バンダイナムコ、3DS/iPhone/iPod touch/iPad「勇現会社ブレイブカンパニー」特別インタビュー
イメージキャラクター「東京03」に聞く“勇者を派遣する”魅力!

9月29日収録

収録場所:バンダイナムコ未来研究所

 

 バンダイナムコゲームスがニンテンドー3DS/iPhone/iPod touch/iPadと、ライフスタイルに合わせて展開する“RPG風勇者派遣シミュレーション”「勇現会社ブレイブカンパニー」。3DS版は10月27日に発売、iPhone/iPod touch/iPad版は配信中の本作だが、今回はこの「勇現会社ブレイブカンパニー」のイメージキャラクターを務めるお笑い芸人トリオ「東京03」のみなさんにインタビューさせて頂いた。

 「東京03」の飯塚さん、角田さん、豊本さんは、発売に先駆けて3DS版をプレイ中。中でもゲーム好きの豊本さんはインタビュー中でも手放さないぐらい夢中で遊んでいたほどだ。一方の飯塚さんと角田さんはゲームを遊ぶのは久しぶりとのこと。そんな皆さんに「勇現会社ブレイブカンパニー」を遊んでみての感想を伺ってみた。なお本作のプロデューサーである塚P氏にもご同席頂き、ゲームについて補足して頂いた。



■ 「勇現会社ブレイブカンパニー」は社会の縮図!? ゲーム好きの豊本さんは夢中でプレイ、ゲームは久しぶりな飯塚さんと角田さんは“勇者を派遣する”という着眼点に感心

「東京03」の飯塚さん。終始笑顔で、的確なツッコミを入れつつゲームの魅力を語ってくれた
角田さん。最後にがっちり遊んだハードは「セ○マークIII」ということでゲームを触るのは本当に久しぶり。最新タイトルに感心していた
豊本さん。3人の中では1番のゲーム好きで、このインタビュー中も「勇現会社ブレイブカンパニー」をプレイ。続きが気になってしかたない様子だった

GAME Watch編集部: 今日はよろしくお願いいたします。早速ですが、発売前の3DS版「勇現会社ブレイブカンパニー」をみなさん先行して遊ばれているということですが、遊んでみていかがでしたか?

飯塚さん: いやぁ面白いですよ! 豊本なんてずーっと遊んでますもん。豊本は今どこまで行ってるの?

豊本さん: (3DSの画面を見つつ)今は第2章です。順調ですよ。

飯塚さん・角田さん: すげーなお前! 2章って言うとアレだろ、橋が壊れて進めないところ進めるようにした先だろ。すげーなホント……。

飯塚さん: 取材の合間じゃなくて、取材中にやってますからね! ずーっと! (笑)

GAME Watch編集部: まさに今もガッツリ遊んでいる最中ですね(笑)。皆さんの中だと豊本さんが1番ゲーム好きと伺いましたが、普段もお仕事の合間なんかにゲームを遊ばれているんですか?

豊本さん: ハマってるゲームがあるとそんな感じですね。もう、気になっちゃって気になっちゃって(笑)。

角田さん: 移動の合間とかに遊ぶのにも、本当にもってこいですね。ゲームの内容も手軽だし、3DSをパタンと閉じればすぐに中断もできますから。

編: 飯塚さんと角田さんは、ゲームを遊ぶのはかなり久しぶりということですが、遊んでみていかがでしたか?

角田さん: ゲームをするのは本当に久しぶりですね。なので、ゲームのやれることの幅というか遊びが、今はこんなにいろんな事ができるようになってるんだってビックリして。“ひとつのゲームでやることはひとつ”みたいな時代でゲームを遊んだ記憶が止まってましたから。ストーリーだけじゃない部分でも遊べることが多いんだなと思いましたね。

飯塚さん: (俺たち)遅れてるっ! って思ったよね(笑)。

編: 「勇現会社ブレイブカンパニー」は特にそうですが、ゲーム内容にも現代的な言葉なりテイストが入っていたり、昔のゲームとは楽しませ方がかなり変わっていますね。

飯塚さん: なんていうか、発想がオシャレですよね。ちょっとパロディ的な要素もあって。“勇者を派遣しよう”っていうのはなかなか出ないアイデアだと思いますね。

角田さん: 俺たちなんてRPGって言ったら“自分が勇者になる”っていうことしか考えた事なかったもんね。

飯塚さん: そうそう。しかもその勇者を自分が社長になって雇えるっていうのが新しいと思いますね。

角田さん: 雑に扱っちゃおうかなって思ったらできちゃう立場ですからね。

飯塚さん: そうだよ、あの勇者をね! あの勇者をだよ!?

角田さん: 「何を負けて帰ってきてんだ!? 解雇だ!」みたいな感じでね(笑)。

編: 遊んでみて勇者を解雇したこともありました?

角田さん: さすがにそこまではまだですね。最初は大事な社員ですからね。

飯塚さん: でもゲームを進めて勇者が増えてきたら、残酷に戦力外通告していくよ、きっと(笑)。バンバン切り捨ててね(笑)。

角田さん: 本当に、今の社会を表してるというかね(笑)。世の中の厳しさってこういうことなのかなーってなりますよ。

飯塚さん: 社会の縮図ですよ、ホント。

編: ゲームのストーリー的にも、勇者が世界を救ったあとに、ビジネスが世界を支配しつつあって世相が荒んでいっているという内容ですからね。

飯塚さん: 面白いですよね、ちょっと考えさせられるところもあるような。すごく良い発想だと思います。



■ 「東京03」の3人も勇者として登場! “角田さんのカクッシュバーン”はリアルな哀愁漂う祈祷師?

現実では弱気でも、ゲームの中ぐらい強気にプレイしたいと語る3人。このあたりも「東京03」のサラリーマンっぽさ、親しみやすさの理由だろう

編: ゲームの中ではみなさんは社長なわけですが、クエストの報告書を聞いている時に「強気な反応」や「弱気な反応」を選んで結果が変わる場面がありますよね。みなさんはどういう感じに選んでますか?

飯塚さん: やっぱり基本的に卑屈な人間なもんで。現実の世界では弱気なんですよ。でも、ゲームの世界ぐらいは強気にやっていきたい! みたいなところがあるんで(笑)。それでもまだ迷いつつな自分がいるんですけど、考えに考えて「んーっじゃあ、強気で!」っていう感じに強気に選んでますね。……それでまぁ、失敗したりするんですよね、コレが。劣勢になってから変に強きになっちゃったりするもんだから(笑)。

角田さん: もう、迷わず強気にいってますよ。もちろん、ボクも現実は違いますよ(笑)。でもゲームの中では「ほら行けよ!」みたいな感じです。

編: 豊本さんはいかがですか?

豊本さん: (3DSからこちらに向き直りつつ)もう、まったく同じですね(笑)。でも今、イケイケで進めてますよ! (と、言いつつゲームに戻る)

編: 強気に遊んでいるということですが、クエストに失敗して勇者が怪我してしまったりとかもありました?

飯塚さん: ありましたね、もうボロボロにやられて帰ってきて(笑)。

角田さん: 僕ら3人も勇者としてゲームに出てくるんですよ。で、「カクッシュバーン」っていう名前の自分のキャラを入れてクエストに行かせたんですけど、重傷になって帰ってきましたね。ゲームの中ぐらい勇者っぽくして欲しいんだけど、「なんだよ現実と一緒じゃねぇかコレ!」みたいな(笑)。

編: 今、角田さんのキャラクターの話が出ましたが、皆さんのキャラクターも勇者としてゲームに登場するんですね。

塚P氏: QRコードを読み取って、新たな職業やスペシャル勇者が使用できるようになる機能がありまして。そこで、今後「東京03」のみなさんのキャラクターが使用できるようになるQRコードを公開する予定です。

3DS版では3Dカメラで人の顔を撮影することでその画像から勇者が誕生する。勇者にはそれぞれに個別の「二つ名」があるのもポイント

飯塚さん: 3DSのカメラで誰かの顔を撮って、そこから勇者もできるんですよね?

塚P氏: 直接、顔写真のキャラクターができるわけではないんですが、写真からデータを読み取って、勇者が生成されるというシステムがあります。「あなたの顔からこういうステータスの勇者が生成されたよ」といったコミュニケーションを楽しめます。

編: iPhone/iPod touch/iPad版ではTwitterと連動して、フォロー/フォロワーの中から勇者を作れますよね。できた勇者の名前とかを勇者の画像を一緒につぶやけるようになっていたりして。「○○さんのツイッターからこんな勇者できたよー」みたいなやり取りができますね。

塚P氏: できあがった勇者は二つ名が結構面白くできていて。“哀愁の祈祷師”みたいな感じで。

角田さん: “哀愁の祈祷師”はボクのキャラクター「カクッシュバーン」の二つ名ですね。職業で言うとプリーストなんですよね。……哀愁ね、ほらまぁボクもバツイチだったりとかそういうのがあるからね。その辺を反映してくれたんだと思うんですよね……(笑)。

編: やけにリアルですね(笑)

飯塚さん: そうなんですよ、ゲームにリアルな“哀愁”の要素はいらないですよね!?

角田さん: いやでも「祈祷師」はいろいろとあったほうがね、深みがあったほうがさ、らしくていいじゃない!?

飯塚さん: それで、重傷で帰ってくるんだろ?

角田さん: もうボロボロだよ、現実もゲームも……(笑)。



■ 最初は弱い勇者の社員たちもいずれは強く。城下町には自分好みの街を作れる

自分のキャラクターがスタイリストさんに1人で派遣され、ハチにやられてしまったと悲しそうに語る飯塚さん。「東京03」の3人の勇者は今後公開される予定のQRコードを読み込めば、ユーザーも使用できる
バトルでは勇者の職業を見てうまく組み合わせることが大事。豊本さんの戦法のように前線をファイターに守らせて後ろから弓で攻撃というのも効果的

編: 社員の勇者も最初は弱いんですよね。ハチに負けたりとか。

飯塚さん: そうそう、ついさっきも僕はハチに負けたんですよ。さっきスタイリストさんにちょっと貸したんですね。全然ゲームがわからない人なんですけど、「とりあえず『ハチの討伐』に飯塚さんのキャラを行かせますねー」って言ってて。で、クエストって勇者4人でいけるじゃないですか? なのに俺1人で行かされてて。3DS返してもらってから報告書見てみたら、俺1人がハチにボッコボコにされてて(笑)。ひどい事になってましたよ。

編: 「ハチには勝てるだろー!」って最初は思うんですけど、負けちゃうんですよね。そんな勇者も進んでいくとゴブリンとかゴーレムとか、いかにもっていう敵と戦って勝ったりしますし。感慨深いですよね。

角田さん: 「立派になったなあ……」っていう親目線になっちゃいますね。

編: 社員の勇者が最初から何人かいますが、お気に入りの勇者はいますか? 気づいたらこいつを積極的に使うようになってる、みたいな。

豊本さん: アーチャーをヘビーローテーションで使ってますね。真ん中ぐらいにアーチャーを置いて、最前線の勇者をあんまり使わないようにして中距離から弓中心で攻撃して。弓矢が尽きたら他の勇者で片付けていくみたいな。

編: ガチガチにやってますね(笑)。

塚P氏: とても戦略的で上手な戦い方ですね(笑)。


派遣会社のある城下町は自分で好きな施設を作れる。どんな街にするかはプレーヤー次第だ

編: 本社城の城下町にいろんな施設を作っていくという遊びもありますが、それはいかがですか?

角田さん: ボクはそこに結構こだわってます。レイアウトを自分で決められるんですけど、まず門があって、その隣に「おみやげ屋さん」を作りまして。お金を使ってもらおうということで(笑)。

飯塚さん: 小田原城みたいになってんじゃねぇか(笑)。

編: すっごいビジネスライクな(笑)。

角田さん: 来て頂いたらお金も使ってもらいたいからね。で、武器を作る鍛冶屋。それと温泉。あと、僕らがお笑いとして活動していると、今は劇場がなかなか押さえられなくって困る事が多いんですよ。なので、ゲームの街には「ブレイブホール」っていうホールをすぐ作りましたね(笑)。自分が好きにできるホールを持ちたいっていう夢を反映させました。

編: かなり観光地ライクな仕上がりですね。

角田さん: ホールで笑って、温泉入って。帰り際にはおみやげ屋さんでなんか買って帰ってくださいみたいな(笑)。


城下町に設置できる施設も様々。画像のようなカジノなんかもあって、施設の中には自分こと社長が訪れて楽しむことができるものもある



■ 勇者が「合コン」に行っている間に本社が襲撃される!? 勇者たちが交際し結婚することも

合コンをして勇者同士のカップルが誕生するなんていう要素も。このあたりの現代風なパロディがあるのも本作の特徴だ

編: 社員の勇者同士でカップルができたりもしますよね。でも恋人関係になるのは結構難しくて振られてばっかりみたいな。

豊本さん: 合コンのクエストがあるからそこに行かせればいいんですよね。スケートとか。それで今バンバン合コンに行かせてたんですけど、その隙に城を攻められちゃって(笑)。さっき大変なことになってました(笑)。

編: 勇者たちが合コンしている間に会社のある城が攻められたんですね(笑)。

飯塚さん: そんな世界観ないよ、ホント(笑)。

編: 勇者たちが恋人関係になるという要素は、どれぐらい進展していくのでしょう?

塚P氏: クエストに派遣するときに一緒のパーティーにいると、異性同士で告白したりします。それがうまくいくかはまた色々とあって、振られたり、すでに付き合っている相手がいたりとか。

飯塚さん: 生々しいなぁ。恋人になっていずれ結婚して、2人の子供が生まれて、その子供がこの派遣会社に入社しようと面接にきたりとかもあるみたいですからね。壮大ですよね。

勇者が結婚し子供が生まれて成長すると、その子供が会社に入社してくるなんていうことも。子供の名前には画像のように「○○2世」というように2世や3世とつく

塚P氏: 2世の勇者になると名前が「○○2世」というようになります。例えば「カクッシュバーン2世」とか、そういう感じですね。

編: 「東京03」のみなさんのキャラクターも恋人になったりするんですか?

塚P氏: そこは残念ながら。みなさんは芸能人なので、「東京03」の3人のキャラクターは付き合ったりできないんですよ。

飯塚さん: 僕ら、それを知らなくて。僕と角田のキャラクターを合コンのクエストに行かせたんですけど、いっくらやっても何にもならなくて(笑)。毎回5,000ゴールド払っただけっていう。

編: 合コンを盛り上げに行ったんですね(笑)。

飯塚さん: 笑い取れたかなー、あいつら大丈夫だったのかなー(苦笑)。



■ モンスターも勇者になろうと面接にくる!? 「東京03」のコントPVも必見!

編: 今回このゲームのイメージキャラクターを、というお話を最初に聞いていかがでしたか?

飯塚さん: ありがたいですよ。本当にテンション上がりましたもん。

角田さん: 本当に嬉しかったです。ただ、RPGの勇者だって聞いて、「え、俺らがそんなのやっていいの? イメージ違うんじゃない? 」って思ったんです。でもよくよく聞いていくと、勇者を派遣する世界で、けっこう生々しい感じもあるんだっていうのを聞いて。なるほどねってなりましたね。

インタビュー中にも「ブレイブカンパニー」を真剣にプレイしていた豊本さん。このハマりっぷりから、本作の面白さが伝わってくる

編: 豊本さんはいかがでしたか? ゲーム好きとして。

豊本さん: (3DSを気にしつつ)いや、嬉しかったですよ。ゲームに携われるというか、力になれるっていうことで。……はい。本当に……。えぇ……。

編: ……どうしたんです?

飯塚さん: お前ゲームのことで頭いっぱいなんだろ!!

豊本さん: いや今、「同時に派遣できるパーティーが1つ増えました」って報告が入って。「これどういうことなんだろう?」って思って。2パーティーを同時に別々の場所に派遣できるんですか?

塚P氏: そうです。そうです。ゲームが進行すると、だんだん同時に派遣できるパーティーが増えていくんですよ。

豊本さん: うわー、これはちょっとますます忙しくなりますねー。やったー。

編: 忙しいところすいませんがインタビューもお願いします(笑)。豊本さんが1番ゲーム好きと聞いていたのですが、今日ずっと夢中で静かなので(笑)。

飯塚さん: だってゲームそのものを夢中でやっちゃってんだもん!

マップの街にクエストがあり、そこに勇者を派遣していくというのが基本的なゲームの流れ。そうして住民の信頼を得ていくというわけだ

豊本さん: ちょっと聞きたいんですけど、これってマップの派遣先の街にマークが出てるんですけど、そのマークのところ全部に派遣すると次の展開に進めるようになるんですか?

飯塚さん: 逆にお前が質問するのかよ!

塚P氏: マップの街のところに星のマークがあると思うんですけど、それがその街の派遣会社に対する信頼度なんですね。その街に勇者を派遣していくと信頼度が上がっていって、最大になるとその先の道にも進めるようになります。

飯塚さん: 街のためにいろいろ手伝ったり戦ったりすると信頼されるようになっていくんですか。

豊本さん: だから運動会を盛り上げたりとかもしないといけないのか! 今、湖にいけなくて困ってるんですけど……(開発スタッフに詳しく聞く豊本さん)。

編: 信頼度を上げていくということは、逆に言うと最初はあまり信頼されていないんですね。

塚P氏: 無名の派遣会社ですから。地道に信頼を獲得して販路を広げていくんです。

飯塚さん: ……本当にこのゲームは社会の縮図みたいになってるよね。これ小学生とかが遊んでこれで社会の原理とかを学んだら、10年後とかに景気良くなるんじゃないの? こういうの授業とかでも使っていけばいいのに。リアルな経済の流れを学べるよこれ。

編: 楽しく学べそうですね。でも……すごくシビアな目線を持った子供になりそうですね(笑)

飯塚さん: 生々しいことも知ってて可愛げはないでしょうね(笑)。 

バトルでは必殺技が鍵を握る。必殺技は勇者それぞれで習得しているものが異なり、そこも採用のポイントになってくる

豊本さん: でも本当に子供も楽しめると思いますよこれ。バトルで必殺技を使うタイミングとかもあって、アクションが良くできているので。必殺技がビシッと決まると気持ちいいですよ。

編: 必殺技はいろいろな種類があるんですか?

塚P氏: 必殺技は勇者によって、どんな物を持っているか異なります。同じ職業でも勇者によって違っているので、採用面接の時にはそこも見て頂いて。ファイターだと目の前の敵に大ダメージを与える技だったり、前方3マスをなぎ払う技を持っていたり。ウィザードだと魔法の種類もたくさんありますね。

飯塚さん: 人によって技が違うっていうことは、強い技を使えるやつを採用したほうがいいんですか?

塚P氏: そうです。ただ、強い必殺技を持っている勇者は契約金も高いんですよ。

飯塚さん: でかっ! 普通の倍ぐらいあるぞ。


画像ではゴーレムと戦っているが、ゴーレムが今後公開されるQRコードを読み込むことで、働こうと会社の面接にやってくるという

編: 豊本さんはさっそくゲーム内を見始めましたね。

豊本さん: さっそく強いのを雇用しようと思ったら、なんか悪魔みたいなのが面接にきて。これなんですか? なんかでかいんすよ。

塚P氏: “モンスター勇者”ですね。今後公開予定のQRコードを読み込むことで、勇者として面接にやってくるモンスターがいるんです。小さいゴーレムの「ミニゴーレム」とか。あと、魔族の経営する会社のキャラクターで「リストラー」というのもいるんですけど、そのキャラクターも雇えます。

飯塚さん: 「リストラー」なのに雇えるんだ。名前的にはなんか逆だけども(笑)。

編: 社員の勇者の方から、突然「会社を辞めたい」って言ってくる時もあるようですが。

飯塚さん: え、「辞めたい」って言ってくるんですか? まだそれは起きてないですね。

塚P氏: 同じ勇者ばかり派遣し続けたり、バトルで負け続けたりすると、引退しやすくなっていくんです。

編: でも、「辞めたい」って言ってきたのを引き留めることもできますよね?

塚P氏: はい。お金をかけて説得することで、引き留めたりできます。うまく説得できるかは、かけた金額や説得内容がマッチしているか次第ですね。

飯塚さん: やっぱりお金なんだ。

角田さん: 生々しいわー(笑)。

編: みなさんはプロダクションに所属されて芸能活動をしているというわけで、ある意味この「ブレイブカンパニー」で言うと勇者側なところがあると思うのですが、どうですか社長側というのは?

飯塚さん: 気持ちいいですね(笑)。やっぱり、社長側なんていうのはなったことがないですから。

角田さん: もうね、現実とは真逆に上からね。「ダメだなー」とか「おう、やるじゃねぇか」なんて言ってね。いや気持ちがいい(笑)。給料が安いのにがんばってるやつなんかはカワイイですよ。

豊本さん: ちょっと良い防具に替えてあげたりしてね。

角田さん: でも気に入ったやつばかり働かせてるとストレス溜めちゃうんですよね。うまいこと気を使っていかないといけないっていう。

編: 社長がばんばん仕事を振ってきて、社長はそいつがお気に入りでよかれと思ってなんだけど、実はその本人はストレスを溜めているみたいな。

飯塚さん: そんなこと実際にもありそうですからね。本当、すごいゲームだなって思いますよ。


ゲームの世界観をテーマにした「東京03」のコントも配信中。勇者だけど派遣社員というユニークな世界観を3人が味のある笑いに仕上げている

編: イメージキャラクターのプロモーションでやられたコントにもそういう回はありましたよね。「リストラ」の回ですかね。

飯塚さん: あの回はノってやってましたからねー。

角田さん: 本当はもっともっと長かったんですけどね。編集して見やすい尺に収めて頂いて。すいませんホントっていう感じでした(笑)。

編: かなり本格的な長さのコントですよね。自分も含めて最初はもっとショートなプロモーション的なものを想像していたのですが。

飯塚さん: 僕らもそう思ってましたもん(笑)。9本って全部合わせたら単独ライブみたいな量ですよ。ぜひまだの方にも見てもらいたいですね。

※「勇現会社ブレイブカンパニー」公式サイトではゲームの世界観をテーマにした「東京03」のコントを配信している。公式サイトはこちら



■ 「東京03」が子供も大人もオススメ! ゲーム好きな豊本さんも終始夢中だった「勇現会社ブレイブカンパニー」

普段からゲームをプレイしている豊本さん。好きなゲームを語るその表情は真剣そのものだ

編: 豊本さんはもう完全に「ブレイブカンパニー」に夢中ですね。お知り合いの芸人さんとかとも普段一緒にゲームをプレイされたりしてますか?

飯塚さん: 豊本はそういうのありそうだよね。アメリカザリガニの平井さんとかと遊ぶんでしょ?

豊本さん: あの人はすごくゲームが好きで。それに奥さんもゲームが好きで、2人でずっとオンラインプレイしたりするんですよ。そこに僕も「一緒にやろうやー!」って誘われるんです。

 フィールドを自由に歩き回れる「G○A」みたいなタイプのゲームを3人でやったりするんですけど、2人がずーっとイチャイチャしてて。「ドライブしようやー!」って車に乗って、奥さんは助手席で俺は気を使って後ろに乗って。「自由の女神見に行こうやー!」って言って飛行機に乗って。2人が楽しそうにしている後ろを俺はずーっとついて行くんですけど、「俺は要るのかなあ?」って思ったり(笑)。

編: ある意味すごく楽しまれてますね(笑)。そのほかにはどんなタイトルをプレイされてます?

豊本さん: 1番長く遊んでいるのは「ポ○モン」ですね。初代からずっと遊んでますから。ただ、ゲームボーイのシリーズでゲットした限定ポ○モンがDS以降のシリーズに移せないので、それをぜひなんとかして欲しいです。

飯塚さん: なんで「勇現会社ブレイブカンパニー」のインタビューなのに「ポ○モン」を熱く語ってるんだよ!

編: これは「勇現会社ブレイブカンパニー」をやりこんだ豊本さんから、「この辺をどうにかして欲しい!」という意見がバシバシ出てきそうですね(笑)。

豊本さん: すいません、好きになりすぎるとつい(笑)。あと他には、「Ha○o」シリーズもすごくやりこみました。「Ha○o Wars」もかなりやりましたね。

編: けっこうコアなタイトルも遊ばれてますね。では、「勇現会社ブレイブカンパニー」もぜひ発売されたら周囲に勧めて頂いて。

豊本さん: はい! 本当にオススメできますから、バンバン広めますよ。

編: それでは最後にゲームファンの方に向けてコメントを頂けますか?

3人それぞれの目線で「勇現会社ブレイブカンパニー」の魅力を語ってくれた「東京03」のみなさん。大人も子供もゲーム好きもゲームを遊び慣れていない人にもオススメということだ

飯塚さん: 子供も気軽に楽しめるもので、社会性も身につくんじゃないかなって思えますね。もちろん大人は大人で、現実世界とは違った社長という立場で勇者を派遣させるのはすごく楽しめると思います。僕らもゲームにハマりそうですもん。

角田さん: ストレス発散にもいいですよ。大人のサラリーマンの皆さんもね、営業に向かう電車の中でも、社長になれるんです。「俺は今使われる側でがんばってる。でも、ゲームの中では派遣させてる側だからな!」って。

飯塚さん: あと、配信中のプロモーションのコントですが、けっこうちゃんとしてますので、ぜひ見てもらいたいですね。見ると「勇現会社ブレイブカンパニー」の世界観もわかる内容になってますので。

編: ありがとうございます。えーと豊本さんは、今大丈夫ですか……?

豊本さん: すいません、ちょっと報告書を読んでました。えー、我が会社の経営は軌道に乗り順調で……

飯塚さん: 報告書は読まなくていいよ! まとめのコメントだよ!

豊本さん: あぁ、はい。やり込む要素がすごくいっぱいあるので、皆さんぜひ……。

編: ……もうちょっとお願いします(笑)。

豊本さん: すいません、ちょっと待ってくださいね。今ボスに到着したので……。

(3DSを一旦閉じて)

 はい。シミュレーションが好きな人もビジュアルから入っても、すごく遊びやすいゲームなのでいい感じにハマれます。ゲームをあんまり遊ばない人でも入り込みやすいんじゃないかなーって思いますね。3DS版以外にも/iPod touch/iPad版とかもありますから、ぜひどれかで1度触ってみて欲しいです。

編: ありがとうございました。


(C)2011 NBGI

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(2011年 10月 21日)

[Reported by 山村智美 ]