ニュース
【スマホアプリ今日の1本】「シノビナイトメア」クノイチと巡る華やかな冒険!
魅力あふれるヒロインたちと「サムライ」が織りなす3DダンジョンRPG
2016年9月6日 00:00
「シノビナイトメア」の3大ポイント
・冒険をともにする4人のヒロインが魅力バツグン!
・さまざまな特殊システムを盛り込んだバトルがおもしろい
・武将や剣豪をモデルにした“サムライ”は、集めずにはいられない(笑)
Fuji&gumi Games開発のAndroid/iOS「シノビナイトメア」は、筆者が半年以上前から注目していた。個人的なセンスではあるのだが、本作はRPG、それも「ウィザードリィ」タイプのダンジョン探索タイプであり、さらに美麗なキャラクターデザイン、そのうえ和風テイストでくノ一が主役という、どの要素も筆者の琴線に触れてきた1作なのである。
本作は6月配信のタイトルではあるが、9月には大型アップデートが実施され、バトルのバランス調整などが予定されている。ダウンロード数は40万人を超えており、これから伸び盛りのタイトルであるので、アップデート目前の本作を今回はご紹介してきたい。
ゲームは先でも少し述べたように「ウィザードリィ」シリーズと同じく、3Dダンジョンを冒険するダンジョンRPG。序盤に登場するダンジョンはほぼ一本道で、迷ってしまうことはまずない。ゲームを進めるにつれてダンジョンも広くなっていくが、通ったマスは自動的にマッピングされるので、それほど難易度が高いという印象は受けなかった。歯ごたえのある(=迷いやすい)ダンジョンを探索するのが好きな人にはやや物足りないかもしれないが、逆に言えば、ダンジョンRPG初心者でも構えることなくプレイできるのが利点だ。
そして本作の華やかさを彩るのは、名前に花の名を冠したクノイチたち。本作では4人のクノイチとともに冒険することになるが、いずれも個性豊かなメンツがそろっている。主人公のサクラは天真爛漫な活発・快活なおてんば系。彼女に加え、おしとやかで上品なお姉さん系のユリ、毒舌ツンデレ系のキキョウ、そして常識人ゆえに周囲の破天荒な行動に振り回されてしまう健気なヒイラギが、冒険を楽しませてくれる。
個人的には、4人の中では最初は王道アイドル的なサクラが好みだったが、とあるシーンでヒイラギが見せた意外な一面を知って以来、ヒイラギに心変わりしてしまった。裏を返せば、それほどキャラクターに対する作りこみを感じることができるのが本作だ。
彼女たちはそれぞれメインストーリーに関わってくるほか、操作キャラクターとしても登場する。プレーヤーは4人の中から1人を選び、3Dダンジョンに挑戦していくこととなる。ちなみに、クノイチには3Dダンジョンを進むと減少する「命灯」というステータスがあり、これを回復させるために「温泉に入れる」という要素もある。温泉に入れる度に入浴シーンが再生される凝りようで、なかなかに力が入っている。
また、クノイチのボイスには内田真礼さんや小松未可子さんなどの有名声優を起用。しかもクノイチ1人1人のPV付きキャラクターソング制作が決定されており、ゲーム内ではサクラ(CV:内田真礼さん)が歌う「サクラサクランボ」を視聴することができる。そういう点では、声優ファンやアニメファンも楽しめる1作と言えよう。
もちろん、キャラクターやアニメーションだけが優れているわけではない。3Dダンジョンで発生するバトルにも、本作ならではのシステムが盛り込まれている。本作で敵と直接戦うのは主人公のクノイチたちではなく、彼女らがチャクラを使って魂を具現化した存在“サムライ”が司る。4人のクノイチたちがそれぞれサムライを召喚するので、4体のサムライが敵と戦うことになり、さらにゲストのサムライを参加させて、最大でサムライ5人+クノイチ1人の合計6人でバトルを行なう。
それ以外にも特殊な要素は多い。たとえば弱点属性で攻撃したりクリティカルが発生したりすると、敵をダウン状態にさせることが可能。ダウン中は防御力と魔法防御力が大幅に下がるほか、クノイチが敵を追撃して追加ダメージを与えることもある。さらに画面下側に表示されている総攻撃ゲージがたまっていれば、味方全員で攻撃を仕掛ける「総攻撃」が発動し、一気に大ダメージを与えられる。
なおほとんどのサムライは、歴史上に名を残した武将や剣豪、傾国の美女、あるいは神話の世界の登場人物などがモチーフになっていて、このサムライ集めが非常に楽しい。好きなサムライでパーティーを組んでいるかどうかで冒険の楽しさがまるで違うので、目当てのサムライはぜひ獲得してほしい。
歴史が好きな人や忍者、くノ一が好きな人、「ウィザードリー」タイプのRPGが好きな人など、幅広い層にオススメできる1本。操作が簡単で難易度も高くないため、初心者も十分に楽しめる。ちょっとでも興味を持ったなら、ぜひ一度プレイしてもらいたい作品だ。