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アソビモ「アルケミアストーリー」声優最終オーディションを実施!
「縦持ち」、「横持ち」両対応など最新情報も発表
2016年6月20日 14:20
アソビモは6月19日、開発中のiOS/Android用MMORPG「アルケミアストーリー」の声優最終オーディションを、蒲田の大田区民プラザPio 4F コンベンションホールにて実施した。
「アルケミアストーリー」は、錬金術と魔法の世界を舞台とし、「王道そのもの」のストーリーが特徴のMMORPG。α版が今秋配信予定で、利用料金は無料、ビジネスモデルはアイテム課金制となる。会場では声優オーディションのほか、「アルケミアストーリー」に関する最新情報も発表されたので、こちらもあわせてお伝えしたい。
最終審査を受けた30名の声優から4名が選ばれる!
この声優最終オーディションは、「アルケミアストーリー」キャラクターボイスの声優になるため、予選をくぐり抜けてきた30名の参加者から4名を選抜するというもの。今回の審査においては、1人2分のフリー演技を特別審査員の4名ならびに来場した観客が投票するという内容で行なわれた。
フリー演技では、それぞれの声優さんが自慢の声を使ってさまざまな特技を披露。多様なキャラクターを演じる人もいれば、歌ったりミニ演技をする人などもいて、自分なりの方法で美声をアピールする。なかには自慢のコスプレで会場内をねり歩く、華麗な剣さばきを見せる……といった声とはかけ離れたところでアピールをする人もいたが、これはこれで会場は盛り上がっていた。
投票の結果選ばれたのは、河村悠基さん、山本五郎さん、南さらさん、久木田かなこさん。この4名には授賞式も行なわれ、壇上では「すごくうれしいです(河村さん)」、「(老人のキャラクターボイスで)ありがとうございます(山本さん)」、「こんなに一生懸命生きた2分間は初めてでした(南さん)」、「7年間がんばってやっときっかけをつかめた(久木田さん)」と、それぞれ喜びを表していた。
4名のキャラクターボイスは、プレーヤーをサポートするキャラクター「YOME」としてゲーム内に実装される予定。
これまでに発表された「アルケミアストーリー」概要をおさらい
今回はオーディションだけでなく、「アルケミアストーリー」ディレクターである橋本和明氏から、本作についてのプレゼンテーションがキーワードごとに行なわれた。
まず最初のキーワードが「超大作感」。これについては「今回のオーディションにからめての視点で言えば」と前置きした上で、「200名からなる登場キャラクターのボイスを、一切声優の使い回しをすることなく当てていく」という方針で表現。また、セリフ数も従来のゲームを上回る数を収録するということで、そのスケールの大きさを表していた。
つぎに挙げられたのが「かならずハッピーエンド」。これは、王道のゲームを作るにあたり、ユーザーが好きなものを考えた結果、「ハッピーエンド」は誰しも大好きだろう、というところから決定したという。「紆余曲折あっても最後はかならずハッピーエンドで終わる話を用意していきたい」とのこと。
「MMO+JRPG」というワードが出てきた際には、JRPG(国産RPG)の定義に触れつつ、昨今のゲームの複雑化、オンラインマルチプレイによる人間関係のデリケートさなどにも言及し、最終的には「そういったわずらわしさのない、シンプルで簡単なゲームにしていきたい」と述べた。
また「きれいなグラフィック」では、「2Dのイメージを残しつつ3Dの良さを引き出す絵作りをしていく」ことを前提に、ゲーム内の背景などのスチル画面を見せながら「個性のある敵キャラクターなども出しつつ説得力のあるゲーム世界を構築していきたい」とビジュアル面の美しさをアピール。
「豊富なキャラメイク」というワードの説明では「ゲームのなかでもトップを目指そうと考えている」と述べ、顔のタイプから髪、目の色といった部分だけでなく、年齢、体重、身長、体型……と、かなりの範囲で設定が可能であると説明。また、年齢によって太り方に変化があるなど、細かいこだわりも感じられた。
「アルケミアストーリー」の最新情報も公開!
概要説明のあとには、最新情報についても説明があった。まずは新ビジュアルが公開された。こちらはプレーヤーが操作する主人公たちをはじめ、ゲーム世界の舞台である4つの国および、重要な位置づけにあるキャラクターなどでゲームイメージを表したもの。「エンディングまでわからないようなネタも仕込んでいるので、そのあたりも楽しんでもらえれば」と述べた。
つぎに紹介されたのはチャットの独自UI導入について。通常のUIだとチャットウィンドウと入力用キーで画面が半分以上埋まってしまい、スムーズなコミュニケーションが取れなくなるというところから、独自UIを導入。これによって、たとえ戦闘をしながらでも仲間との意思疎通がやりやすくなっているという。
また「ソロモード」と「マルチモード」の存在についても発表があった。「ソロモード」をオンにしているあいだは、他人からその姿が見えなくなり、自分も1人でプレイしているように見えるとのこと。切り替えはワンタッチで行なえるので、ちょっとした時間など1人で遊びたいときは「ソロモード」、本来の形である多人数で遊びたいときは「マルチモード」と切り替えて遊べるようだ。
また、本作はスマホを「縦持ち」、「横持ち」のいずれでも遊ぶことが可能。スペースを気にしない場合は横画面で、車内などのような場所では縦画面で遊べるという、プレーヤーの状況に配慮した親切設計になっている。
注目の戦闘システムは、「基本オートアタックのリアルタイムコマンド選択式」を採用。プレーヤーキャラクターにはHPしかステータスがなく、敵から攻撃を受けたときや、スキルを使用することで減少。また、戦闘終了時にはHPが回復するという、少々変わっている内容となっている。カードゲームのように、カードを選んでスキルを使用したり、スキル使用時に特定の条件を満たすとスキルの消費HPが0となる「チェイン」システムといったものもあり、斬新な戦闘シーンを体験できそうだ。
そんな本作のリリース時期は9月ごろを予定しているとのこと。また、6月22日の夜ごろから1週間、特別体験版の配信も予定されている。ただし、こちらはAndroidのみでiOSには対応していないので注意が必要。なお、特別体験版の配信を記念して、6月22日からはキャラクタークリエイトコンテストをはじめとしたイベントも実施予定とのこと。興味がある方は、公式サイトや公式ツイッターなどもしっかりチェックしておきたい。
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