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【スマホアプリ今日の1本】「バブルウィッチ3」

熱中度の高さはさすが! 大胆にシステムを変えたシリーズ最新作

1月11日 配信

ダウンロード:無料

利用料金:無料

ビジネスモデル:アイテム課金制

「バブルウィッチ3」の3大ポイント

・ネロのチャージショットをはじめ、新要素が満載!
・バブルの軌道を示す矢印が最後まで表示されるようになり、初心者にも優しくなった
・唯一かわいさだけは前作のほうが上か?

 世界にその名を知らしめた「キャンディークラッシュ」シリーズをはじめ、本コーナーでも取り上げた「ファームヒーロー・スーパー」や「ブロッサム・ブラスト」などを配信しているKingが、今年に入って新たなタイトルをリリースした。

 その名も「バブルウィッチ3」で、2014年に発表されたAndroid/iOS「バブルウィッチ」シリーズの最新作となるシューティング型パズルだ。King作品の例にもれず、シンプルな操作性と奥深いゲーム性、そして想像以上に高い中毒性を持つ1作だ。

 今回は、「バブルウィッチ」シリーズ過去作との比較もまじえて本作のポイントや新しくなった点などを紹介していく。Kingファン、パズルゲームファンの方々はぜひ目を通していただきたい。

【プロモーションムービー】

同じ色のバブルをつなげて消していけばOK。支えを失った(どのバブルとも接していない)バブルは落下する
一定ステージごとにボス戦が発生。妖精が閉じ込められたバブルを消すとダメージを与えられる

 本作は前作と同じく、同じ色のバブルをつなげて消していくシューティング型パズル。各ステージには「バブルをすべて消す」、「バブルに閉じ込められているオーティスを助ける」。「バブルを消してゴーストをゴールまで導く」といった目的が設定されている。これらを達成すればステージクリアとなり、先のステージへ進める仕組みだ。また、クリア時には獲得したスコアに応じて☆1~3つの評価が得られる。

 まず本作は、前作にくらべて親切度が大きく増した。その1番の理由は、発射するバブルの軌道が最後まで見えるようになったこと。前作はバブルを左右の壁にバウンドさせようとすると、軌道を示す矢印が途中までしか表示されなかった。そのために目測を誤ってバブルが狙いの場所に着弾せず「そこじゃない!(怒)」と嘆くことがよくあったが、本作はバブルの軌道が着弾点まで示されるため、狙いを誤ることはまずない。アクションやシューティングが苦手な人でも、パズル部分に集中して楽しく遊べるようになった。

 また、パズルの方向性も大きく変わったように思う。前作で高いスコアを獲得しようとした場合、まず落下したバブルのスコアが倍増するホットポッドを発生させ、クリアに関係ないバブルでもとにかく消し続ける(=ホットポッドを継続する)ことが重要だった。対して本作は、ホットポッド=ボーナスを廃止。無理にバブルを消し続けるのではなく、連鎖が発生する形を作り出して1発で大量のスコアをもぎ取る方が有効となった。

 さらに前作にはなかったシステムも搭載された。その1つが、バブルを消していくとお供のネコ「ネロ」のパワーがチャージされ、満タンになると、当てた周囲のバブルをまとめて消す特殊なショットを撃てるようになったこと。

 ほかにもステージに設置されているバブルの種類が増え、ショットが当たると爆発するバブル、隣りのバブルと同じ色になるクローンバブル、放たれると他のバブルを消してくれるフェアリーが閉じ込められたバブルなどが、数々追加されている。これらの新システムによって、シリーズ続編ながらも新鮮味を感じられ、ゲーム性やパズル性が前作以上に奥深いものになった。

 唯一、気になった点は全体的なかわいらしさがパワーダウンしてしまったこと。ステージクリア時にぴょんぴょん跳ねて喜んだり、ステージ移動時にデフォルメ化された姿になったりと、前作のほうがステラがかわいかったように思う。また本作のゴーストもかわいらしいのだが、前作のゴーストは「異常にかわいい」と思っていたので、個人的にはそこも残念だ。

 システムが刷新されて、初心者から上級者まで楽しめるパズルゲームになっているし、その熱中性の高さはさすがのKingタイトルと言える。もともとの筆者の就寝時間が遅いというのもあるが、プレイしていてふと気づいたら夜が明けていたほどだ。

 パズルゲームが好きな人はもちろん楽しめるが、「パズルは苦手」という人がプレイも面白く遊べる作品に仕上がっている。老若男女どんな方にもオススメできるので、ぜひ1度プレイしていただきたい。ただし、熱中しすぎに注意ということだけは、お伝えしておきたい。

バブルを発射するときは「どこに着弾するか」を確認できる。前作と違って撃ち損なうことは稀
悪の魔女に壊された家をリフォームするという、ちょっとした箱庭要素も。かわいいお家にしてあげたい