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【全日本模型ホビーショー】バンダイ、「鉄血のオルフェンズ」多数展開

「ラブライブ!サンシャイン!!」のプラモ化も!

開催日程:9月23日~25日

会場:東京ビッグサイト

入場料:1,000円(税込)

※中学生以下は無料

 東京ビッグサイトにて開催中の「第56回 全日本模型ホビーショー」には、バンダイの各事業部が、多くの新製品を出展している。模型ホビーショーということで、その筆頭となるのは、プラモデルをメインに扱うホビー事業部の製品だ。ガンプラを中心とする気になる新製品をレポートしていこう。

 今回のブースのメインに据えられていたのは、10月2日「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の第2シーズンに登場するモビルスーツ群だ。主人公三日月・オーガスが駆る新たな姿となった「ガンダムバルバトスルプス」を筆頭に、まだ公式サイトにも掲載されていない機体もいくつかラインナップされていた。価格も全体的に控え目でコレクションしやすいというのも、前シーズンのキットからの魅力だ。また1/100スケールのキットは新たな「FULL MECHANICS」シリーズとしてリリースとなる。

【機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」(第2シーズン)】
「1/100 FULL MECHANICS」シリーズで展開される「ガンダムバルバトスルプス」と「ガンダムヴィタール(仮)」。1/144よりもハイディテールと様々なギミックを搭載
1/144のシリーズでももちろんバルバトスルプスは展開。1,080円と安価ながら、フレームを採用し、ディテール、可動とも向上)
1/144スケールのモビルスーツたち。彼らがどのような活躍をするのかは、アニメをお楽しみに

 これまでHGBF、MGなどで展開されてきた、「ガンダムビルドファイターズ」の主人公イオリ・セイが製作した機体「ビルドストライクガンダム フルパッケージ」が、RGシリーズにて発売が決定。ストライクガンダムをベースにしたという設定に基づき、RGストライクガンダムのフレームの一部を流用しつつも、パーツにスペーサーを噛ますなどして、独自のプロポーションを確立している。

 これまでのRGが、機体の設定におけるリアルを追求していたのに対し、このキットはイオリ・セイが実際に作ったらこうなるだろうという、劇中におけるプラモデルの完成型としてのリアルに重きを置いている。ポーズをとったときのシルエットを美しく決めるために、翼の位置を上下させる機構が備えられているなど、HGBFやMGにはなかった設計も施されている。RGストライクガンダムを作ったことがある人は、その違いを確認してみるのも面白いかもしれない。

【ガンダムビルドファイターズ】
RG「ビルドストライクガンダム フルパッケージ」。翼となるビルドブースターはもちろん分離が可能だ
月刊ガンダムエースにて連載中の「ガンダムビルドファイターズA-R」より、「ルナゲイザーガンダム」「トランジェントガンダムグレイシャー」がHGBFシリーズで発売に

 その他にもRE/100「バウ」や、MG「ジム・スナイパーII」、HGUC「陸戦型ジム」、HGCE「ストライクフリーダムガンダム」など、過去のガンダムシリーズのファンに待望のキットが続々お目見えした。特に「陸戦型ジム」などは、今まで出ていなかったのが不思議に思えるほどで、再版されなくなって久しい旧HGのモデルよりもグッとマッシブなプロポーションでのリリースとなった。

【その他のガンプラシリーズ】
RE/100「バウ」。「機動戦士ZZガンダム」に登場するモビルスーツ(MS)で、同シリーズで初の合体変形機構を実現
MG「ジム・スナイパーII」。「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」のスカーレット隊のMS。スナイパーライフルを構えるポーズが可能に
HGUC「陸戦型ジム」。「機動戦士ガンダム 第08MS招待」の人気機体が待望の発売。付属する豊富な武装も嬉しい
HGCE「ストライクフリーダムガンダム」。こちらもHGCEとしては初めて展開される機体。RGより価格も控え目の2,160円(税込)
MG「高軌道型ザク“サイコ・ザク”Ver.Ka(GUNDAM THUNDERBOLT版)」。カトキハジメ氏監修による高密度ディテールを実現
「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」のHGシリーズ、左から「MS-04ブグ(ランバ・ラル機)」、「MS-05S シャア専用ザクI」、「RCX-76-02 ガンキャノン 最初期型」
BB戦士「ガンダムバルバトスルプス DX」。付属のメカと合体するギミックも搭載している
MG「ユニコーンガンダム(レッド&グリーンフレームVer.)チタニウムフィニッシュ(仮称)」。独自のパールメッキが施され、色を選んで作れるコンパチ仕様だ
「SD GUNDAM EX-STANDARD」シリーズでは、シナンジュやガンダムデスサイズヘルなどが発売予定だ

 ガンプラとは別に、特設ブースが設けられていたのが、様々なタイプのフィギュアをプラモデルとして設計した「フィギュアライズ(Figure-rise)」のシリーズだ。現在は「ドラゴンボールZ」シリーズなどを展開しているほか、「レイヤードインジェクション」という多色成形により、組み立てるだけで既製品フィギュアのように仕上がる「フィギュアライズバスト」、そして今回、デフォルメフィギュアのプラモデル「ぷちゅあらいず」のシリーズも初お披露目されている。

「ラブライブ!サンシャイン!!」より、Aqoursの9人が2017年2月より順次発売。全メンバー揃った迫力が凄い。価格は全て1,944円(税込)だ

 「フィギュアライズバスト」と「ぷちゅあらいず」では、なんと今回「ラブライブ!サンシャイン!!」をキット化しているのが最大の注目点だろう。前者はこれまでのガンダムシリーズのキャラクター同様、レイヤードインジェクションを採用していて、組み立てるだけで9人のメンバーのバストアップフィギュアが完成する。

 後者は「HGBF「すーぱーふみな」で採用された、シールとクリアパーツを使った方式で瞳を表現していて、ランナーには手で取り外せるタッチゲートを採用し、幅広い層が作れる設計となっている。

 プラモデルで展開される「ラブライブ!」シリーズが、ホビー業界にどんな旋風を巻き起こすのか、楽しみなところである。

【フィギュアライズバスト】
「ラブライブ!サンシャイン!!」より、Aqoursの9人が2017年2月より順次発売。全メンバー揃った迫力が凄い。価格は全て1,944円(税込)だ
「ガンダムビルドファイターズトライ」より、「ホシノ・フミナ」。パーカーを着たスタイルにも組み替えが可能だ。右は未塗装組み立てのもの
「機動戦士ガンダムシード」より、「ラクス・クライン」。動きのあるポーズが魅力的だ
「マクロスΔ」のワルキューレは、左右端の「カナメ・バッカニア」と「レイナ・プラウラー」が10~11月に発売となり、全員が揃う

【フィギュアライズスタンダード】
「ドラゴンボールZ」のフィギュアライズスタンダードは、「スーパーサイヤ人4悟空」など、今後もシリーズが予定されている
こちらは参考出展のキャラクターたち。「ミスター・サタン」は人気が出そうなラインナップだ
こちらは「ドラゴンボールZ」に登場するメカを立体化。「サイヤ人の宇宙船ポッド」から、正式に発売が決定した

【その他のシリーズ】
「メカコレクション ウルトラマンシリーズ」は、待望のウルトラ警備隊のメカ「ポインター」、「ウルトラホーク2号」、「ウルトラホーク3号」が発売
「ポケプラ」は新作「ポケットモンスター サン・ムーン」の発売に合わせ、伝説のポケモン「ソルガレオ」と「ルナアーラ」をキット化
好評の「スター・ウォーズ」シリーズは「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」のメカやキャラクターのキット化を予定。現在監修中とのことで、写真のみの出展に
同じく写真出展されたのは1/6「ストームトルーパー」。全高30cmの大型キットで、1/6スケールのフィギュアと並べられるサイズだ
「ゲキドライブ」の新マシン「GD-010 プロミネンスフェネクシオン」。後部の巨大なウイングは前部付け替えて重量バランスを変えられる