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スマホRPG「ワールドチェイン」ファーストインプレッション
歴史の歪みを正し、今と未来を取り戻せ! 偉人とともに戦う新作!
2016年9月8日 18:00
2013年に配信が開始となり、現在テレビアニメの放送も控えたセガゲームスの人気タイトル「チェインクロニクル」。その兄弟作として、今秋リリースされるのが「ワールドチェイン」だ。何者かによって狂わされた歴史を修正し、正しい現在を取り戻す「現代学園ジュブナイル×歴史スペクタクル」を描く。
本作の舞台となるのは、歴史から切り離されてしまった現代の学園都市「上代市」と、歴史の転換期となった過去の時代。主人公たちは歴史を修正する「リライター」として過去へ飛び、歴史上の偉人たちの力を借りながら、歴史の連なりを修正していく。
平和な学園都市が無人の不気味な街に。時空を飛び越え原因を探れ
主人公たちの住む上代市は、小学校から大学までの多くの学生たちが集う学園都市。しかし、ある日を境に街から人が消え、空には異様な光景が広がっていた。街に取り残された主人公、シンゴ、なぎさの3人は、謎の生物、シマトラと出会い、街がおかしくなったのは、誰かが歴史に干渉し、歴史がねじまがったのが原因だと知る。3人は正しい歴史を取り戻すため、シマトラに導かれるまま、時空を超えた旅に出る。
3人がまず向かったのは、1601年戦国時代の京都。関ヶ原の戦いで徳川家康が勝利し、江戸時代を迎えようとしている年――のはずだった。村は荒れ果て、とても平和な時代が訪れたとは思えない。何かがおかしい、困惑する主人公たちに襲い掛かったのは、この時代にはすでに死んでいるはずの前田利家だった。ゆがめられたこの世界では、織田家が滅亡し、豊臣秀吉の時代も徳川家康の時代も来ていない。ゆがみの種を見定めた主人公たちは、さらに数十年過去へと飛び、正しい歴史をたどるよう、修正を図る。
リライターとなり、偉人・英雄の「レブナント」とともに戦おう
本作に採用されたバトルシステム「リヴァイブ・アクション・ディフェンス」は、「チェインクロニクル」と同じくタワーディフェンス形式のバトル。しかし、「チェインクロニクル」とはまったく異なる新しいシステムだ。
今作のバトルでは、最大4人のリライターに歴史上の偉人(レブナント)を組み合わせ、レブナントの能力を使って戦う。リライターにはそれぞれレブナントとの適合率が設定されており、適合率が高いほどレブナントの力を発揮できる。
最大の特徴は、リライターたちは基本的にオートで戦うため、プレーヤーがユニットを操作する必要がないというところ。もちろん、オートプレイで眺めているだけでは勝てないし、つまらない。ここぞというタイミングで、プレーヤーは歴史上の偉人(レブナント)を召喚(リヴァイブ)するのだ。レブナントの持つアビリティを用いて、戦況を変える軍師となるわけだ。リアルタイムに変わる戦況を読み、どのタイミングでリヴァイブするかが攻略のカギとなる。
歴史好きにはたまらない! 世界各国あらゆる時代から力を貸してくれる偉人たち
本作で主人公たちに手を貸してくれるのは、歴史上の偉人・英雄たち。日本の戦国時代をはじめ、古代ローマなど、国や時代を越えたあらゆる偉人たちを「レブナント」として召喚し、操作できる。
強いレブナントや相性のいいメンバーでパーティを組むのもいいが、各時代の海賊を並べてみたり、貴婦人ばかりを選んでみたり、世界三大美女をはべらせてみたり、といったこだわりのパーティを組んでみるのも楽しみ方のひとつだろう。
レブナントは、近距離攻撃が得意なアタッカー、機動力に優れた騎兵のライダー、後方からの攻撃や回復スキルをもつシューターの3つの兵種に分類される。パーティにはそれぞれひとりずつは編成しておくと先頭が楽になるだろう。
各レブナントは、それぞれの経歴に沿ったアビリティをもつ。
例えば、平安時代の歌人、小野小町のアビリティ「歌詠円武」は、相手の動きを遅くする「スロウ」を付与する攻撃技。敵の足止めができるため、守りをかためやすくなる。また、フランス革命の際にマリー・アントワネットに最期まで仕えた女官長、マリー・ルイーズのアビリティは「教育指導」。賢く献身的であったとされる彼女は、パーティ内のレブナントの獲得経験値を増やし、戦力の増強を早めてくれる。アビリティと兵種のバランスを見ながら、パーティを編成して行こう。
タイムドライブを駆使し、歴史を修正するリライターたち
ゲーム開始時には主人公、シンゴ、なぎさの3人だけのリライターもメインストーリーやサブストーリーを進めるうちに、仲間が増えていく。ここでは、序盤に仲間になるキャラクターを紹介しよう。
【主人公(CV.梅原裕一郎)】
冷静で無口な工学部生。無口なので、あまり人に囲まれている方ではないが、人嫌いというわけではなく、人望に厚い。3種の兵種すべてと適合率が高いオールラウンダー。前衛の少ない序盤はアタッカーとして起用すると安定する
【織田信吾(CV. 櫻井孝宏)】
おおざっぱでいい加減な性格。自分で何かを成すということもできず、反発するだけで何もできない自分に焦りや苛立ちも持っている。織田信長の子孫。ライダーのレブナントと適合率が高く、機動力に優れる。
【東雲なぎさ(CV. 斎藤千和)】
真面目で行動的ないわゆる委員長タイプ。歴史マニアの一面があり、歴史上の大きな事件や偉人と接する際にはマニアな一面が突出してしまい、あまり人の話を聞かなくなる。シューターのレブナントと適合率が高く、後方支援が得意
【常葉・茉莉花・アリーユースフ(CV.阿澄佳奈)】
おっとりしていて、おだやか。優しい性格のせいか、前に出る事が苦手でやや消極的。見かけによらず大食漢で、特に肉に目がない。
【エリザベス・ブライトウェル(CV.竹達彩奈)】
自信家で、自己中心的。常に自分がリーダーであるべきだと考えているワガママな少女。ローマ時代の政治家、軍人であるカエサルの子孫であることを誇りに思っている。
【ホヮン・シャオミン(CV.鳥海浩輔)】
頭脳明晰、成績優秀な高校生。計算高く、基本的に人を見下している。少し人情味に欠けており、感情的な話をされると戸惑う。諸葛亮の子孫で、リザと同様に先祖を誇りにしている。
仲間と絆を深めるアドベンチャーパート
物語の合間には、仲間たちと街へ遊びに出てみてはいかがだろうか? 現代の上代市を探索することで、パーティキャラクターと絆を深めることができる。彼らの意外な一面を見ることができるかも……!? 探索に出かけると、主人公との親密度がアップし、新たなアビリティが解放されていく。また、召喚する偉人との適合率も上がる=ステータスUPにもつながるので、積極的にお誘いをかけていこう。
なお、探索に必要なチケットは、毎日ログイン時に5枚付与される。チケットは課金で購入できず、入手手段はログインボーナスのみなので、誰とどこへ出かけるかは慎重に選ぼう。お気に入りのあの子と一点集中で仲良くなるか、戦力の増強のためにいろんなキャラを誘うか、限られたチケットをどう使うかは迷いどころだ。
「チェインクロニクル」に続く「チェイン」シリーズの第2作となった今作は、3年の開発期間をとったセガゲームスの自信作。それぞれ濃厚な物語をもったキャラクターたちが、想いをつなぎ(チェインし)ながら導き出していく。きっと学園ジュブナイルや歴史好きにはたまらないストーリーとなるだろう。
レブナントとともに歴史を正すバトルパートと、仲間と絆を深めるアドベンチャーパートを行き来しながら、歴史改変の裏に隠された真実を追求してみてほしい。
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