「次世代ゲームAIアーキテクチャ」と題するセッションで、テクノロジー推進部のリードAIリサーチャーを勤める三宅陽一郎氏が現在設計中のAIシステムについて解説した。
三宅氏は高度なAIの思考を実現するため、思考の材料となる「記憶(知識)」を重視。AIが世界を捉え、記憶し、思考して、身体を通じて世界にアウトプットするという一連のフローを柔軟かつ高度に扱うアーキテクチャ案を紹介した。
賢く柔軟なAIを実現するだけでなく、再利用性やスケーラビリティも重視されており、AIを構成するモジュールを取捨選択することで大規模ゲームからカジュアルゲームまで幅広く使用できることを前提としている。今回公開されたのは「基本設計案 第1案」ということで、今後もブラッシュアップを重ねていくようだ