ニュース

開発スタッフが語る「LEGO スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の魅力

映画への強いこだわり、“オフィシャル”のオリジナルストーリーも

9月15日~18日 開催

会場:幕張メッセ

入場料:
一般前売券 1,000円(税込)
一般当日券 1,200円(税込)
小学生以下無料

 ワーナーは例年通り、TGS会場の近くでタイトルの説明会を行なった。本稿では「LEGO スター・ウォーズ/フォースの覚醒」を取り上げたい。本作は10月13日発売予定のアクションゲームで、映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」をモチーフにしている。

 LEGOゲームならではのギミックと、グラフィックス、そしてユーモアに、あふれるあまりの原作へのリスペクトに満ちた本作は、多くの人にその魅力を感じて欲しい作品だ。今回は本作のアソシエイトプロデューサーを務めるティム・ワイルマン氏のデモプレイで、本作の魅力が語られた。

遊びが広がる「マルチビルド」、映画への強いこだわりも楽しい

 「LEGO スター・ウォーズ/フォースの覚醒」は、原作の様々なシーンを再現したアクションアドベンチャーである。主人公のレイ、彼女の友人となる元ストームトルーパーのフィン、そして勇敢なドロイドBB-8を中心に様々なキャラクターが登場し、映画のストーリーをなぞっていく。

本作のアソシエイトプロデューサーを務めるティム・ワイルマン氏
作るものを選択できる「マルチビルド」
2人のキャラクターで力を合わせる場面も
本格的なシューティングも
砲台を乗っ取り大暴れ

 ワイルマン氏は「本作はLEGOゲームの12作目に当たります。我々はこれまでゲーム開発で様々な経験を積んできた。本作はその経験を大きく活用しています」と語った。本作は原作を12のステージで表現している。今回は映画前半の惑星ジャクーでの激しいアクションシーンを再現したステージを見ることができた。

 画面には原作映画を見た人ならばすぐにわかる惑星ジャクーの風景が見事にLEGOとなっている。敵やオブジェクトが破壊されると瞬時にブロック状になって飛散する。このステージではレイ、フィン、BB-8を切り替えてプレイできた。これまでのLEGOゲーム同様プレーヤーキャラクターを切り替え、彼らの特殊能力でステージを突破していく。

 「LEGO スター・ウォーズ/フォースの覚醒」ではさらに「マルチビルド」というシステムが盛り込まれている。LEGOでは特定の場所でピースを組み立ててオブジェクトを作ることで様々な状況を突破するのだが、マルチビルドシステムにより選択の幅が広がった。

 敵の攻撃が激しいとき、敵の後ろに回り込む地形を突破するメカを作るか、砲台を作って反撃をすることができる。プレーヤーの選択でゲームの展開が変わる場合もあるし、作る順番が合わないと先に進めない場合もある。

 BB-8しか通れない小さな道をくぐり抜け、砲台をハッキングして戦うとか、原作以上に大量なタイファイターとミレニアム・ファルコンで戦うなど、原作を大きく膨らます場面もある。特に魅力なのが7つのゲームオリジナルステージ。ここでは映画で描かれないキャラクターの過去やエピソードを体験できる。

 これらのストーリーは映画スタッフと話し合い作り出した“オフィシャル”なものだ。オリジナルステージは通常のステージをクリアすることでアンロックされる。プレーヤーはこれらのステージをアンロック直後にプレイしても良いし、通常のステージをクリアしてから挑戦しても良い。オリジナルステージでは、今後の映画でのエピソードの舞台となる場所もあるという。

 スタッフの映画へのこだわりは強く、冒頭で文字が流れるおなじみの演出もフォントや色合い流れるタイミングまで映画と同じ、キャラクターのセリフも同じだという。秘本五番でも個のこだわりを活かすため、セリフは映画と同じテキストに従っており、吹き替え声優も豪華だ。英語音声でのプレイも可能となっている。

 映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の魅力をさらに膨らましてくれる「LEGO スター・ウォーズ/フォースの覚醒」。発売はもうすぐだ。

【「LEGO スター・ウォーズ/フォースの覚醒」ゲームプレイトレーラー】
マルチビルドの楽しさが描かれている

【LEGO スター・ウォーズ】
日本スタッフも収集に協力した1960年代の小道具
ミレニアム・ファルコンでの空中戦などファンが夢見た他界を体験できるだけでなく、カイロ・レンがダース・ベイダーのグッズのコレクターだったり、LEGOならではのユーモアも大きな魅力だ