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角川ゲームスブースに箕星太郎氏がサプライズ来場! 竹安佐和記氏と共に壁画を制作
一問一答、「GOD WARS ~時をこえて~」への意気込みを聞く
2016年9月17日 08:00
角川ゲームスの「東京ゲームショウ2016」ブースでは、ひっきりなしに声優さん達のトークイベントが開催されているが、それと併せて「GOD WARS ~時をこえて~」でアートディレクターを務める竹安佐和記氏が「24時間ライブペイントマラソン 竹安佐和記・ヤマタノオロチ壁画制作」という過酷なイベントにチャレンジしている。
イベント2日目となる9月16日、そんな会場に箕星太郎氏がサプライズで来場した。ちょうどタイミングよくお話を伺うことができたので、お伝えする。
――角川ゲームスさんでゲームを手がけるのは「√Letter ルートレター」に続いて2作目になりますが慣れてきて自分の想いも盛り込みやすくなったのではないでしょうか?
箕星氏:実はですね、「GOD WARS」の方が先だったんですよ。僕の仕事は去年の夏頃にアップしたんですよ。最初は和物と聞いて、自分の手がけてきてなかった分野なので「厳しいかも……」と話していたのですが、「美少女戦隊モノみたいにアニメっぽくしてほしいといわれて、好きにしていいよ」と言われたので、(仕事を引き受けて)難しい部分もあるのですが、おもしろかったですね。
――結果的にチャレンジになったんですね。
箕星氏:個人的には和物が好きなんですよ。なので、チャレンジしたかった分野というのもありますしね。
――特に力を入れられたところはありますか?
箕星氏:和のデザインを現代調というか、戦隊モノみたいにアレンジして、このキャラクターはこの性格で……というのをわかりやすくデザインするのが難しかった半面、楽しかったですね。
たとえば「花咲かじいさん」だったら、誰もが知っている「花咲かじいさん」のシルエットがあるじゃないですか? 「帽子被っていて……」とか。そういった部分は残しておいて、「今回は女性にしてほしい」といわれたので、女性化しました。今回わりと熟女のオーダーとかもあったので。なかなか楽しくお仕事ができました。
――ダメ出しとかなかったんですか?
箕星氏:そんなになかったですね。わりとお任せで。それと、僕が男キャラを描くのが珍しかったんです。よく、僕に注文したなって思ってますけどね(笑)。
――そういった意味でもチャレンジなんですね。
箕星氏:男性キャラクターをデザインして人前に出すのはたぶん初めてじゃないかな?心配だったですね。人に見せるデザインをしたことがなかったので。
――では、ファンの反応も含めて楽しみですね。
箕星氏:格好良くなればいいんですけどね。
――竹安さんとしては、今回世界観の根幹をなすデザインをされていますが、いかがですか?
竹安氏:元々妖怪を描くのは好きですし、箕星さんと同じで好きに描かせていただきましたので、非常に楽しく仕事をさせていただきましたね。
――今回これにチャレンジしたといったようなことはありますか?
竹安氏:ゲームで妖怪を描くって、僕……10年ぶりくらいなので、そういった意味では10年たって、新しく何かできるかなっていうチャレンジではありましたね。ちょっと密度感は結構こだわりましたね。密度はちょっと強めにしようと思って、以前やっていたタイトルよりは密度の濃い内容にしてますね。
――密度の濃い……というのは、描き込みとかでしょうか?
竹安氏:そうですね。
――今回描かれた妖怪の中でお気に入りの妖怪はありますか?
竹安氏:そうですね、鳳凰ですね。鳳凰って角川グループの象徴じゃないですか? 描くときに「オマージュのようにしてほしい」と言われたんです。そんな経験は、そうそうないじゃないですか? そういった意味でも思い出深いですね。
――ありがとうございました!
ということで、一般公開日も竹安氏は絶賛「24時間ライブペイントマラソン 竹安佐和記・ヤマタノオロチ壁画制作」にチャレンジ中だ。是非とも角川ゲームスのブースで応援していただきたい。
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