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「ハースストーン」、日本語版1周年記念の「炉端の集い」を開催

日本各地のプレーヤーが1周年をお祝い! 日本代表ゲストによるゲーム大会も実施

10月22日 開催

場所:自遊空間 BIGBOX高田馬場店

MCを努めたせんとす氏(左)と実況のAkuta氏(右)
ゲストで登場したTansoku選手(左)、GundamFlame選手(中央)、Jako1910選手(右)
当時スタンダードで使用されていたカードの思い出が語られると、会場からも共感の声が多く上がっていた

 ブリザード・エンターテイメントは、10月22日に「ハースストーン」の日本語版リリース1周年を記念したオフラインイベント「ハースストーン日本リリース1周年記念 炉端の集い」を、自遊空間 BIGBOX高田馬場店にて開催した。

 「炉端の集い」とは、「ハースストーン」プレーヤーが端末を会場に持ち寄り、ゲームに興じつつ会話も楽しむというオフラインイベントのこと。今回は日本語版リリース1周年記念開催ということで、会場には100名以上の「ハースストーン」プレーヤーが詰めかけた。なお、当日は高田馬場にて実施された公式の「炉端の集い」だけでなく、仙台、目黒(東京)、名古屋の各会場においても有志による「炉端の集い」が同時開催され、ともに1周年をお祝いした。

 まずはMCを務めるせんとす氏と解説のAkuta氏が、「ハースストーン」の日本語化1周年の歴史を映像や資料とともに振り返ることに。2015年10月21日の日本語化リリースを皮切りに、その時々におけるヒーローの代表的なカードを数点ずつ紹介。当時のスタンダードだった戦法や、カード名やフレーバーテキストに見られるユーモアあふれる日本語訳にも触れつつ、ゲストも交えて思い出話に花を咲かせていた。

 また、節目ごとに行なわれた大会の話になると、ゲストの選手たちがそれぞれ挑んだ大会の感想や思い出話などを披露。振り返り企画の最後には開発スタッフからのビデオメッセージも流され、日本語版リリースから1周年を迎えられた感謝の言葉も届けられた。その後、1周年記念のスペシャルケーキが登場。このケーキはゲストのコスプレイヤーの林檎蜜紀さんとトオルさんの両名によってケーキカットが行なわれた。

春季選手権の話題ではJako1910選手が「あの日はとても運がよかった。毎日あれぐらいよかったら人生バラ色。優勝当時のことは昔の話なのでよく覚えていません……」とコメントし会場を笑わせていた
GundamFlame選手は夏季選手権での優勝について「最初は現実味がなかったが、世間の反響を見てようやく実感できた」と、アジア太平洋夏季選手権については「自分らしい戦いができた」と当時の思いを語った
アジア太平洋最終選抜大会に出場したTansokuは当時の思い出を「いつもと比べてミスが多かった。負けて当然でした」と反省
日本語版1周年への感謝をこめた開発スタッフからのビデオメッセージも届いた
ケーキはゲームのメインメニュー画面でおなじみの四角い板をかなり忠実に模したものになっていた。こちらはのちほど切り分けられ、来場者に振る舞われた

 つづいて「炉端の集い」恒例のコイン対戦会を実施。これは、制限時間内において各来場者が所持している5枚のコインを1枚ずつ賭けてほかの来場者たちと自由に戦い、最終的に所持しているコインがもっとも多いプレーヤーから順に10名が賞品をもらえるというもの。また、今回のイベントではコイン対戦会と平行して、ゲストによるエキシビションマッチも同時開催という形となった。

 このエキシビションマッチではJako1910選手、GundamFlame選手、Tansoku選手が巴戦の形式で対戦。2戦目まではスタンダードルールでの試合だったが、3戦目のJako1910選手対Tansoku選手の戦いはすべてのカードが使用可能なワイルドルール。懐かしいカードも登場しつつの展開となったが、Jako1910選手の出した「泡吹く狂戦士」をTansoku選手が放置したことであっという間に攻撃力が上がり、5マナの時点でTansoku選手が投了、というシーンも。最終的にJako1910選手が2勝、Tansoku選手が1勝、GundamFlame選手が0勝という結果に終わった。

 つづいて、目黒会場、仙台会場、名古屋会場の試合を勝ち抜いてきた代表選手と、Jako1910選手、GundamFlame選手、Tansoku選手とのオンラインによるスペシャルマッチも実施。こちらは3選手とも見事に勝利を収め、王者の貫禄を見せつけた形となった。そのほか会場では、ジャンケンで勝利した希望者がチャンプたちに挑むというエキシビションマッチも行なわれるなど、対戦三昧の展開で会場のユーザーも喜んでいたようだ。

 そのようなスペシャルマッチが開催されている一方で、友人や知らない人と対戦しながらプレイングについて話をしている人や、プレイそっちのけで雑談に興じる人、コイン対戦会に集中する人など、いつもの「炉端の集い」らしさもとてもよく出ていて、いい雰囲気を醸し出していた。今回は会場スペースがとても広かったこともあり、座れるスペースも多く、全体的にゆったりとしていた点もよかったのかもしれない。

 イベントの最後にはコイン対戦会の表彰式も行なわれた。この日は20枚のコインを獲得した人が1位で、次いで16枚、15枚という成績だった。また、対戦会の裏で同時進行していた「炉端の集い」各会場対抗の団体戦の結果も発表され、こちらは目黒会場のチームが優勝とのこと。エンディングではスタッフやゲストが1周年を迎えた感想と2周年にかける意気込みなどをそれぞれの言葉で述べ、締めくくりとなった。

エキシビションマッチの3戦目、ワイルドルールでの対戦ということで、懐かしいカードも登場し実況も盛り上がる。一方で同時進行しているコイン対戦会は、炉端の集いらしくユーザーたちがプレイや雑談に興じていた
賞品をゲットできるジャンケン大会では「ハースストーン!」の掛け声でジャンケンを行ない、勝ったユーザーが賞品をゲットしていた

 新年からスタートした「炉端の集い」も今や各地で大小問わず実施されるようになり、今回この1周年記念イベントにおいては有志による「炉端の集い」と同時開催するまでになった。ユーザーの横のつながりも順調に広がっているようで、コミュニティとしての成熟も見せつつある「ハースストーン」の今後にもぜひとも期待したい。

 ちなみに、「ハースストーン」1周年を祝う有志によるイベントはまだまだつづき、10月29日には渋谷で、11月5日には大阪、福岡、仙台、名古屋でも開催予定となっている。スケジュールについては公式サイトに詳細がアップされているので、ぜひそちらもチェックしていただきたい。

【高田馬場会場での様子】