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【スマホアプリ今日の1本】「ハングリーシャーク ワールド」すべてを喰らうサメになれ!
魚から人間まで獲物を食べ続けるユーモア系アクションゲーム
2016年6月21日 00:00
「ハングリーシャーク ワールド」の3大ポイント
・スコアアタックがアツいため何度でもプレイしたくなる
・RPG的な成長要素・やり込み要素が充実しているのも◎
・人によっては3D酔いする可能性アリ
これまで王道ゲームから色物ゲームまで数多くの個性的なゲームアプリをレビューしてきたが、今回ご紹介する作品もかなり異彩を放っている。サメになり切って美しい海を泳ぎを回り、群れをなす魚を、海底を歩くカニを、海面スレスレを飛ぶカモメを、そしてリゾートを楽しむ人間までをも食らうAndroid/iOS「ハングリーシャーク ワールド」(ユービーアイソフト)がそれだ。
主人公がサメであるだけならまだしも、人間まで食べてしまうあたり(しかも、しっかり血しぶきの演出まである)、かなりブラックユーモアの効いた作品と言える。本作は、世界中で合計2億3,000万ダウンロードを達成したモンスタータイトル「ハングリーシャーク エボリューション」の続編。シンプルなシステム&操作性と数多くのやり込み要素をさらにパワーアップさせたのが「ハングリーシャーク ワールド」なので、その見どころをお伝えしたい。
冒頭でも少し触れたが、本作はサメを操作してさまざまな獲物を食べ続けるアクションゲーム。ゲームがスタートすると、サメが海中へとダイブする。あとは、ひたすら獲物を食べ続けるのみだ。
サメにはライフが設定されており、時間とともに少しずつ減少していく。ライフがゼロになってしまうとゲームオーバーだが、獲物を食べれば回復させられる。回復量は獲物の大きさによって異なり、人間を食べればほぼ満タンまで回復させることが可能。また、あまりにも大きな獲物は、最初から操作できるサメでは捕食できない。そういった獲物は、ゲームを何度もプレイすると操作できるようになる、サイズの大きいサメでのみ捕食できるのだ。
本作の魅力は、大きく分けて3つある。1つは、スコアアタック。「制限時間内にどれだけの獲物を食べられるか」というだけに留まらず、獲物を食べ続ければライフが尽きることはなく、半永久的にプレイすることが可能。ちょっとした空き時間にもついついプレイしたくなるのだが、スコアの限界がまるで見えないため、思っていた以上の時間プレイしてしまう。その後の予定が大幅に狂ってしまったりする、罪なゲームだ……(笑)。
2つ目は、RPG的な要素。回数をこなすことで、サメのレベルアップや新たなサメの獲得など、少しずつ先へ進めていくおもしろさがある。また、筆者がRPG好きゆえに感じるのかもしれないが、ゴールドを稼いだり装備を整えたりアイテムを買いそろえたり、そうした成長要素も楽しめた。
そして最後の3つ目は、海外製らしいユーモアのセンスだ。サメになって魚介類やカモメ、そして人間まで画面上のすべてのものをバクバクと食い尽くしていく大雑把かつインパクト大のプレイ画面は、独特の味がある(笑)。また、サメというのは基本的には恐ろしい生物だが、本作では本来の怖さ・不気味さを残しつつもユーモラスな姿に仕上げている。このあたりも、アプリストア上のレビューに高評価がついているポイントではないだろうか。
非常に高い評価を得ている本作だが、個人的には気になる点が1つ。筆者もそうだったが、あまりに激しい動きをするので、人によっては3D酔いする可能性がある。そのため、3Dゲームが苦手という人にはあまりオススメできない。しかし逆に言えば、それ以外の人なら1度はプレイしてほしい作品と言える。アクションゲームとはいえ、極端にシビアな操作を要求されることはなく、どんな人でも「腹減りサメ」となって楽しく遊べるはずだ。