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「F1(TM) 2016」、復活の「キャリアモード」を先行体験
練習プログラム充実で、上達を目指すプレーヤーにオススメ!
2016年8月26日 12:58
ユービーアイソフトが9月8日に発売を予定しているプレイステーション 4/Xbox One用レーシングゲーム「F1(TM) 2016」。FIAフォーミュラ1(TM)の公式ライセンスゲームとして毎年発売を重ねており、今回も2016年度の最新データを収録した最新版が発売されることとなる。
今作の大きな目玉となっているのが、「F1(TM) 2014」以来の「キャリアモード」の復活。プレーヤーはプロレーサーのルーキーとなって、戦績を重ねていくことができるというモードだ。今回はこの「キャリアモード」を発売前に触れることができたので、その感触をお伝えしたい。
短期決戦か長期プランか。チーム選択がモードの鍵
今作の「キャリアモード」では、プレーヤーの分身となる選手の見た目や出身国、ヘルメットのデザインなどを選択するところからスタートする。
所属チームはレッドブル・レーシングやマクラーレン・ホンダなど11チームがあり、すべて最初から選択可能となっている。ただしチームごとに目標が異なっていて、たとえば強豪のレッドブル・レーシングなら「1~2シーズン以内にチャンピオンシップを獲得する」と短期間での結果が求められるが、エントリー名を変更したばかりのルノー・スポール・フォーミュラワン・チームなら「4シーズン以上かけてチャンピオンシップ獲得を目指す」と長期的なキャリア形成が可能となっている。
腕に自信があるならトップチームで即優勝に挑戦してもいいし、鍛錬が必要と感じているなら下位チームを選択し、マシンの性能とスキルの向上にじっくり取り組むことができる。特に下位チームは目標設定が低めになっているので、初心者ならこちらを選択するのが順当と言える。
所属チームを決定すれば、あとはエージェントやマシンの開発主任と面会し、レースに挑んでいくこととなる。
レースはフリー走行を3回繰り返し、その後予選と決勝に挑むこととなる。フリー走行では30分の制限時間が与えられて、その間に「プラクティス・プログラム」をプレイすることが可能だ。
上達に役立つ「プラクティス・プログラム」を濃密体験!
キャリアモードの中でこの「プラクティス・プログラム」は重要で、「コース順応」、「タイヤ・マネージメント」、「予選ペース」の3つが用意されている。「コース順応」は挑戦中のコースのブレーキングやコーナリングなどに慣れるためのもので、コーナーの最適な位置を最適なスピードで通過することができれば、マシンの性能向上に必要な「リソース・ポイント」を得られる。コースの各所での結果も表示されるので、苦手な場所を確認することもできるようになっている。
「タイヤ・マネージメント」はタイヤの摩耗を減らすことを目標に、スムーズな走りにトライできるもの。「コース順応」やこの「タイヤ・マネージメント」ではコース上にガイドラインが出るので、プレイに慣れないうちはとにかくこの2つのプログラムにトライすることになる。
そして「予選ペース」は、予選を想定したタイムアタックのプログラムになる。最速のタイヤを装着し、搭載燃料を減らした状態で3周するというもので、目標を達成すればこれもリソース・ポイントが獲得できる。
実のところ筆者は「F1」シリーズに今回初めて触れたのだが、最初は車体の制御が効かず、コーナリング1つもまともにこなせないままコースアウトを繰り返していたばかりだったが、30分も同じコースを周回しているとだんだんコツがわかってきて、そこからは徐々にラップタイムを上げていくことができた。
基本は「とにかく車体の挙動とコースに慣れること」が上達への近道ではあるのだが、「コース順応」と「タイヤ・マネージメント」というガイドラインがあることで、まったくの初見でもある程度は何をすべきかが見えるのが良かった。最初はタイヤの性能の違いなどに気を配る余裕もなかったが、タイヤの性能差が致命的に挙動に関わってくることもあるとそのうち気づくことになるので、プレイに慣れたら様々なことに気を配っていきたいところだ。
今回本作をプレイできたのはスケジュール上の都合で2時間程度だったのだが、練習走行に集中した挙句、結局そのほとんどをフリー走行に使ってしまった。敵AIをかなり弱めに設定していたこともあって、終わる頃にはファステストラップも何回か記録できるなど、上達を感じ始めたころだったのでプレイの終了が惜しかったが、その分濃密な時間を過ごせた。その後も続くシーズンを考えるとかなり長い時間を遊べそうだし、キャリアを形成する上での目標が常に掲げられてモチベーションにも繋がるので、上達を目指すプレーヤーにこそこのキャリアモードをオススメしたい。
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