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「FFXIV」、パッチ3.4「魂を継ぐもの」は9月27日実装決定!
アレキ:天動編、ダブルクロスホットバーなど、新コンテンツをまとめて紹介
2016年8月27日 17:59
スクウェア・エニックスは、プレイステーション 4/3/Windows/Mac用MMORPG「ファイナルファンタジーXIV(以下、FFXIV)」の新生サービス開始から3周年を迎えることを記念した14時間生放送を8月27日に配信した。
その番組内の企画として、「第31回FFXIVプロデューサーレターLIVE(PLL)」が行なわれ、「FFXIV」プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏が、次回の大型アップデート「パッチ3.4」について詳細な説明を行なった。パッチタイトルは「魂を継ぐもの」、英語では「Soul Surrender」となり、実装日は9月27日と発表された。
また、本日から、12月に東京ビックサイトで開催されるファンフェスティバルのチケットの応募受付や、闘神オーディンのフィギュア予約受付もスタートする。
闇の戦士と戦うことになる? 世界の根幹にかかわるストーリーが展開
今回のパッチから、新章がスタートする。これまでは伏線的に登場していた闇の戦士たちがメインストーリーのカギを握る存在して大きくフォーカスされる。「魂を継ぐもの」というタイトルは、ストーリー中に出てくる直接的に魂を継ぐという出来事に絡んでいる。それ以外にも肉体に宿る魂や、「芸人魂」のような精神的な意味合いなど、いろいろなものを継ぐ人たちが出てくるということだ。
これまでのエピソードにもちらりと出ていたアルフィノの双子の妹アリゼーが、本格的にメインストーリーに絡んでくる。アリゼーは今まで「大迷宮バハムート」のストーリーを引っ張るキャラとして登場していたため、「バハムート」をクリアしている人としていない人では、メインストーリー中のセリフが違っている。クリア済み版のセリフは宿屋では見ることができないそうなので、「制限解除でもいいので、大迷宮バハムートをクリアしておいてもらえるといいです」(吉田氏)ということだ。
サブストーリー関連コンテンツとしては、「聖アンダリム神学院記」の続編、「ヒルディブランド 蒼天編」と新しい「アニマウェポンストーリー」が追加される。
エンドコンテンツのリスタート時にリキャストがリセット!
リスタート時のリキャストリセット
バトルシステム関連では、「機工城アレキサンダー」や極蛮神などのエンドコンテンツで全滅後のリスタート時に、スキルのリキャストタイムがリセットされるようになる。エンドコンテンツの練習では、短時間に全滅を繰り返すため、リキャスト待ちがストレスになっていたため要望が多く寄せられていた。
リスタートを利用した不正な攻略ができないように、今まではリキャストが入っていたということで「もし悪用しているのが見られたら、すぐに元に戻すと思います」(吉田氏)とかなり慎重姿勢での緩和になっている。
オートアタックシステムの仕様変更
これまでは、自分の正面から90度しかなかったオートアタックの発動条件が、360度に変更される。これは攻撃やギミックを避けているときの挙動でプレイヤースキルによってDPSに大きな差が出ていることへの緩和策。これまでは、静止していないと攻撃を受けるという場面で、敵に背を向けていればオートアタックが発動しなかったが、今後は納刀しなければ静止しないので注意。
フェイスターゲット機能の仕様変更
フェイスターゲット(FT)が移動中に機能しなくなる。使っているデバイスによって、FTの使い勝手に差が付いていたため、立ち止まっている時のみの作動になる。キャスターはこれまで、攻撃を撃つときに一瞬だけ振り返っていたが、今後は自動的に相手の方向を自動追尾するようになる。
一部極蛮神のレイドファインダー対応
最新の極蛮神にレイドファインダーが対応する。今回は、「極ナイツオブラウンド討滅戦」、「極セフィロト討滅戦」、「極ニーズヘッグ討滅戦」と新闘神の「極女神ソフィア討滅戦」が対象となる。
カウントダウンマクロをユーザーインターフェイスに追加
現在はプレーヤーが各自でカウントダウンマクロを組んでいるが、秒数を入れることで全員が簡単に共有できるカウントダウン専用のUIが実装される。
「機工城アレキサンダー:天動編」と「女神ソフィア討滅戦」
8人レイドの「機工城アレキサンダー」に完結編の「天動編」と高難易度の「零式:天動編」が実装される。公開されたスクリーンショットには、さらに巨大になったファウスト先生が写っており、またしても立ちはだかる壁になりそうだ。また、新たな闘神戦として、「女神ソフィア討滅戦」と「極女神ソフィア討滅戦」が実装される。こちらは東京ゲームショウのPLLで画面が公開される予定だ。
新IDはイクサル族の集落と「グブラ図書館」ハード
新しいインスタンスダンジョンとして、久しぶりにイクサル族が登場する「峻厳渓谷 ゼルファトル」と、グブラ図書館のハードバージョンとなる「稀書回収 グブラ幻想図書館(Hard)」が登場する。それぞれスクリーンショットが公開された。
PvPのデュエルモードが実装。観戦も可能に
デュエルモード
PvPコンテンツでは、北米を中心に要望が多いデュエルモードが実装される。ウルヴズジェイル係船場の一部に、パブリックフィールドの対戦エリアが作られる。正方形の試合場で、視線切りを練習するための遮蔽物も置いてある。
このエリア内に入ると、対人戦エリアに入ったというメッセージがながれ、相手にサブコマンドから対戦の申し込みを送ることができるようになる。イベントや対人戦の待ち時間などで気軽に使ってほしいということだ。
カスタムマッチ
練習がしたいという要望に応える形で、チーム同士の対戦がやりやすくなるモードが実装される。5連続まで連続対戦が可能。FCの対人大会などにも気軽に使える。
観戦モード
両方のチームのバフ状態、HP、MP、TP、ARゲージなどが一覧で見える観戦専用のモードが実装される。カメラはフィールド内の8カ所に設置してるものを切り替えるか、キャラクターをクリックしてその人を追尾することもできる。
今回のモードはオフィシャルの放送用に作ったものなので、対戦している人から招待を受けないと入れない、観戦できる人数が最大8人といった制限がある。現在、好きな試合を観戦するモードなども開発されているそうだ。東京ゲームショウのPLLでさらなる詳細や実際の雰囲気を見ることができる。
ディープダンジョンに200階までの階層が実装
ディープダンジョン「死者の宮殿」に、地下51階から200階までの階層と、ジョブ別のランキングが実装される。地下100階まではストーリーの続編がある。ジョブ別ランキングのポイントスコアはソロの方が伸びやすくなっているらしい。魔器のアイテムレベル上限も開放され、さらに強い武器を育てることができるようになる。現在寄せられている多くのフィードバックは、次回のディープダンジョンに実装すべく開発が始まっているそうだ。
自分のグランドカンパニー小隊が育てられるようになる
グランドカンパニー関連の新コンテンツとして、部下を雇って自分の小隊を育成するコンテンツが新登場する。今回は実装の第1弾で、シミュレーション的な育成コンテンツになっている。将来的には、育てた小隊を連れてIDに行けるようなものになる予定だ。
また、この実装に合わせてグランドカンパニーの階級「中尉」が開放され、新しい交換装備も追加される。
子ミコッテの願いを叶える「クロの空想帳」
新しい遊びとして、子ミコッテのクロちゃんに冒険譚を利かせるという遊び「クロの空想帳」が実装される。現状の「攻略手帳」のように、日々の遊びにプラスして遊べるようなコンテンツになる。公開されたスクリーンショットは、一部がナッツイーターで隠されており、何かかなり重要な要素が隠れているようだった。
ハウジングには個人用「アパルトメント」や水槽が登場
ハウジング関連には、以前からPLLで言及されていた、個人用のマンション「アパルトメント」が実装される。今回3都市に設置されるアパルトメントの外観と、ロビーのような共有スペースが公開された。アパルトメントは1部屋50万ギル。チョコボ厩舎も、マンション1棟に1つ完備されている。
また、部屋における新しい家具として、魚を入れられる水槽と、壁にアイテムを飾ることができる壁掛け棚が追加される。水槽は複数サイズがあり、中に入れる魚はアニメーションする。魚の種類は今後も順次増えていくそうだ。棚のスクリーンショットには、新家具の酒瓶やカルコとブリーナの人形なども写っていた。
さらに、オーケストリオンを再生用プレーヤーのように使える新機能も実装される。これを使うと、プレイリストを作ったり、ランダム再生が可能になる。
ゴールドソーサーのコンテンツがファインダーに対応
「トリプルトライアド」にDC内共通の対戦ルームが追加される。コンテンツファインダーでトリプルトライアドを選ぶと、データセンター内から対戦を希望する人が集まる専用の部屋に移動する。そこいる人とは自由にコミュニケーションをとりつつ対戦することができる。「ロード・オブ・ヴァーミニオン」もコンテンツファインダーに対応するようになる。
また、これまで1週間に1本しか買えなかった「ジャンボくじテンダー」が、3本まで買えるようになるので、当たる確率が少し高くなるかもしれない。
ダブルクロスホットバーを皆川氏が解説
ゲームパッド専用の新ユーザーインターフェイス「ダブルクロスホットバー(WXHB)」が実装される。これは、「蒼天のイシュガルド」で増えたスキルや、今後さらに追加されるである新スキルなどに対応していくために、従来のクロスホットバーにさらに新しいボタンを追加するというもの。
キャラクターコンフィグの「XHBカスタム」タブ内にある「XHB拡張操作」を有効にした状態で「WXHBを有効にする」をオンにするとWXHBが使えるようになる。従来は、左右のアイコンを切り替えるために「RT」ボタンや「LT」ボタンを押していたが、上記の設定が有効になっていると、素早く1回押した後、2回目に長押しすることでWXHBがXHBの右上と左上に表示される。
基本のWXHBは左右8つだが、十字キーを組み合わせる設定を有効にすると、さらに左右4つのボタンが使えるようになる。その上でQAチームから画面がごちゃごちゃして見づらいというフィードバックがあり、それを改善するために、選択していないアイコンを半透明にする機能も入る。透明度は100%にして完全に消すこともできるが、「30~50%くらいがおすすめです」と皆川氏。ヘルプやTipsを消す機能と組み合わせると、かなりすっきりした画面になる。
また、HUDのカスタマイズも可能で、WXHBを機能させずに常時表示し、リキャストタイマーとして使ったりといった活用方も可能。それ以外にもオプションで、WXHBのボタンを押すとすぐにXHBに戻るという機能や、ボタンの2度押しのタイミングのリキャブレーションもできたりと、細やかなカスタマイズで自分が最も使いやすい形にすることができる。
その他のアップデート
・「雲海探索ディアデム諸島」
「雲海探索ディアデム諸島」は、現在新しいマップを開発中だが、それが今回のパッチに間に合わなかったため、現在のマップに小規模なアップデートが入る。このアップデートで、マッチング条件が変更され、上位スポイルとアイテムレベル235の装備が追加される。
それ以外にも以下のようなアップデートが入る。スナップショット機能は、吉田氏に担当者が謝りを入れるほどに力が入っており、グループポーズの改善や被写界深度の調整、フィルターやエフェクトなどの専用UIがあり、すでに1つのコンテンツと呼べるほどのボリュームになっているそうだ。
@@em|s|・新アラガントームストーン「聖典」
・新式装備
・ロールプレイ中のステータスアイコン追加
・キャラクターネームに「-(ハイフン)」が使用可能に
・スナップショット機能@@
ファンフェスティバル東京のチケット発売
12月24日、25日に東京ビックサイトで開催される「ファイナルファンタジーXIV ファンフェスティバル2016 TOKYO」の特設サイトがオープンし、8月27日から応募申し込みがスタートした。応募の締め切りは9月12日23時59分までで、応募できる枚数は1人2枚まで。応募できるのは、現在アクティブなアカウントを持っているプレーヤーのみとなっている。抽選で当選した人のみがチケットを購入することができる。
チケットの種類は、1日券が6,500円(税別)、2日通し券が12,000円(税別)、「FFXIV脱出ゲーム」付き2日通し券が15,000円(税別)。「FFXIV脱出ゲーム」は、イベント終了後の会場で、「FFXIV」にまつわる謎を解きながら会場から脱出するという、リアル脱出ゲーム。
当日の様子は生放送でも配信される。基調講演など一部有料のコンテンツもあり、こちらを購入することでも来場特典のミニ音や、アタイアがもらえる。