ニュース
PCゲーマーの救世主! 「AMD Radeon RX480」の深夜販売が実施
GeForce GTX 970に匹敵するパフォーマンスで、価格は驚異の29,800円より
2016年6月30日 00:00
AMDの新型GPU「Radeon RX480」の販売が6月29日22時より開始された。価格は8GBモデルで29,800円(税別)より。
いよいよ、AMDより、新世代「Polaris」アーキテクチャーおよび「14nm FinFET」プロセスを採用した新世代GPU「Radeon RX480」の発売が開始された。従来モデルの2.8倍と言われる優れた電力効率と、大容量の8GBのビデオメモリを搭載。さらに199ドルという最も安い価格帯で「VR Ready」認定を獲得し、PC向けのハイエンドVRを思う存分楽しめるという、お財布事情が厳しいPCゲーマーにとってはまさに救世主のようなGPUとなっている。
秋葉原で行なわれた深夜販売は、NVIDIA GeForceと同様に、ドスパラ、BUY MORE、TSUKUMOの3店舗で実施された。当夜は小雨というあいにくの空模様だったが、21時過ぎぐらいからパラパラとPCユーザーが並び始め、22時と同時に一斉に価格を掲示したパネルが公開され、順番に待機列が消化されていった。
今回発売されたモデルは、GIGABITE、MSI、SAPPHIRE、PowerColor、玄人志向、HISの6ブランドで、スペックはすべて同じで、8GBモデルのみの取扱だった。最安値を付けたのは玄人志向のRD-RX480-E8GBで29,800円(税別)で、ミドルレベル以下の設定となっていた。
在庫は、NVIDIAのGeForce GTX 1080/1070の深夜販売と比較するとかなり潤沢にあり、2way CrossFire、いわゆる2枚刺しを実現するため、いきなり2枚購入するコアユーザーも複数確認できた。
そしてオープン直後の恒例行事である「FFXIV」ベンチ鑑賞会の結果は、ドスパラがIntel Core i7環境で9,490、BUY MOREがAMD A10環境で8,620と、NVIDIA比で、GeForce GTX 960以上、970以下という判定となった。
ただし、Radeon RX480は価格の安さと消費電力効率ではGTX970を大きく上回っており、かつ倍のビデオメモリで4K環境でも快適に利用することができる。VRゲームもしっかりカバーしており、現行のPCゲームのプレイに用途を絞れるなら、どストライクの一枚と言えそうだ。