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【スマホアプリ今日の1本】「SOUL REVERSE ZERO」コンシューマにも劣らぬ圧倒的ボリューム!
個性豊かな英霊を従えて敵を討て! 破滅に抗う者たちの物語
2016年12月19日 13:24
「SOUL REVERSE ZERO」の3大ポイント
・アクションとソウルアーツの使いどころがカギを握るバトル
・強力な攻撃を仕掛けてくる敵をブレイクで止めろ!
・ストーリーもボイスもサブモードもとにかくすべてが大ボリューム
本日ご紹介するRPG「SOUL REVERSE ZERO(ソウルリバース ゼロ)」は、セガから配信中の圧倒的なボリュームを誇る1本。40人以上の声優と50名を超えるイラストレーターを起用し、壮大なスケールで描かれるファンタジーRPGだ。アプリストアにおけるユーザーのレビューを見ても「おもしろい」、「ハイクオリティ」、「期待以上」といった高評価が多い。実際にプレイしてみると、想像以上に遊びごたえに驚いてしまった。
ゲームの舞台となるのは、豊穣の大地グラニディア。その南部に位置する“花の都”マールコットで、町の自警団に所属する少年は、1人の少女と出会う。それは、異形のものたちがもたらす破滅(ゼロ)に抗い、世界を取り戻す戦いのプロローグだった。
本作は、基本的には章立てで会話が中心のストーリーパートと、敵と戦うバトルパートを交互にプレイしていくスマホアプリによくあるタイプのRPG。2つのパートを進めていけば、徐々に物語の全貌が明らかになっていく。
敵との戦闘は、ターン制だが、半オートで進むアクションバトルとなっている。各キャラクターはつねに「オートアタック」状態で、行動可能になれば敵を自動的に攻撃してくれる。プレーヤーが何もしなくても敵と戦えるが、画面下側にあるキャラクターのアイコンをタップすれば、固有スキルの「アクション」を使うことも可能。アクションはクールダウンを挟めば何度でも使用できるので、積極的に使っていきたい。
また、各キャラクターは秘められた最終奥義「ソウルアーツ」を持っている。戦闘を開始したときや敵を倒したときなどにはSPを獲得でき、これを消費してアクションを上回る強力な攻撃をくり出せる。なお、アクションとは異なってソウルアーツを発動できるのは1キャラクターにつき1回まで。SPもパーティメンバー全員で共有するため、連続して発動するのは難しい。
そして、本作のバトルでもっとも特徴的なのがブレイクシステム。ボスモンスターのなかには、通常とは異なる強力な攻撃を使うものがいる。強力な攻撃は前兆として減少していく円形のゲージが表示され、ゲージがすべてなくなると攻撃が放たれる仕組みだ。しかし、その前にアクションやソウルアーツを当てれば、モンスターをひるませて(=ブレイクして)攻撃を止めることができる。
クールダウンすれば何度でも使えるキャラクター固有のアクションと、SPを共有し使用回数も限られるソウルアーツ。それらに加えてブレイクという要素が、本作の戦闘をより深いものにしている。たとえば、アクションもソウルアーツも使えない状況だと、敵が強力な攻撃を仕掛けようとしてきたときにブレイクできない。アクションとソウルアーツをいつ使うか、どう使い分けるかという駆け引こそが、本作の戦闘のキモと言えよう。
本作のもう1つの特徴が、冒頭でも触れたボリューム感だ。本作をプレイしていて最初に驚かされたのは、キャラクターがとてもよく喋ること。メインとなるストーリーは完全フルボイスのうえ、戦闘がはじまるとき、攻撃をくり出すとき、つぎの戦闘へ挑むときなど、キャラクターのセリフが非常に多い。それ以外にも、キャラクター入手時、レベルアップ時、限界突破時といったシーンにいたるまで、とにかく喋って喋って喋りまくる。さすが、40名以上の声優を起用しているだけのことある……と感心してしまった(笑)。
もちろん、それだけをもってボリューム感と言っているわけではない。メインストーリーに加え、成長アイテムや覚醒アイテムが手に入るサブクエスト、さまざまな報酬がもらえる遺跡探索、ほかのユーザーとともに戦えるマルチクエストと、プレイモードも充実。しかもキャラクターの1人1人にまで、専用のクエストが用意されているのだ。
さらに、ミニゲーム程度の規模ではあるが、シミュレーション要素もある。敵に破壊されたマールコットに生産場や研究所、保管庫を建てて、街を復興させていくモードだ。建てた施設に応じて、ゴールドやアイテムを獲得できたりキャラクターを強化できたりする特典もあるので、規模が小さいとはいえバカにはできない。
……などなど、スマホアプリとしては破格のボリュームを誇る1本だった。さまざまな要素が盛り込まれているため、RPGが好きな人も、声優が好きな人も、可愛いイラストが好きな人も楽しめる。これ以上ないほど遊びごたえのある作品に仕上がっているので、どれか1つでも琴線に触れる要素があれば、ぜひ1度プレイしていただきたい。