏がプレゼンテーション
ノートブック製品のラインナップ

 前述の新ブランド「Lenovo Legion」初の製品は、ゲーミングノートPC「Legion Y520」となる。「Y520」は15.6インチの液晶を搭載し、CPUは第7世代Core i5/i7、GPUにGeForce GTX 1050/1050Tと採用。薄型筐体となっており、厚さは25.8mm、2.4kgで持ち運びも楽々行なえる。

 独自のユーティリティソフト「Lenovo Never Sense」を搭載しており、2つのファンによる冷却ブーストの設定や、ゲームに関連するネットワークの管理、プレイ中のスライドパッドやWindowsキーの誤動作防止設定、臨場感あるゲームサウンドを実現するDolby Audioなどを管理することができる。

 排気口はサイドに付いており、熱を横に逃がす仕組みになっている。

【Lenovo Legion Y520】

 また、もう1つの新機種、「ideapad Y910」は、「Legion Y520」より一回り大きなG-Sync対応の17.3インチ液晶を搭載したモデル。VRにも対応するため、ハイパワーのCPUを搭載しており、オーバークロックにも対応したCore i7-6820HKを搭載。ちなみにオーバークロックは「Lenovo OneKeyターボキー」を押すだけで可能。GPUはGeForce GTX 1070。

 キーボードは独自のメカニカルスイッチを採用しており、RGBイルミネーションにも対応。マクロキーにも対応している。キーアサインやマクロの設定は独自ソフト「Lenovo Magic Y Key」で可能となっている。マクロ用のキーが左側に用意されているが、この設定はもちろん、すべてのキーのカスタマイズが可能で、3つのプロファイルを保存できるので、ゲームに合わせてキーマクロを設定することもできる。

 このほかにも、「Lenovo Never Center」で各種管理が可能。オーバークロックの設定、ファンのブーストによる冷却の強化、プレイするゲームのネットワークを優先する設定などに対応している。

【ideapad Y910】