「ドラゴンネストR」12月アップデート「カーリー覚醒」実装

覚醒ダークサマナー

　ダークサマナーの覚醒においては、基本的に各スキルの攻撃力を底上げする形に進化を遂げた。さらにスキル「ファントムアベンジャー」の仕様も変更。これまで付加されていたバフのうち無敵時間が削除されてしまったものの、その代わりに「ファントムクロー」、「カオスフォーメーション」を敵にヒットさせることでファントムアベンジャーのクールタイムが短縮するようになった。

　これによってファントムアベンジャーのクールタイムを短縮させてから、継続的にファントムアベンジャーを使ってバフを得ることで、一気にダメージを与えていく戦い方が可能となっている。

　覚醒スキルとしては、「デッドリークロー」と「セットハンド」の2種類を追加。デッドリークローはファントムクローを一時的に強化する自己バフスキル。セットハンドは突進系のスキルで、攻撃回数は1回ながらも大きなダメージを与えられる。なお、その他の既存スキルについても発動や終了までの時間が短くなるなど、全体的にテンポよく戦えるようになった。

【ダークサマナー：覚醒スキル】

覚醒ソウルイーター

　これまで、スクリーマー系列職（ダークサマナー／ソウルイーター）のスキルで見ることができた「呪い」系のデバフが、覚醒したダークサマナー側からなくなり、覚醒ソウルイーター専用として呪いの効果が付与されるようになった。また、「ソウルエナジー」を利用したHP回復のおかげで生存性が高まり、さらに強力な攻撃なども行なえるという特徴を持っている。

　覚醒スキルの「サモントーテム」は、呪いの効果で敵にデバフを与えつつ自分にはバフを与えるというもので、彼我の能力差を広げて有利に戦いを進められる。また、「ソウルリバレイト」はソウルエナジーを消費して強力な攻撃を行なえるというもの。こちらは「ソウルスクリーム」や「ソウルゲート」などでソウルエナジーをためる必要があるが、ソウルイーターの持つ攻撃としては最大級のものなので、うまく使いこなしたいところだ。

【ソウルイーター：覚醒スキル】

覚醒ブレイドダンサー

　カーリー4職業のなかでも近接に特化しているのがこのブレイドダンサー。覚醒スキルとして用意された「グレイズラッシュ」と「ブレイドステップ」はいずれも乱舞系のスキルとなっていて、前者は距離のある場所から突進後に、後者は自分中心の一定範囲にチャクラムを用いた乱舞攻撃を行なう。また、覚醒によって「セカンドターン」の効果も強化された。

　ブレイドダンサーはもともと各スキルを適切なタイミングで使用することでスキなくつないでダメージを与えていくような戦い方を得意としているが、覚醒後のブレイドダンサーはその部分がさらに強化され、動作時間もよりスピーディーになっている。

【ブレイドダンサー：覚醒スキル】

覚醒スピリットダンサー

　スキルをつなげて連続した攻撃を行なうブレイドダンサーとは対象的に、スピリットダンサーはダメージの大きな攻撃を単発で当てていくのが持ち味となっている。覚醒スキルによって呼び出せる死霊の種類が増え、バリエーションのある攻撃が可能となった。

　また、ブレイドダンサー同様、こちらも「セカンドターン」の効果が強化され、より戦いやすくなっている。なお、スピリットダンサーはセカンドターンを使用するためのバブルを溜めるのに10ポイント必要だが、発動で5ポイント溜められる「ダスクハンター」が、覚醒によってスキルチャージ対応となって2回連続で使用できるようになる。これによってポイントを溜めることがかなり容易となった。

【スピリットダンサー：覚醒スキル】

「幽冥の園」に第3、第4冥層が追加

　7月20日に実装された「幽冥の園」に、新たに第3、第4冥層が追加される。先に実装されている第1、第2冥層とはつながりがなく、第3、第4冥層で1セットとなっている。幽冥の園では登場するモンスターを退治してポイントの一種である「幽冥の星片」を獲得し、それを「幽冥の星片商店」にてアイテムと交換が可能。なお、本コンテンツでは今回の第3、第4冥層追加にともない、幽冥の星片商店の既存アイテム入手条件の変更や新アイテム追加、新イベントの追加なども実施される。

「幽冥の園」第3、第4冥層の様子。第1、第2冥層でステージ進行中に発生していた突発イベントに、新たな内容も追加されているとのこと

期間限定イベント「アルテイア王者決定戦」開催

　12月21日より1月アップデート前までの期間中、「アルテイア王者決定戦」が開催される。こちらはLv.93以上を対象にした期間限定のゲーム内イベント。ただし1回かぎりのコンテンツではなく、今後も不定期で開催予定となっている。

　当コンテンツはNPCから与えられるモンスターを最大8人で討伐していくというもの。戦闘中は、NPCが味方のみならず敵にもバフをかけることがある。どちらにバフがかかるかはバフをかけてくれるNPCによって異なり、スリリングなバトルとなることは必至だ。

　モンスターは1体ずつ討伐し、3体目を討伐した時点でクリアとなって報酬を獲得可能。また、そのあとに4体目のモンスターに挑戦するかも選択できる。4体目を撃破すると豪華な報酬を獲得できるが、このモンスターはそれまでのモンスターよりも強力になっている。なお、当コンテンツの討伐報酬には「至高のコアトル武具/防具」、「至高のコアトルアクセサリー」といったもののほか、「ヘイズアイスドラゴンの逆鱗」も低確率ながら入手できる可能性があるとのこと。

最大8人で挑むコンテンツというだけあり、敵はかなり強め。復活回数が3回までというのが大きなプレッシャーとなりそうだ

その他の細かなアップデートについて

　今回のアップデートにおいては、アイテムの追加や一部システムの改修など細かな内容のものも実施される。それらについては以下の通り。

・「ゴッデスオブアルテイアイヤリング」実装
　現時点における最強のアクセサリの1つ「ゴッデスオブアルテイアイヤリング」が生産できるようになる。また、ゴッデスオブアルテイアイヤリングの生産に必要な「深緋のキューブ」も合わせて実装される。この深緋のキューブはLv.93の4人ネストハードコア難易度の報酬として登場する。

・「フル装備戦専用商店」のアイテム購入条件を変更
　フル装備戦専用商店でアイテムを購入する際の制限事項について、これまで「フル装備戦Pts」だったものが「ティアランク」へと変更された。

・「ゴールド袋」に超高額アイテムが追加
　ゴールド袋から、非常に低い確率ながらも「稀有石」が入手できるように変更された。なお、ゴールド袋の等級により稀有石の価格も変化する。

レア等級ゴールド袋 ／ 1,000ゴールド
エピック等級ゴールド袋 ／ 5,000ゴールド
ユニーク等級ゴールド袋 ／ 10,000ゴールド
※アップデート前に保有済みだった各種ゴールド袋からも稀有石を入手可能。

・PvP用ギルドミッション追加
　「闘技場ミッションルーム」と「ランク戦」勝利時に「ギルドポイント」が獲得できるギルドミッションが追加される。

闘技場のミッションルームで勝利すると達成 ／ 10ポイント獲得
戦場の1：1ランク戦で勝利すると達成 ／ 60ポイント獲得

・チャットログ保存機能追加
　チャット履歴を保存できる機能が追加される。チャットウィンドウ左上のレンチマークをクリック後、「チャット保存」ボタンをクリックするとチャットの内容をテキスト形式で保存が可能。

チャットログを保存時する際には「パーティチャット」、「ギルドチャット」など保存したいテキストを分類することも可能

・ダメージ表示を改善
　敵に与えるダメージが多く、ダメージ数値が見づらかった問題について、3桁ごとにカンマを入れたことで桁数を把握しやすくなった。また、1,000以下の数字を表示せず、「1,000＝1K」とすることで表示を簡素化することも可能。さらに、コンボが終了した際にその合計値が「TOTAL」という形で表示されるようにもなり、与えたダメージの総計がわかりやすくなっている。

カンマ表示によって桁数をすぐに把握できるようになった。また、コンボが途切れるとその時点ですぐにコンボダメージの合計値が表示される

・転職／覚醒クエスト案内表示を強化
　「転職クエスト」ならびに「覚醒クエスト」を区別しやすくするべく、専用のマークと色が追加された。該当するNPCの頭上やミニマップ上に専用の「！」マークが表示される。

マークと矢印によるナビでスムーズにクエストが進行できるようになる

・紋章システムを改修
　これまで紋章の回収・交換時において操作ミスによる紋章の破壊が起こりやすかった問題について、紋章を一般アイテムと同じ操作で扱えるようにしたことで、破壊の可能性を低減させた。

・「アドリアーノ一座商店」紋章入れ替え
　「Lv.90混沌のメビウス紋章」が商店から削除され、「Lv.93混沌のメビウス紋章」が追加された。

　以上が今回のアップデート内容となる。ちなみに、今回のアップデートではカーリーならびにほかのキャラクターの既存スキルについても大幅に調整されている。また、今後のスキルバランスの調整についてYAMAMOTO氏は「現在もバランスが悪いと思われる部分に関しては開発に意見し、調整を行なっています。年明け以降も引きつづきスキルの調整を予定しているので、今回調整できなかったものに関しても今しばらくお待ちいただきたい」と語った。

　そのほかにも、直近のゲーム内イベントとしてカーリーを育成することでさまざまなアイテムがもらえるキャンペーンやクリスマス・年末年始イベントの実施を予定しているとのこと。こちらについての詳細は公式ページにて確認いただきたい。