ニュース
ドスパラ、秋葉原&札幌で「Forza Horizon 3 タイムアタックイベント」を開催
日本マイクロソフトの森洋孝氏も登場し、新世代のWindowsゲーミングを語る
2016年12月23日 20:46
ドスパラは12月23日、秋葉原本店と札幌店にて「Forza Horizon 3」のタイムアタックイベントを開催した。秋葉原店は本日のみだったが、12月9日にリニューアルオープンした札幌店(関連記事)では本イベントを24日も続けて開催する。
イベント情報:秋葉原本店
http://shopevent.dospara.co.jp/archives/cat_1121549.html
イベント情報:札幌店
http://shopevent.dospara.co.jp/archives/1063231833.html
本イベントはドスパラモバイル会員なら誰でも無料で参加できる形式で、店舗前に設置された本格的なドライビングシート環境でWindows 10版「Forza Horizon 3」のワンレースをプレイし、そのクリアタイムを参加者間で競うというもの。上位入賞者には最新のWindowsタブレット「Diginnos DG-D08IW2L」を始めとする賞品が与えられることもあって、人通りの多いパーツ屋街に面したドスパラ秋葉原本店では道行く人が次々にチャレンジしていた。
使用されていたPCは、ドスパラのゲーミングPCブランドGALLERIAの「Forza Horizon 3」推奨モデルである「ガレリア フォルツァ ホライゾン 3 XG」。CPUにはCore i7-6700K、GPUにはGeForce GTX 1080を搭載して税抜き199,980円というハイエンドモデルで、4Kディスプレイでの高詳細な表示でゲームを動作させており、プレイは至極快適だ。
とはいえタイムアタックチャレンジは皆ぶっつけ本番なのでそこまでガチ勝負というわけでもなく、4Kディスプレイ+ドライビングホイール+ドライビングシートという本格環境で「すげーリアル!」とか言いながら参加者それぞれにゲームを楽しんでいた模様だ。筆者も挑戦してみたところ、「Forza Horizon 3」はレビュー(関連記事)等でやりこんでいたこともあって、その時点では1位のタイムを記録することができた。とはいえ、取材がてらの特別参加枠ということで正式な順位表には入れてもらえなかったのはご愛嬌である。
このような店頭イベントでは気軽に楽しみながら最新のPCゲーム環境に触れることができるうえ、好成績を残せば賞品ゲットでオトクという寸法。ドスパラではこういった催しをしばしば実施しているので、見かけたら気軽に参加してみよう。
日本マイクロソフト森洋孝氏、新世代のWindowsゲーミングを語る
秋葉原本店の会場では、タイムアタックイベントの間にちょっとしたトークセッションも行なわれた。日本マイクロソフトのXbox ゲーミング戦略本部 森洋孝氏による「新世代 Windows ゲーミングのすすめ」というプレゼンテーションだ。
森氏は最新のWindows 10について「今までで一番ゲームが楽しいWindowsへ進化」として、Windows 10の独自機能であるDirectX 12による高度なグラフィック、ゲームDVR機能による便利な録画機能、Xboxアプリによるゲーム体験の統合、Xbox Play AnywhereプログラムによるXbox One/Windows 10の垣根を越えたゲームプレイ、そしてゲームストアとしても成熟しつつあるWindowsストアの現状を報告したうえで、その全てに対応した好例として「Forza Horizon 3」のデモプレイも披露した。
このあたりのWindows 10ならではのゲーム機能については、つい数日前に特別企画記事「全ゲーマーに贈るWindowsゲーム環境アップグレードガイド(前編)」としてまとめているので、どれかのキーワードにピンと来た方は是非ご一読していただきたい。
なかでも特に今回のイベントと密接に関わっているのが、Windows 10の公式アプリケーションストアであるWindows ストアだ。Windows ストアではアプリや映画・音楽等のソフトに加えて、ゲームストアとしてビッグタイトルの取り扱いにも力を入れつつある。「Forza Horizon 3」はもちろんその中のひとつだし、直近では「デッドライジング4」などサードパーティ製の大作ゲームも配信。来年1月26日には「バイオハザード7 レジデントイービル」もWindows ストアで配信予定だ。
森氏によると、こういったビッグタイトルのWindows ストアでの取り扱いに力を入れているのは、Windows 10のゲームプラットフォームとしての魅力を高める目的もあるが、一番は「ユーザーの選択肢を広げること」。Xbox Oneというゲームハード、Steam等のPC向けゲーム配信プラットフォームに並んで、Windows 10なら公式ストアでもゲームが遊べますよ、という自由度を広げるための施策だ。
この施策はドスパラのGALLERIAブランドにおけるような「推奨パソコン」の選択肢を増やすことにもつながっている。例えばGALLERIAブランドの「Forza Horizon 3 推奨パソコン」では、マイクロソフトとのタイアップにて「Forza Horizon 3」の追加車種とWindows ストアのギフトポイントを提供中だ。さらに、その他の対象モデルでも年末キャンペーンとしてWindowsストアの12,000円分のギフトがもらえる施策が12月27まで実施されている。
ゲームユーザー的にはPCを買うと大作ゲームを2本か、セール中なら3本くらいは実質無料で手に入れられるということで嬉しい施策だが、それもWindows ストアで各種ビッグタイトルの選択肢が用意されていればこそ。ということでマイクロソフトでは、自社ゲーム作品は今後全てWindows ストアにも展開していくほか、サードパーティ製タイトルの取り扱いもさらに充実させていきたいという意気込みだ。
ちなみにXbox One/Windows 10のクロスプラットフォーム施策であるXbox Play Anywhereプログラムについて聞いてみたところ、マイクロソフト製タイトルについては今後全て対応していく方針であるものの、サードパーティ製タイトルについては各社の自由判断に委ねるという形になっているそうだ。このため例えばカプコンの「デッドライジング4」や来年1月26日に発売される「バイオハザード7 レジデントイービル」はXbox OneとWindows 10版の両方が存在するものの、Xbox Play Anywhereには対応しない、という形になっている。
いずれにしても各ゲームを好きなプラットフォームで遊ぶための選択肢が増えていくのはユーザーにとって歓迎したいところだ。そのことが今回のようなイベントを通じてより多くのユーザーに伝わっていけば、ドスパラの狙いも成功というふうに言えるだろう。