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ユーザーが決める! リアル「ダビスタ」で最強の馬を育てよう!
「ダービースタリオン」をniconicoでおおよそ再現!
2016年12月13日 16:17
ドワンゴは、競馬とネット番組が融合した新プロジェクト「リアルダービースタリオン」を2017年から開始する。同プロジェクトでは、競走馬育成シミュレーションゲームとして長くに渡ってシリーズ化されてきた「ダービースタリオン」をリアルに体験しようというプロジェクトで、「ニコニコ生放送」の番組のアンケート機能などを利用し、できる限り視聴者の意見を尊重して物事を決定していく。
プロジェクトは、「『ダービースタリオン』をniconicoでおおよそ再現」を合い言葉に、長期にわたる歳月をかけて進行していく。スケジュールに沿っていくと、2017年2月に生放送で繁殖牝馬をセリで購入、その後、種牡馬を決定し、種付けを行なう。2017年3月頃から2018年3月頃まで受胎期間を中継。なかか受胎期間中の牝馬に会うことはできないため、かなり貴重な機会となる。
もちろん、2018年3月頃に予定されている出産もできる限り生中継となる。これもまた、なかなかタイミングが合うことがないので、貴重なこととなるだろう。ここからは仔馬の成長が生中継で届けられる。2019年1月頃から2020年1月頃まで当歳(0歳)から1歳を経過し、2歳でデビューとなる。
番組などを通じてユーザーとやりとりを行ない、えさや調教の指示ができたり、レース出走のタイミングなどを調教師などの意見を聞きながらユーザーが決定することができる。もし勝利したら、賞金は何かしらのかたちでユーザーに還元するとしている。
競馬はかなり息の長いスケジュールで進行するので、待ちきれない人もいるだろう。そういう人に向け、2017年にデビューする2歳馬も購入し、大井競馬の厩舎所属となりデビューする。2017年5月に競りが行なわれ、7月頃に新馬戦、2018年1月には3歳を迎え、以降活躍が期待される。
「リアルダビスタプロジェクト」の感想を聞かれた園部氏は「無茶なことをするな。ゲームと違って長い時間かかりますからね。仔馬が生まれるかどうかもわからないので大変だと思う。でも、出産の様子を見られるとか面白いと思う」とコメント。
繁殖牝馬の購入は1頭ということで、園部氏が言うとおり、仔馬が生まれるかどうかは専門家によればかなりリスクが高いという。ただそのリスクも含め「競馬を知って欲しい」という思いから、今回の企画がスタートしている。
このほかにも、レースに勝ったときは写真撮影に参加できたり、馬具のデザインなどをユーザーが行なうといった企画も実施したいとしている。
なお、予算については「デビューまでに平均して1,000万円」と語り、現状は承認待ちの状態で検討中としている。一口馬主やクラウドファンディング、他社からの出資などには頼らず、ドワンゴのみで行なう予定だ。
競馬ファンにとってはたまらない企画とも言えるので、特に「ダービースタリオン」をプレイすることで競馬に目覚めた人は、このプロジェクトに参加することで、よりディープに競馬にはまると良いだろう。