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Xbox One Sの日本展開は事実上の“Xbox Oneスターターパッケージ”に
「Halo 5」、「Halo: TMCC」、1TB HDD、4K Blu-ray搭載で34,980円!
2016年11月10日 16:56
日本マイクロソフトは11月10日、年末商戦の取り組みを紹介するイベント「Microsoft Innovation Day」において、Xbox Oneの最新モデルXbox One Sを11月24日に発売することを明らかにした。価格は34,980円(税別)。
速報でもお伝えしたように、Xboxファン待望のXbox One Sが海外の発売から3カ月遅れでついに日本でもリリースとなる。たっぷり待たせただけあって、海外パッケージと今回発表された日本向けパッケージは、様々な点で差別化が図られている。
1つ目は、ラインナップが1TBモデルのみとなっているところだ。海外では2TB(399ドル)、1TB(349ドル)、500GB(299ドル)の3モデルが用意されていた。日本では1TBモデルのみとなり、価格は1ドル100円計算の34,980円でかなり頑張っている。ただし、日本展開では“数量限定”となっており、Xbox One Eliteのように需給予測を見誤った場合、欲しいのに店頭にないということになりかねない。欲しい人は早めの予約が正解だ。
2つ目は、同梱タイトルの充実。海外向けのXbox One Sは、本体のみの販売で、後に「Gears of War 4」カラーに染め上げた限定モデル「Xbox One S Gears of War 4 Limited Edition」をはじめ、「バトルフィールド 1」や「FIFA17」、「Minecraft」といった人気タイトルを同梱したスペシャルパッケージを販売する形となっていた。これに対して日本展開では、正式な製品名が「Xbox One S 1TB(Halo Collection 同梱版)」となっていることからもわかるように、最初から複数のゲームが同梱されており、本体のみの通常版は扱わない。
ちなみに「Halo」ファンならご存じのように「Halo Collection」というゲームはない。このパッケージに同梱されているゲームは、「Halo」シリーズ最新作の「Halo 5: Guardians」と、Xbox/Xbox 360向けにリリースされた「Halo」4作品をHD化した「Halo: The Master Chief
Collection(Halo: TMCC)」の2タイトルを収録している。これらをひとまとめにして「Halo Collection」と呼んでおり、このパッケージを購入するだけで、Xboxを代表する人気フランチャイズが一通り遊べるようになっているわけである。
Xboxファンからすると、「『Halo』シリーズはもう持ってるよ、別のないの?」とぼやきたくなるところだが、新規ユーザーからすると、実質無料で「Halo」シリーズが一括して手に入るのは嬉しいニュースだろう。「Halo 5」はパッケージ版、「Halo: TMCC」はダウンロード版での提供で、オンラインマルチプレイも楽しめるように14日分のXbox Liveゴールドメンバーシップも同梱される。スターターパッケージとしてはこれ以上は望めない内容だ。
そして日本マイクロソフトとしては、このXbox One Sを、ゲームコンソールXbox Oneの最新モデルとして売り出すだけでなく、Windows 10を搭載したWindowsファミリーのホームエンターテインメントコンソールとしても積極的に売り出していく考えだ。
ノンゲーマー層にとってのアピールポイントはなんといっても4K Blu-rayことUltra HD Blu-rayに対応していることだ。これにより、ストリーミングで4K映像が楽しめるだけで無く、ディスクでも4K映像を手軽に楽しむことができる。現時点でUltra HD Blu-rayプレーヤーとしてXbox Oneは国内最安水準であり、映画ファンにとっては要チェックのデバイスといえる。
このほか、同梱されるXboxワイヤレスコントローラーは、現行のXbox Oneのコントローラーと比較して2世代新しくなっており、3.5mmステレオオーディオジャックが付き、さらにBluetooth接続にも対応している。この新型コントローラーなら、Xbox One Sのみならず手持ちのPCやスマートデバイスに接続してワイヤレスでゲームを楽しむことができる。1台2役の優れたワイヤレスデバイスだ。
この「Xboxワイヤレスコントローラー(Bluetooth対応、3.5mmジャック付き)」は、Xbox One Sの国内発売に合わせて単体発売も行なわれるため、Xbox One Sに買い換えないXbox Oneユーザーや、PCで使いたいPCゲーマーなどは、こちらを選ぶという手もある。なお、Xbox Oneの周辺機器はすべてXbox One Sでも利用することができる。自分の環境に合わせて選びたいところだ。