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ケンコバさんもお祝い!「ベルセルク無双」完成発表会を開催
再びあのキャラクターを演じてます
2016年10月18日 20:57
無双史上“最凶”の「ベルセルク無双」
コーエーテクモゲームスは10月18日にプレイステーション 4/3、PlayStation Vita用タクティカルアクション「ベルセルク無双」の完成発表会を開催した。発表会には本作のプロデューサーである同社代表取締役社長の鯉沼久史氏、ディレクターの川合大氏のほか、スペシャルゲストとしてバズーソを演じたケンドーコバヤシさんも登場した。
発表会ではまず鯉沼氏が挨拶。「ベルセルク」については、無双化してほしいタイトルはどれかというアンケートの上位にランクインしていたと紹介。「そのアンケートの最中にすでに『ベルセルク無双』が立ち上がっていたので、ちょっとドキドキした」と鯉沼氏。アニメは9月末でいったん終了したが、また来年に再開されるとのことで、「ベルセルク」自体も来年以降盛り上がっていくという。
本作自体は“無双”なので、「誰でもちゃんと遊べるものを作り上げるため」に(ゲームバランスを調整するため)発売日も少し延びてしまったとのことだが、「無双史上最凶という作品になった」のだそうだ。
続いて挨拶に立った、ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジアの川内史郎バイスプレジデントは「一騎当千の無双シリーズと『ベルセルク』がコラボすることによって、まさに重圧感のある作品に仕上がっている。新しい無双シリーズの誕生とも言うべき作品で、楽しみ」と期待を寄せた。
同作のディレクターである川合大氏は、全世界累計4,000万部を誇るダークファンタジー「ベルセルク」と「無双」シリーズのコラボレーション作品であることを改めて紹介。「“無双史上最凶”というキャッチコピーにふさわしく、原作の重厚でダークな世界観を再現しつつ、無双の爽快感をマッチさせた作品」と語り、本日公開されたオープニングムービーを紹介した。
ケンドーコバヤシさんも「ドラゴンころし」を携えて登場
そしてここで、今回のスペシャルゲストであるケンドーコバヤシさんが「ドラゴンころし」を持って登場した。ケンドーコバヤシさんは大の「ベルセルク」好きだとのこと。「ドラゴンころしを持つのは新時代のフィットネスというか、発汗してきました」と、かなり重かった模様だ。ガッツが持つドラゴンころしについては「今までで1番リーチのある武器じゃないですかね」とコバヤシさん。
本作が発売されると聞いたときの気持ちを聞かれてコバヤシさんは「無双シリーズは前から人気があるシリーズでしたが、やっと来たかというか、最も向いているのが『ベルセルク』ですね。1番、1人で多く(の敵)をなぎ倒していたので、あらゆるエンターテインメントの中でガッツが1番というか、こんなに向いているゲームはない」と語る。
今回の「ベルセルク無双」には、劇場版アニメに引き続き「30人斬りのバズーソ」役として登場しているコバヤシさんだが、ボイスなどは改めて録り直したとのこと。当時のアニメについても振り返ったのだが、4年前のアニメは「僕のエポックメイキング的な作品と言いますか、その役に再び巡り会えたことで、初心を取り戻せたような感覚がありましたね」とコバヤシさん。息づかいや絶叫、やられ声などのアクションボイスも録り直してあるそうだ。ちなみにゲームで声をあてたのは初めてだとのこと。
ここで原作者の三浦建太郎さんからのメッセージが紹介された。劇場版のプロモーション時には全員が甲冑を着て登場したそうだが、「登壇するのに7分くらいかかるほど大変だった」という。それだけ重い甲冑だったようだ。「オセアニアかどこかに、甲冑を着てバトルをする競技があるそうで、そこから借りてきた」(コバヤシさん)。戦国時代の武将のようだという三浦さんのメッセージに対してコバヤシさんは「深いメッセージをいただきましたね。ほかの無双シリーズにも打って出ろということでしょうね(笑)」。これには鯉沼氏も苦笑していた。
そしてゲーム内に登場するバズーソを、ガッツに扮するコバヤシさんが倒すというデモプレイに移ることに。コバヤシさんは普段からゲームを楽しんでいるそうで、無双シリーズも何作品かプレイしているそうだ。「仕事終わりは無双シリーズが1番ですよ」とコバヤシさん。ほかの無双シリーズと異なるのは、大きなドラゴンころしで「たたきつぶす」という“斬潰(ざんかい)アクション”。またシールケによる魔法での戦いもあるといった点が挙げられる。
ちなみにコバヤシさんと「ベルセルク」との出会いは、連載されていた雑誌を宮迫博之さんが買っていたことにあるそうだ。「宮迫さんのマンションの留守番を任されていた時期があって、そこで出会ったんですよ。20年くらい前の話ですが」とコバヤシさん。「ベルセルク」を連載する前の三浦さんのマンガも読んでいたという。
ということでプレイ開始。いつもの無双シリーズよりも血しぶきが多いのが特徴だが、「『ベルセルク』を表現する上では仕方ないところなので、許される表現のぎりぎりまでやらせていただいた」(鯉沼氏)。そして何も指示がなくても、〇ボタンで必殺技を発動するコバヤシさん。
そしてバズーソとの戦いに。初期のガッツではバズーソは手強い相手となる。はじき飛ばされるガッツ。苦戦するものの、コバヤシさんは最後に必殺技を繰り出して勝利した。
バズーソを討ち取ってみて、「自らが命を吹き込んだキャラを自ら殺すという(笑)」と語るコバヤシさんだが、「めちゃくちゃ気持ちよかったです」とのこと。「ガッツはむちゃくちゃなヤツですからね。その感じがうまく出ていますね」(コバヤシさん)。
最後にコバヤシさんからメッセージ。「『ベルセルク』ファンとしてもゲームファンとしても納得の出来なので、特にお仕事をされている方、仕事終わりに(これをプレイして)真っ白になってください」と語った。
©三浦建太郎(スタジオ我画)・白泉社/ベルセルク製作委員会
©コーエーテクモゲームス