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PS Vita用RPG「サガ スカーレット グレイス」発売!

4人の主人公から1人を選び世界を冒険していくRPG

12月15日 発売予定

価格:
6,800円(税別)
18,000円(税込/雪月花ボックス)

 スクウェア・エニックスは、PlayStation Vita用RPG「サガ スカーレット グレイス」を12月15日より発売開始した。価格は6,800円(税別)。

 本作は、4人の主人公から1人を選び世界を冒険していくRPG。ひとつの決められたストーリーを追うのではなく、プレーヤーの行動によってまったく異なるストーリーを楽しむことができる“フリーワールドシステム”が採用されている。今回は、これまで公開された「サガ スカーレット グレイス」をまとめて振り返ってみよう。

プロローグの紹介

 星神を裏切った罪で追放された神「ファイアブリンガー」。

 邪神は彗星となり還ってくる。鎮まっていた冥魔達も暴れ始め、世界は危機に陥る。

 星神は1人の男に力を授ける。彼は人々を率い「ファイアブリンガー」と戦う帝国を打ち立てる。冥魔は地下へと押し戻され、邪神の星は彼方へと去った。

 その後も邪神の星は、150年ごとに還ってくる。時代時代の皇帝が「ファイアブリンガー」と冥魔達を迎え撃った。準備に怠りなく楽々と邪神を打ち破る皇帝もあれば、油断の果てに世界を滅亡の淵に追い込んだ皇帝もいた。7度目の襲来で遂に、邪神の星は砕け散った。1,000年に渡る戦いに終止符が打たれたのだ。人々は平和の訪れに歓喜した。「ファイアブリンガー」の破片は地上に降り注ぎ、それは人間と星神の勝利を祝う花火のようであった。

 「ファイアブリンガー」が消滅すれば、帝国も不要になる。支配を続ける帝国に対して、各地で反乱が起きる。それは皇帝の息子達による内乱へと繋がる。混乱の中、「ファイアブリンガー」を倒した英雄である皇帝が暗殺され、帝国はあっけなく瓦解した。

 それから70余年。帝国時代を知る者もほとんどいなくなった。世界の混乱は続いていた。新たな危機が迫っていることに気が付く者など、存在しなかった。

 だが時代は主人公を用意する。新しい時代の新しい主人公を。

十二星神

 人間に知識ではなく知恵を、文明ではなく文化を与えた存在で、星座として天空に位置を占めているため、星神の名で呼ばれている。

 天空の中央を囲むように十二星神の星座が配されている。星神は文化を支える技術を司る。農業、牧畜、航海術、武術、魔術……。

 人々はその営みに合わせて、それぞれの星神に祈りを捧げてきた。神の力である星の光は、陽の光を凌ぎ、昼までも明るく輝いている。この地では、太陽や月や遊星よりも、輝く星々こそが世界を司る天体である。

 帝国の時代、天体を読む読星台が多く作られ、神意を読み解き、迫る危機に備えていた。読星台は神殿でもあり、帝国が滅んだ今でも、人々の生活に大きな影響を与えている。

4人の主人公の紹介

 主人公の4人、「ウルピナ」、「レオナルド」、「タリア」、「バルマンテ」はそれぞれの物語を持っている。プレーヤーは、誰を選択しどのようにシナリオを進めていくかで、物語の展開も変わっていく。

 ゲームを始めるとプレーヤーに対して幾つかの質問が行なわれる。プレーヤーの回答によっておすすめの主人公が提示されるほか、主人公にパラメーターボーナスも付与される。任意でキャラクターを選ぶこともできるが、その場合パラメーターボーナスは付かないので、迷ったら提示されたキャラクターを選ぶといいだろう。

【主人公選択】
【主人公4名】
ウルピナ
タリア
レオナルド
バルマンテ

パーティーメンバーは総勢70名以上

 パーティーにできる仲間は総勢70名以上で、選択次第では全く違ったキャラクターをパーティーに加入することができる。また同じキャラクターでも主人公によって関わり方が異なってくる。

【パーティーメンバーの1例】
モンド
アーサー
エリザベート
アントニウス
エリセド
カーン

物語を自由に楽しむことができるフリーワールドシステム採用

 フィールドマップとダンジョン、シナリオ、バトルが融合したフリーワールドシステム。このシステムにより1本道の物語構成ではなく、プレーヤーがエンディングに至るまでの物語を自由に楽しむことができる。

 また、オブジェクトに触れるとバトルもしくはイベントのどちらが起こるのかがわかるため、イベントをどんどん進めていくもバトルをひたすらこなしていくもプレーヤー次第だ。バトルやイベントで何を選択したかによってさらに物語は派生していく。

【スクリーンショット】

バトルについて

「タイムライン方式」採用

 バトルは「タイムライン方式」で進行していく。敵がどの順番でどんな行動をするかを事前に知った上で、こちらの行動を決めることができる。また、「タイムライン」の制御が戦闘のカギとなる。

【スクリーンショット】

バトル:BP(ブレイブポイント)について

 技や術を使用すると、パーティーで共有のBP(ブレイブポイント)が消費する。技によって消費BPが違うので、誰にどの技を使わせるかが重要となる。

【BP:スクリーンショット】

バトル:連撃

 敵や味方が戦闘不能になると、タイムラインからキャラクターが消失する。それによって同陣営のキャラクターがタイムライン上で繋がると、連撃が発動する。連撃に参加したキャラクターが多いほど威力は上がり、さらに次のターンの消費BPが軽減されるボーナスが付与される。ただし、敵も連撃は可能なのでタイムラインは常に注意が必要となる。

【連撃:スクリーンショット】

3種類の特殊な技「リザーブ技」

 通常の攻撃とは違い、特定の条件をクリアすると発動する特殊な技。インタラプト技、カウンター技、プロテクト技の3種類がある。

【リザーブ技:スクリーンショット】

バトル:閃き

 キャラクターは技を使う際に新しい技を閃くことがある。武器によって閃く技が異なり、また相手が強いほど技を閃きやすくなる。

【閃き:スクリーンショット】

装備品は全部で9系統

 武器は素手を含めて全部で9系統用意されている。武器には片手武器と両手武器があり、片手武器の場合は盾が装備可能となる。また、防具としては主防具、副防具、アクセサリがある。

【装備品】
【武器の紹介】
長剣
大剣
小剣
棍棒
体術

 武器の中には、武器固有技を使えるものもある。その武器を装備していないと使えないがその効果はとても強力。

【武器固有技】
吹雪

 五行(木・火・土・金・水)のパワーを杖に集約し放つ術は、発動までに数ターンの詠唱時間を必要とするが、ガード不可の強力な威力を持っている。

【術:スクリーンショット】

ロール

 技を閃くと新たなロールを獲得することもある。ロールを装備すると、キャラクター毎に様々なボーナス効果を得ることができる。

【ロール:スクリーンショット】

装備強化

 武器・防具・アクセサリは敵が戦闘で落としたり、イベントや初めて訪れた街で入手できるが、武器と防具は鍛冶屋に素材を渡すことでさらに強化することができる。

 弱い装備品からでも強化を繰り返すことで全く違う頼もしい装備品へと変えることができる。全鍛冶屋には共通でランクがあり、利用するほど良い装備品を作れたり安価に作ることが可能。また鍛冶屋によっては扱うのが得意な素材もある。

【装備強化】

陣形

 陣形は決められた位置にキャラクターを配置すると、BPの増え方や初期値、最大値、各ステータス変動など様々な効果をもたらしてくれる。

【陣形:スクリーンショット】

恩寵

 戦闘中、ピンチになった時に星神の恩寵を授かる場合がある。星神の気まぐれによるものなので、恩寵の効果は様々。恩寵は1度発動するとその陣形に宿り、次の戦闘から恩寵を授かりやすくなる。

【恩寵】

HPの回復

 戦闘においてHPを回復させる方法には、「術」と「恩寵」がある。術は詠唱にターン数がかかるため、回復には常に先を読みながら行動する必要がある。恩寵は神々の気まぐれで発生するため故意には起こせないが即時に全体回復など、強力な効果がある。

【HPの回復】
術:生命の雨
恩寵:農業女神アシュテールの慈愛

LPの回復

 戦闘においてキャラクターが倒されると、そのキャラクターのLP(ライフポイント)が減る。LPが0になると戦闘に参加できなくなるが、パーティーから外して休ませたり、一定条件で街に出現する「救護班」に回復してもらうことで再び戦闘に参加することができる。

【LPの回復】