「IMAGIRE DAY」の主役、バンダイナムコゲームスの今給黎氏による講演は、グラフィックスではなく物理シミュレーションがテーマ。その中でもとりわけ「破壊」を取り上げ、難しい数式や理論を紹介しながらゲームでの実現方法をレクチャーした。
同日に行なわれたセッションの中でもとりわけ難解な内容で、「今給黎氏の講演だから」という軽い気持ちで見に来た聴講者はかなり面食らってしまったようだが(筆者もさっぱり理解できなかった)、グラフィックスの分野で最新研究を続けてきた今給黎氏の関心がいまや物理シミュレーションにある、という発見は、近年のゲーム技術トレンドを評価する上で役立つかもしれない