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【連載第49回】 あの、おもちゃを徹底レポート




251種のポケモンのデータを収録した新型を忠実に再現!
トミー「ポケモン図鑑」

ポケモン図鑑
発売 トミー
価格 3,980円
電源 単4電池×3
発売日 発売中


ポケモン251種のデータを収録した最新型登場

 「仮面ライダー」の変身ベルト。「スター・ウォーズ」のライトセーバー。作品中で主人公が使うスペシャルな「アイテム」は、これまで数多くのものが商品化され、ヒットを記録してきた。それぞれアイテムを手にするだけで主人公になりきれる魅惑のアイテムなのだから、ファンにとってはこのうえない贈り物、といえる。
 今回取り上げる「ポケモン図鑑」は、ゲームボーイソフト「ポケットモンスター」に登場するアイテムだ。作品中の登場人物・ポケモントレーナーたちが携帯しており、ポケモンの生態を調べられる機能を持っている。
 ポケモン図鑑は、かつてメディアファクトリーから商品化され発売されたことがあるが、それは「ポケットモンスター赤・緑」に登場するタイプのもの。収録されているポケモンの種類は151匹までで今となってはいささか古くなっている。トミーから新たに発売されたバージョンは、「ポケットモンスター金・銀・クリスタル」に登場した新型「ポケモン図鑑」。ポケモンの種類は251種類となっていて、現時点での決定版といえる内容だ。

「ポケットモンスター金・銀・クリスタル」に登場する新型「ポケモン図鑑」を商品化 ふたを開けるとモニタと操作キーが出現。操作キーは任天堂のゲーム機を彷彿とさせる


ファンなら持っているだけでうれしくなるはず

 本体は、完璧な再現といっていいだろう。デザインはもちろん、中ぶたを開けると、同時に上ぶたがパカッと開き、モニタや操作キーやボタンが現れるというギミックもそのままだ。
 本体サイズは、手のひらにおさめると少しはみ出す大きさ。ガシッとにぎれば、テレビアニメ「ポケットモンスター」の主人公・サトシの気分。それがうれしくて、握った手の角度を変えて眺めたり、ふたをいかにカッコよく開けられるか練習したりと、それだけでも楽しめるし、その気にさせる。
 聞くところによると、同じトミーから発売されている「サトシキャップ」をかぶり、この「ポケモン図鑑」を手に取り、全身でサトシ気分を味わっている子供も多いそうな。その気持ち、とてもよくわかる。

モニタは、液晶モノクロタイプ。ドットが荒いのが非常に残念 手に取れば気分はポケモントレーナー。その気になれるの何とも楽しい


「ポケモン図鑑」はギミックを忠実に再現

 内容はといえば、「ポケモン図鑑」をはじめとする6つのモードが用意されている。
 「ポケモン図鑑」は、ポケモンの姿と身長、体重のデータがわかり、生態を記した解説が読める。ゲームボーイ「ポケットモンスター」では、ポケモンを集めるたびにページが増え、図鑑を完成させていくという仕組みだったが、この「ポケモン図鑑」は最初からすべてのポケモンの情報がそろっている。幻のポケモンであるミュウやセレビィのデータも入っているのだから、豪華な感じがする。

 数ある種類の中から1匹のポケモンを選ぶと、その名前が「ピ・カ・チュ・ウ」という風にボイスで読み上げられ、本体の右下にあるランプが点滅する。テレビアニメ版の仕様を忠実に再現しているところもポイントが高い。
 ゲームボーイ「ポケットモンスター」では、ポケモンの解説は、「赤」「緑」や「金」「銀」などカートリッジの種類ごとに違ったものが収録されているのだが、この「ポケモン図鑑」の解説はそのどれとも異なっている。テレビアニメ版のものが採用されているのだろうか。いずれしろ、新しいものが採用されたことで、すべての解説を読破しているようなファンにも、「読む」楽しみがある。
 気になる点は、液晶のドットの荒さ。ドットが大きいため、全長が長いポケモンの場合は、一画面では収まりきらず、画面をスクロールしなくてはならないのだ。ポケモンの姿をじっくりと眺めるのも、ファンの大きな楽しみ。ここは、一画面で全身を表示できるように、こだわってほしかった。

「ポケモン図鑑」。てつへびポケモン・ハガネールの姿をチェックしてみたところ 「ポケモン図鑑」の解説。オリジナルとは違い、カタカナ表記になっている


ポケモン探しが楽しめる「発見モード」

 「発見モード」は、山、森、海、平野の4種類からなるフィールド上で、それらのエリアに住むポケモンを発見するゲーム。内蔵された傾斜センサーを利用し、本体を上や下、あるいは右、左へと傾け、画面中のカーソルを動かし、ポケモンを探し出す。
 カーソルがポケモンのいる地点に達すると、「ピッ、ピッ、ピッ」とシグナル音が鳴る。この音が「ピピピピピッ」と連続音に切り替わった瞬間に、タイミングよくボタンを押すと、ポケモンを見つけることができるという仕組みだ。ボタンを押すタイミングを誤ると、ポケモンを逃してしまう。ポケモンを発見したら、別紙の「発見チェックリスト」に、発見場所と日時を書き込み、リストを完成させるという遊びが楽しめる。

「発見モード」。4画面分あるフィールド上からポケモンを探し出す オプション画面で電池の残量を確かめた。いたるところに、ポケモンたちが顔を出す


その他の機能も一挙に紹介!

 以降のモードは、ごく基本的な機能なので駆け足で紹介していこう。「トレーナーモード」は、「ポケモン図鑑」の持ち主 (つまり自分) の名前や住所、電話番号、誕生日などのプロフィールを記録できる。「時計モード」は、その名の通り、現在の時刻を見ることができる。「スケジュールモード」は、スケジュールを最大5件まで書き込める。自動的にアラームが設定され、その日時になると、カッコいい電子音が鳴り響いて通知してくれる。「アドレスモード」は、友人のプロフィールを最大5件まで保存することが可能。「電卓モード」は、その名の通り電卓として利用することができる。

「トレーナーモード」。パスワードでロックし、他人に覗かれないようにすることも可能 「電卓モード」。十字キーを使って操作をする


 筆者の好みを言えば、最近のe-Toyにみられる「この値段で、よくぞここまで!」という驚きを感じられなかったのが残念なところ。「すごい!」と唸らせられる1点さえあれば良かったのにと思う。
 とはいえ、作品中のアイテムを忠実に再現した商品としての存在感、そして251種類のポケモンのデータを収録したボリューム感、多機能を盛り込んだお得感などから、魅力のあるアイテムといえる。地域によって発売直後は品薄だったという話もうなずける。

(C)Nintendo・CREATURES・GAMEFREAK・TV TOKKYO・SHO-PRO・JR KIKAKU

□トミーのホームページ
http://www.tomy.co.jp/
□製品情報
http://www.tomy.co.jp/pokemon/pokemon_zukan/index.htm


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(2002年1月17日)

[Reported by 元宮秀介 (ワンナップ)]


ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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