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PCゲーマーの救世主! 「AMD Radeon RX480」の深夜販売が実施

GeForce GTX 970に匹敵するパフォーマンスで、価格は驚異の29,800円より

6月29日22時発売開始



価格:29,800円(税別)より

 AMDの新型GPU「Radeon RX480」の販売が6月29日22時より開始された。価格は8GBモデルで29,800円(税別)より。

価格は29800円(税別)より
「Radeon RX480」の各ブランドのパッケージ
TSUKUMOでは在庫数を明示。GIGABYTEとMSIはかなりレアだ
GPU深夜販売恒例のBUY MOREの店頭で初回の「FFXIV」ベンチを静かに見守るの儀

 いよいよ、AMDより、新世代「Polaris」アーキテクチャーおよび「14nm FinFET」プロセスを採用した新世代GPU「Radeon RX480」の発売が開始された。従来モデルの2.8倍と言われる優れた電力効率と、大容量の8GBのビデオメモリを搭載。さらに199ドルという最も安い価格帯で「VR Ready」認定を獲得し、PC向けのハイエンドVRを思う存分楽しめるという、お財布事情が厳しいPCゲーマーにとってはまさに救世主のようなGPUとなっている。

 秋葉原で行なわれた深夜販売は、NVIDIA GeForceと同様に、ドスパラ、BUY MORE、TSUKUMOの3店舗で実施された。当夜は小雨というあいにくの空模様だったが、21時過ぎぐらいからパラパラとPCユーザーが並び始め、22時と同時に一斉に価格を掲示したパネルが公開され、順番に待機列が消化されていった。

 今回発売されたモデルは、GIGABITE、MSI、SAPPHIRE、PowerColor、玄人志向、HISの6ブランドで、スペックはすべて同じで、8GBモデルのみの取扱だった。最安値を付けたのは玄人志向のRD-RX480-E8GBで29,800円(税別)で、ミドルレベル以下の設定となっていた。

 在庫は、NVIDIAのGeForce GTX 1080/1070の深夜販売と比較するとかなり潤沢にあり、2way CrossFire、いわゆる2枚刺しを実現するため、いきなり2枚購入するコアユーザーも複数確認できた。

 そしてオープン直後の恒例行事である「FFXIV」ベンチ鑑賞会の結果は、ドスパラがIntel Core i7環境で9,490、BUY MOREがAMD A10環境で8,620と、NVIDIA比で、GeForce GTX 960以上、970以下という判定となった。

 ただし、Radeon RX480は価格の安さと消費電力効率ではGTX970を大きく上回っており、かつ倍のビデオメモリで4K環境でも快適に利用することができる。VRゲームもしっかりカバーしており、現行のPCゲームのプレイに用途を絞れるなら、どストライクの一枚と言えそうだ。

【「FFXIV」ベンチ】
今回、ドスパラとBUY MOREでベンチ結果が1000弱ほど違っていたが、ドスパラ(上段)がIntel Core i7搭載PCで、BUY MOREはAMD A10搭載PCと環境が違っていたためだ

【ドスパラ】
ドスパラは、あいにくの空模様だったこともあり、22時前にお客さんを2階に入れ、店内でカウントダウンを実施。全員が購入することができたようだ。1階では即納モデルも用意し、自作キットの販売も予告されていた

【BUY MORE】
BUY MOREは税込価格でアピール。恒例となっている大型TVでの「FFXIV」ベンチや抽選会も実施され盛り上がっていた

【TSUKUMO eX パソコン館】
TSUKUMOは、最多の6ブランドを揃え、eX パソコン館で深夜販売を行なっていた