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【スマホアプリ今日の1本】「ギャラガウォーズ」 生誕35周年で「ギャラガ」が登場!

ビジュアル、システムを大胆アレンジ! 1980年代初頭を沸かせた名作が復活

11月3日 配信

ダウンロード:無料

利用料金:無料

ビジネスモデル:アイテム課金制

「ギャラガウォーズ」の3大ポイント

・伝説的SLG「ギャラガ」がスマホアプリに!
・機体のパワーアップやボス敵の存在など、新要素が追加
・デュアルファイターのシステムにはやや疑問が残らないでもない

 突然だが、読者諸兄は「ギャラガ」という作品をご存じだろうか。若い世代には馴染みが薄いかもしれないが、1980年代をゲームセンターで過ごしてきたオールドゲーマーにとっては決して忘れることのできない思い出深いタイトルだ。その「ギャラガ」が、BANDAI NAMCO Entertainment Europeが開発するスマートフォン用のゲームアプリ「ギャラガウォーズ」として復活を遂げた!

 今回は当時の思い出を振り返りつつ、新生「ギャラガ」のレビューをお届けしたい。なお「ギャラガ」とは“ギャラクシー”と“蛾”を掛け合わせた造語であり、敵機の正式名称のこと。本記事ではタイトル名との混同を避けるため、敵機はあえて“エイリアン”と呼んでいる。

エイリアンは数体が一組になって、画面の上側や左右から飛来する。全滅させれば、ボーナスを獲得できる
現われたエイリアンたちは、画面上部で並ぶように編隊を組む。ときおり弾を撃ってくるものもいるので注意

「ギャラガ」は1981年にナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)から発売された固定画面のシューティングゲーム。当時の機材と技術では、真っ黒の背景を飾り気のないファイター(自機)が移動するシンプルな画面構成だったが、それでもその洗練された美しさは今なお曇りなき光としてオールドゲーマーの心に残っているだろう。

 星の瞬く宇宙空間を、画面外から飛来する色とりどりのエイリアンたち。エイリアンは画面上部で整列するかのように編隊を組んだあと、やがてミサイルを撃ちつつ降下してくる。迎え撃つは、人類の英知を結集した(と、幼い筆者は勝手に思っていた)白銀のファイター。敵の攻撃を避けてエイリアンを迎撃していくも、ボス機のビームでとらえられ……。そんなデモ画面を見ているだけで、当時のゲーマーたちは胸を躍らせたものだった。

 そんな「ギャラガ」が、スマートフォンのアプリになってどう変わったのか? まず操作形態だが、タッチパネルに触れると自動でショットを連射。その状態で指をい移動させると、ファイターもその方向へ移動できる。初代「ギャラガ」と異なって、上下や斜め方向へも動かせるようになったということだ(初代「ギャラガ」は、横方向への移動のみ)。

 また、背景も大幅にパワーアップ。真っ黒の背景から(それはそれで美しかったのだが)、極彩色の惑星や銀河が描かれたカラフルなものへと変更された。ステージごとに背景が異なるため、ステージをクリアする楽しみも増したと言えよう。

 そして大きく変わったのがボーナス要素だ。敵編隊を全滅させるなど、特定の条件を満たしたときにはゲーム内通貨のコインが出現。ゲーム終了後、タイトル画面に戻ってコインを消費すれば、ショットのサイズを大きくしたり連射性能を上げたりして自機をパワーアップできる。そのほか、コンティニューをするときもコインが必要だ。

 本作から新たに登場したボスも特徴の1つ。倒すと高得点を得られるボス的なエイリアンは初代「ギャラガ」にもいたが、ビジュアル的にはそれほど大きなインパクトはなかった。が、本作のボスはとにかくデカい! 巨大な昆虫型のエイリアンが画面いっぱいに迫って現われる様は、思わずタッチパネルから指を離してしまうほどだ。ちなみに、指を離したときには自動的にポーズがかかる親切設計なので、うっかり指を離してしまっても問題ない。

 以上のように本作はさまざまな部分でパワーアップしているが、1つだけ不満な点をあげるならデュアルファイターのシステム。知らない方のために説明しておくと、初代「ギャラガ」ではボス・ギャラガという敵のトラクタービームを受けると、ファイターが捕獲されて1ミスになった。しかし、つぎの自機でそのボス・ギャラガを倒すと、捕獲されていたファイターがもどってきてドッキング。2機が横並びに連結してデュアルファイターとなれるのだ。

 この要素はもちろん本作でも再現されているが、本作は1機制ゆえに他のファイターを救出してドッキングするシステムに変更されている。それはそれで構わないが、本作のデュアルファイターはタイム制。しばらくすると救出した機体は離脱し、通常のファイターにもどってしまう。

 この仕様は、当時のファンからすると違和感がある。デュアルファイターは1度の攻撃で2発のショットを同時に放てるが、2機がドッキングするために食らい判定の幅も2倍になってしまう。その状態でいかに敵の攻撃をかわしつづけるかが腕の見せどころであり、誤解を恐れずに言えば、デュアルファイターは「ギャラガ」の華でもあったのだ。ボーナス的な扱いに留まってしまっているこのシステムだけは、一考の余地が残されているかもしれない。

 とはいえ、不満だった点はそれくらい。昆虫をモチーフにしたエイリアンたちは、かつて友達とゲームセンターで過ごした懐かしい日々をを思い出させてくれる。ゲーム内容を簡単にしすぎず、適度な難易度を維持している点も◎。ステージが進むにつれて敵の攻撃が強力になっていくため、簡単にはクリアできず歯ごたえがある。ガチでやり込むも良し、空いた時間に気軽に楽しむのもまた良し。35年の時を経てよみがえった名作、この機会にぜひ一度ふれていただきたいものだ。

敵に捉えられているファイターを救出すると、ドッキングしてデュアルファイターに! ショットが2倍になるので、エイリアンを狙いやすくなる
ゲーム中に獲得したコインを消費すると、機体を強化できる。どうしてもクリアできないときには利用してみよう
【スクリーンショット】